登山×温泉を楽しめる秘湯スポットおすすめ20選!全国の人気施設を多数紹介!
アイキャッチ画像参照:日本秘湯を守る会
山を歩いた先にある極上の体験、それは知る人ぞ知る秘湯体験です。疲れた身体に温かい温泉が染みわたり心身共にリフレッシュ、快適な登山ライフを送ることができます。湯治には森林浴も含まれると言われるほど温泉と自然は切り離せない関係にあったりします。今回は山奥にある本当の秘湯から意外と近くにある隠れ家的な秘湯まで、様々な温泉スポットをご紹介させていただきます。
登山×温泉が楽しめる秘湯スポットおすすめ3選【北海道・東北】
秋田県・乳頭温泉郷
参照:乳頭温泉郷HP
【基本情報】
・名称:乳頭温泉郷(にゅうとうおんせんきょう)
・所在地:〒014‐1201 秋田県仙北市湖生保
・アクセス:東北自動車道「盛岡IC」より約1時間(秋田市から約1時間30分)
・営業時間:9:00~16:00 ※施設、曜日によって営業時間は異なります。
・泉質:硫黄線泉・炭酸水素塩泉・単純温泉・硫酸塩泉・鉱泉・その他
乳頭温泉郷とは秋田県の十和田・八幡平国立公園、乳頭山麓に点在する7湯の温泉の総称です。それぞれが異なった源泉を持っており、泉質は多種多様。高血圧やリウマチ、皮膚病などに効果があります。乳頭温泉郷からは乳頭山への登山コースが3つあり、登山と温泉を楽しむことができます。
宮城県・遠刈田温泉
参照:遠刈田温泉HP
【基本情報】
・名称:遠刈田温泉(とおがったおんせん)
・所在地:〒989‐0916 宮城県刈田郡蔵王町
・アクセス:東北自動車「白石IC」より約20分
・営業時間:9:00~20:30分 ※最終受付時間20:00
・泉質:ナトリウム・カルシウム・一硫酸塩・塩化物泉
開湯から400年余り経つ歴史ある温泉街です。標高300mの高原にある温泉は登山基地や湯治場としておすすめです。岩崎山の四季折々の自然を感じながら情緒たっぷりの時間を過ごすことができます。宿泊施設だけでなく、共同浴場、足湯などがあり気軽に温泉を楽しむことができることも魅力の1つです。
福島県・高湯温泉
参照:高湯温泉
【基本情報】
・名称:高湯温泉(たかゆおんせん)
・所在地:〒960‐2261 福島県福島市庭坂
・アクセス:東北自動車道「福島大笹生IC」より約20分
・営業時間:9:00~21:00 ※施設によって営業時間が異なります。
・泉質:酸性・含硫黄・アルミニウム・カルシウム硫酸塩温泉
高湯温泉は福島県と山形県にかけて連なる吾妻連峰の深い原生林に囲まれた自然豊かな温泉地です。高湯温泉には「一切の鳴り物を禁ず」というしきたりがあり、静寂に包まれた昔ながらの湯治場の雰囲気を色濃く残しているという特徴があります。湯量豊富なかけ流しのお湯は源泉からそのまま引いており、本物の温泉が楽しめる温泉地として人気です。
登山×温泉が楽しめる秘湯スポットおすすめ4選【関東】
千葉県・濃溝温泉
参照:濃溝温泉 千寿の湯HP
【基本情報】
・名称:濃溝温泉(のうみぞおんせん)
・所在地:292ー0526
・アクセス:圏央道「木更津IC」より約54分
・営業時間:10:00~22:00 ※火曜日定休
・泉質:重炭酸ソーダ泉
濃溝温泉は笹川の河川敷から自噴する天然温泉です。千葉県では珍しい源泉かけ流しの温泉となっており、浴室の窓からは笹川の渓谷を眺めることができます。新緑と紅葉の時期には対岸の絶壁がライトアップされ、昼間とはまた違った表情を楽しむことができます。重炭酸ソーダ泉は古い角質や皮膚に溶け込んだ汚れを落とし、しっとりとした美しいお肌にしてくれます。
群馬県・下仁田温泉
参照:下仁田温泉 清流荘
【基本情報】
・名称:下仁田温泉(しもにたおんせん)
・所在地:〒370‐2604 群馬県甘楽郡下仁田町
・アクセス:上信越自動車道「下仁田IC」より約15分
・営業時間:11:00~14:30(受付時間)
・泉質:含二酸化炭素・カルシウム・ナトリウム・炭酸水素塩冷鉱泉
