虫除けの効果がある!おすすめグランドカバー用ハーブ7選
虫が気になるこれからの季節、庭を彩る花でも植えてみたいけど虫は苦手。「虫をどうにかしたい」「どうすれば虫を減らすことができるのか?」
今回こちらでは、鑑賞も楽しめて虫除け効果もあるハーブのグランドカバーについてご紹介します。
グランドカバーとは?
グランドカバーとは、地面を覆うように生える植物です。グランドカバーで地面を覆うことで、土の流出や乾燥防止、ガーデニングを綺麗に見せる効果があります。
また、地面を這うように広がるので、雑草対策にもおすすめです。
踏んでも枯れたりしおれたりしないので、石やレンガの隙間や小径、花壇や低木の根本などの色どりや泥はね防止、寄せ植えの縁取りにおすすめです。
日陰でも育つの?
グランドカバーには、日陰で育つタイプや一年中緑を絶やさない常緑タイプ、花が咲くタイプ、踏みつけに強いタイプ、ハーブなど約30種類ほどあります。
日陰で育つグランドカバーには、セダムやユキノシタ、ワイヤープランツなどがあります。
虫除け効果が期待できるおすすめのハーブ7選
グランドカバーは地面を覆って庭を綺麗に見せるだけでなく、虫よけ目的で植えるのもおすすめです。グランドカバーの中には虫が嫌う成分が含まれているハーブもあるので、虫が苦手な方は虫除け効果目的で植えるといいでしょう。
こちらでは、グランドカバーで虫除け効果があるおすすめのハーブをご紹介します。
ぺニーロイヤルミント
この投稿をInstagramで見る
草丈:15~50cm
耐寒性:強い
耐暑性:強い
開花時期:7月~9月
形態:多年草
日当たり:日当たりが悪い場所でもよく広がる
ぺニーロイヤルミントは葉のサイズ細かいので、タイルや石の隙間にはわせるグランドカバーとして適しています。
防虫効果があるのでドライにしてペットのノミ除けや消臭、カメムシ、アリなどの虫除けとしても植えられています。
クリーピングタイム
この投稿をInstagramで見る
草丈:5~30cm
耐寒性:強い
耐暑性:強い~普通
開花時期:4月~6月
形態:低木
日当たり:日当りと風通しのよい場所を好む
タイムは古代ローマ・ギリシャ時代のころから、紙類の虫食い防止などに使われてきたハーブです。
「チモール」という成分がハエやナメクジ、ゴキブリ、蚊、ダニなどを寄せ付けない効果があると言われています。
魚料理に使われることが多いタイムですが、小さなかわいらしい花が咲くので、観賞用としても人気が高く、花壇の縁取りやレンガ小径の間、グランドカバー最適です。
アジュガ
この投稿をInstagramで見る
草丈:10~30cm
耐寒性:強い
耐暑性:やや弱い
開花時期:4~6月
形態:多年草
日当たり:日陰でもOK、風通しと水はけのよい場所を好む
アジュガは横に広がるハーブで、春に青紫色やピンク色の花を多数咲かせるので観賞用としても人気があります。
生育旺盛で耐陰性があるので、日陰のグランドカバーにおすすめです。
カメムシの仲間などがアジュガの臭いを好まない事から、虫除け効果を期待して植える地域もあります。
ローズマリー・プロストラタス
この投稿をInstagramで見る
草丈:30cm
耐寒性:強い
耐暑性:強い
開花時期:9~翌6月
形態:常緑多年草、ほふく性
日当たり:日当たりがよく、乾燥しやすい場所を好む
「プロストラタス」という名称には「地を這う」という意味があり、名前の通り這いずるように生えるハーブです。
ほふく性のローズマリーは、乾燥・強風・耐寒にも強いので非常に育てやすいグランドカバーとして人気があります。
ローズマリーには「ロスマリン酸」という虫が嫌う成分が含まれているので、蚊、ゴキブリ、衣類の虫、ダニなどの虫除けとしてもおすすめです。
オレガノ
この投稿をInstagramで見る
草丈:40~50㎝
耐寒性:やや強い
耐暑性:やや強い
開花時期:6~9月
形態:多年(宿根)草
日当たり:日当りと風通しのよい場所を好む
イタリア料理などでよく使用されるオレガノは、ミントのような香りがするので魚料理や肉料理にも合うハーブです。
オレガノには虫が嫌う「チモール」と呼ばれる成分が含まれているので、ゴキブリやアブラムシ、ハダニなどの害虫を予防することができます。
ローマンカモミール
この投稿をInstagramで見る
草丈:20~30㎝
耐寒性:強い
耐暑性:弱い
開花時期:5~6月
形態:多年草
日当たり:日当たりと風通しのよい場所を好む
ローマンカモミールは、開花時期以外は草丈が短くカーペット状に広がるのでグランドカバーにおすすめです。踏みつけに強く、踏むとふわっと香るので「香る芝生」としても人気があります。
カモミールには、虫に刺された時の赤みや痒みを取ってくれる効果があるので、精製水に数滴たらして虫さされ痕にスプレーすると効果的です。
また他の植物に害虫を寄せ付けない役割も果たしてくれるので、バラの傍に植えてアブラムシ除けにしたり、玉ネギ畑などで一緒に栽培されたりします。
レイタータイム
この投稿をInstagramで見る
草丈:5cm
耐寒性:強い
耐暑性:強い
開花時期:5月~8月
形態:多年草
日当たり:日当たりの良い場所を好む
レイタータイムはグランドカバー用に品種改良されたタイムなので踏みつけに強く、草丈も5cmと短く立ち上がりもないので芝生のような使い方もできます。
通路沿いやレンガや石の隙間に植えるグランドカバーにおすすめです。タイムに含まれる「チモール」という成分がハエやナメクジ、ゴキブリ、蚊、ダニなどの虫除けに効果があると言われています。
まとめ
ハーブのグランドカバーは虫除けだけでなく、土の流出や乾燥防止、踏みつけに強く踏んでも枯れない、耐寒性に強い、広がるように生えるので雑草防止にもなります。
「庭の虫に困っている、どうにかしたい!」と思っている方は、この機会に虫が嫌がるハーブを植えてみてはいかがでしょうか。
種類によってさまざまな楽しみ方があるので、植える場所に適したハーブを選んでガーデニングを楽しんでみてください。