ファイヤーピストンとは?魅力・使い方・おすすめ商品をご紹介!
出典:Amazon公式
皆さんは、「ファイヤーピストン」を知っていますか?こちらの記事では、そんなファイヤーピストンについて魅力から使い方まで、徹底的に解説しています。
ファイヤーピストンを扱うことができれば、上級者キャンパーの仲間入りです。ぜひこの記事を参考にして、キャンプをさらに楽しみましょう。
ファイヤーピストンって何?
ファイヤーピストンについて
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ファイヤーピストンは、別名圧気発火器とも言われ、断熱圧縮の原理を利用した発火道具です。筒状のシリンダーと、それにフィットする棒状のピストン、2つのパーツでできたシンプルな構造になっています。
元々は東南アジア地域の民族が竹や木製の筒を使ってファイヤーピストンを手作りし、実際に行っていた火起こしで、原始的に火種を作ることができます。雨が降っている状況でも簡単に火種が作れるので、現代でもキャンプやブッシュクラフトで活躍する発火道具です。
多少コツが必要になりますが、コアなアウトドア好きの中には自作する方も多く、アウトドア上級者に人気があります。
ファイヤーピストンの仕組み
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空気が逃げない(断熱)状態で空気を圧縮すると、空気の内部エネルギー(温度)が増加して高温になります。ファイヤーピストンはこの原理を利用して、ピストンの先端にチャークロスなどの着火剤を付け、グリスで密閉性を上げた状態で勢いよくピストンを押すことで発火させます。
身近な車のエンジンと同じ原理で、ルドルフ・ディーゼルは圧気発火器を見て、それを元にディーゼルエンジンを開発した歴史もあります。
ファイヤーピストンの魅力
コンパクト
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ファイヤーピストンは、見ての通りスタイリッシュなデザインで、シンプルなパーツは丈夫な素材で作られています。そのため、キャンプ以外の様々なアウトドアシーンで活用でき、バックパックに収納しても安心です。
小さいものは手の平サイズで、ポケットに入れても邪魔にならず、コンパクトで携帯性に優れたアイテムです。
身の回りの物が火種になる
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アウトドアでよく利用される火口と言えば、麻紐やチャークロスといった布や綿を炭化させたものが一般的で、手作りしている方も多いのではないでしょうか。ファイヤーピストンの場合、ピストンの先にある窪みに、入れられる比較的燃えやすいものなら何でも使えます。
例えばティッシュペーパーやコットン、綿くずなど身の回りにある燃えやすいもので火種を作ることができます。専用のものを用意する必要がないというのは、アウトドアシーンでとても魅力的です。
すぐに着火する
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ファイヤーピストンはピストンを素早く圧縮した後、手際よく火種を取り出せばスムーズに着火させることができます。簡単そうですが特殊な火起こし方法なので、初めから使いこなすのは難しく、使い方にちょっとしたコツが必要になります。
とは言え、ファイヤースターターと同じで、コツさえ掴めば簡単に火種を作ることができます。もう少し火起こしをステップアップさせたいキャンプ上級者の方におすすめです。
ファイヤーピストンの使い方
①火口を準備
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ファイアーピストンの先端の窪みは非常に小さいので、燃えやすく密度が低い素材が適しています。そのため、火起こしに使用する定番の燃えやすい麻紐や、チャークロスといったものが火口としておすすめです。
密度が高い素材や火口を詰めすぎると、燃えにくくなるのでなかなか火種が作れず、初めてファイヤーピストンを使う方が最初につまずくポイントです。コツとしては火口をほぐしてから、ふんわり窪みにセットするようにしましょう。
②密度を高める
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ピストンとシリンダーに隙間があると、そこから空気が逃げてしまうので空気を圧縮できず、ファイヤーピストンの原理を利用できなくなるので火種ができません。
シリンダー内部の気圧を保つためにグリスを塗り、ピストンとシリンダーの密着度を高めます。さらに、潤滑油としての役割もあるので勢いよくピストンを押し込むことができます。
③圧力をかける
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火口とグリスが準備できたら後はピストンを勢いよく押し込み、圧力をかけていくだけです。ファイヤーピストンにしっかり体重を乗せて、シリンダー内部の空気を一気圧縮させるのがコツになります。怪我をしないように安定した丈夫な場所で行ないましょう。
④火種を育てる
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火種ができたら、麻紐やチャークロスなどの燃え移りやすい素材に素早く移し、優しく空気を送り込んで火種を育てていきます。
移す際は、ピストンの先から火種が落ちやすいので、慎重に扱いましょう。ある程度燃え広がったら、後は通常の火起こしと同じ要領で薪や炭を加えていってください。
おすすめのファイヤーピストンを5選ご紹介!