下仁田温泉は荒船山の麓に沸く温泉です。川辺で傷ついた猪が湯治をしているところを村人が見つけたことから始まったと言われています。日本でも数少ない含二酸化炭素、炭酸水素塩泉は毛細血管を拡げ、血圧を下げる効果があり、心臓病や消化器病に効効能があります。雄大な自然の中にある野趣あふれる秘湯として人気です。
神奈川県・かぶと湯温泉
参照:かぶと湯温泉 山水楼HP
【基本情報】
・名称:天然自噴温泉 かぶと湯温泉(かぶとゆおんせん)
・所在地:〒243‐0121 神奈川県厚木市七沢
・アクセス:東名高速道路「厚木IC」より約22分
・営業時間:11:00~ ※火曜日、水曜日定休
・泉質:宿の温泉分析書を参照ください。
かぶと湯温泉は大正20年の関東大震災が生んだ温泉です。関東大震災の影響でかぶとの形をした岩の麓から温泉が湧き出ました。かぶと湯温泉は優れた泉質のお湯を機械動力や循環器などを一切使用せず、自噴した源泉をそのまま使用しています。浴槽から上がり湯まですべてかけ流しとなっており、関東近辺で気軽に秘湯を楽しみたい方におすすめです。
群馬県・水上温泉郷
参照:みなかみ町観光協会HP
【基本情報】
・名称:水上温泉郷(みなかみおんせんきょう)
・所在地:〒379‐1612 群馬県利根郡みなかみ町
・アクセス:関越自動車道「水上IC」より約5分
・営業時間:11:00~18:00 ※施設によって営業時間が異なります。
・泉質:単純温泉・硫酸塩泉
水上温泉郷は谷川岳の麓を流れる利根川に沿って軒を連ねる昔ながらの温泉郷です。利根川というと流域面積が広いイメージですが、水上温泉郷付近は川幅が狭く、美しい渓谷になっています。トレッキングやロッククライミングの聖地でもある岩山、谷川岳と尾瀬の玄関口にある水上温泉郷はアクティビティ後の疲れを癒したい方におすすめです。
登山×温泉が楽しめる秘湯スポットおすすめ3選【中部】
愛知県・湯谷温泉
参照:湯の風 HAZU
【基本情報】
・名称:湯谷温泉(ゆやおんせん)
・所在地:〒441‐1631 愛知県新城市豊岡
・アクセス:東名高速道路「豊川IC」より約40分
・営業時間:11:00~ ※施設によって営業時間が異なります。
・泉質:ナトリウム・カルシウム・塩化物温泉・硫黄泉・炭酸水素泉・硫酸塩泉
湯谷温泉は鳳来峡の板敷川沿いにある旅館と自然の景観が美しく調和している温泉街です。奈良時代に開湯したと伝えられており、その歴史は約1300年にもなります。四季折々の美しい渓谷を眺めながら入る露天風呂は格別。日本百名湯にも選ばれた淡黄色の温泉は万病に効くとされており、疲れた身体をリフレッシュすることができます。
新潟県・妙高高原温泉郷
参照:にいがた観光ナビ
【基本情報】
・名称:妙高高原温泉郷 燕温泉(つばめおんせん)
・所在地:〒949‐2235 新潟県妙高市間山
・アクセス:上越自動車道「妙高高原IC」より約20分
・営業時間:日の出~日没 ※冬季休業
・泉質:硫黄泉・炭酸水素塩泉・硫酸塩泉
燕温泉は妙高高原温泉郷の中で最も高所に位置する温泉です。かつて岩ツバメが群れを成して飛び交っていたことからこの名前が付いたと言われています。惣滝の岩窟の下から湧く燕温泉は美肌効果のある成分を3つ含むトリプル美人湯として知られています。燕温泉には無料の野天風呂があり、妙鉱山への登山客に人気の秘湯スポットになっています。
富山県・みくりが池温泉
参照:みくりが池温泉
【基本情報】
・名称:みくりが池温泉(みくりがいけおんせん)
・所在地:〒930‐1414 富山県中新川郡立山
・アクセス:北陸自動車道「立山IC」より約40分
・営業時間:9:00~16:00(受付時間)
・泉質:単純酸性泉
みくりが池温泉は日本一高い場所にある天然温泉です。その標高なんと約2410m。室洞ターミナルから歩くこと約15分、立山を臨む絶景の中にみくりが池温泉があります。地獄谷に源泉があり、白く濁った硫黄臭がするお湯が特徴です。近辺には特別天然記念物であり、絶滅危惧種でもあるライチョウが棲息しています。運が良ければ出会えるかもしれません。