PSKOOK キャンプピストン
サイズ:12.5×1.7cm
重量:270g
付属:Oリング10㎜×12、15㎜×2/多機能パラコード1m/説明書/アイアンボックス/麻紐/チャークロス1枚
アイアンボックス中にファイヤーピストン一式が収納され、キャンプ用のパックパックの中でも安心して持ち運ぶことができます。
さらにチャークロスや麻紐の火口がセットに含まれているにもかかわらず、リーズナブルなので、試しにファイヤーピストンを初めてみたい方におすすめです。
Campfirepiston(キャンプファイヤーピストン) ファイヤーピストン
サイズ:11.4×2.2cm
重量:56.7g
材質:内装アルミ製/外装木製(ヒッコリー)
付属:予備リング×2/説明書/着火用繊維炭
アメリカのブッシュクラフト界で人気のファイヤーピストン。アウトドアに便利なコンパクトなサイズで、軽量なファイヤーピストンになっています。
キャンプシーンに馴染むスタイリッシュなデザインで、握りやすい木製の外装は滑りにくくスムーズに火種を作ることができます。
JVSISM ピストンファイヤーツール
サイズ:13×2cm
重量:237g
材質:アルミ製
付属:ラバーリング×14/メートルロープ/潤滑剤ボトル/麻/カーボンクロス1枚
ファイヤーピストンに欠かせない火口や潤滑油がセットになり、この一式あればキャンプの火起こしで大活躍のセット内容です。
表面は滑り止め加工がされ、高級感あるデザインになっています。軽量なアルミ素材を使用しているので持ち運びに困らず、アウトドアシーンにピッタリの商品です。
Hakeeta ファイヤーピストン
サイズ:12.5×1.7cm
重量:240g
材質:アルミ合金+真鍮
付属:ラバーリング×12/導火線/チャークロス1枚
ラバーリング複数と初心者でも安心して使えるセット内容です。メンテナンスがしやすい真鍮素材が使用され、独特の風合いがおしゃれな高級感あるデザインになっています。ピストンの中に火口を保管できる構造になっているので、見た目以上にスペックが高いファイヤーピストンです。
American Heritage Industries(アメリカン ヘリテージ インダストリーズ) ファイヤーピストンキット
付属:交換リング/ロープ/潤滑油/麻布/チャークロス
麻布やチャークロスも付属しているので、アウトドアの火起こしセットとして持ち運べる便利なセットです。
滑りやすい金属ですが、細部にまで滑り止め加工が施されているので、火種を作る際に安心して体重をかけることができます。交換リングや潤滑油もセットになっているので、初めて買うファイヤーピストンにおすすめです。
まとめ
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不便を楽しむブッシュクラフトやキャンプ上級者に人気のファイヤーピストンは、男性心をくすぐるアイテムとしても注目されています。
原始的な火起こし方法ですが、ちょっと遊び心があるアイテムなので、練習も楽しくなり話の話題にもなります。強風や雨にも強く、使いこなせばとても便利な道具なので、ぜひチャレンジしてみてください。