登山×温泉が楽しめる秘湯スポットおすすめ4選【関西】
奈良県・十津川温泉郷
参照:十津川村観光協会
【基本情報】
・名称:十津川温泉(とつかわおんせん)
・所在地:〒637‐1558 奈良県吉野郡十津川村
・アクセス:西名阪自動車道「郡山IC」より約2時間
・営業時間:12:00~17:00 ※施設によって営業時間が異なります。
・泉質:ナトリウム炭酸水素塩・塩化物泉
十津川温泉郷は奈良県の最南端、険しい山々に抱かれた川沿いに沸く温泉です。豊富な泉量のある十津川温泉郷で村内全ての温泉施設はお湯を再利用せず、源泉かけ流しとなっています。十津川温泉郷には3つの異なる源泉があります。より秘湯を楽しみたい方には上湯川上流に沸く上湯温泉がおすすめです。余計なものは一切なく、大自然を満喫することができます。
奈良県・洞川温泉
参照:光緑園 西清
【基本情報】
・名称:洞川温泉(どろかわおんせん)
・所在地:〒638‐0431 奈良県吉野郡天川村
・アクセス:名阪国道「針IC」より約2時間
・営業時間:11:00~20:00 ※季節によって営業時間が異なる場合があります。
・泉質:弱アルカリ性・単純温泉
洞科川温泉は女人禁制の修験山、大峯山の登山口にある温泉です。標高約820mの高所にある温泉となっており、夏季には山上ヶ岳の蔵王堂を目指す修験者や参拝客が多く訪れます。弱アルカリ性単純温泉はお肌に優しく、湯あたりしにくいのが特徴です。ゆっくりとお湯に浸かることができるので心身をリフレッシュすることができます。
和歌山県・南紀勝浦温泉
参照:那智勝浦観光サイト
【基本情報】
・名称:南紀勝浦温泉(なんきかつうらおんせん)
・所在地:〒649‐5335 和歌山県東牟婁郡那智勝浦町
・アクセス:東名阪自動車道「名古屋西IC」より約3時間30分
・営業時間:11:00~22:00 ※施設によって営業時間が異なります。
・泉質:単純硫黄温泉・塩化物泉
天然の良港として古くから遠洋、近海漁業の基地として栄えてきた漁師の街に広がる温泉街です。沖には太平洋の大海原、手前には穏やかな表情を見せる勝浦港を眺めながら温泉を満喫することができます。世界遺産の街としても知られる那智勝浦では温泉だけでなく、那智の滝や大門坂、熊野那智大社、青岸渡寺、補蛇陀洛山寺などの観光をすることができます。
和歌山県・龍神温泉
参照:龍神村の観光情報
【基本情報】
・名称:龍神温泉(りゅうじんおんせん)
・所在地:〒645‐0525 和歌山県田辺市龍神村
・アクセス:護摩壇山より約25分
・営業時間:7:00~21:00(最終受付時間20:40)
・泉質:ナトリウム炭酸水素塩泉
高野龍神国定公園、日高川沿いに位置する温泉郷です。美人の湯としても知られる龍神温泉ですが美肌効果はもちろん、冷え性や神経痛、肩こり等にも効能があります。露天風呂からは目の前を流れる渓流を臨むことができ、夜には満天の星空を見ることができます。共同浴場なので観光帰りに気軽に寄ることができることも魅力の1つです。
登山×温泉が楽しめる秘湯スポットおすすめ3選【中国・四国】
徳島県・祖谷温泉
参照:日本秘湯を守る会
【基本情報】
・名称:祖谷温泉(いやおんせん)
・所在地:〒778‐0165 徳島県三好市池田町
・アクセス:徳島自動車道「井川池田IC」より約50分
・営業時間:7:30~18:00(最終受付時間17:009
・泉質:アルカリ性単純硫黄温泉
日本三大秘秘境の1つ、祖谷渓の奥深くに位置する温泉です。祖谷温泉には四国では珍しい源泉かけ流しの露天風呂があります。V字に深く切れ込んだ美しい渓谷の谷底にある露天風呂までは傾斜度42度のケーブルカーで約5分。大自然の中にある祖谷温泉では渓流の音を聞きながら豪快に注ぎいれられる少々ぬるめのお湯にゆっくりと浸ることができます。
島根県・斐乃上温泉
参照:斐乃上温泉 斐乃上荘
【基本情報】
・名称:斐乃上温泉(ひのかみおんせん)
・所在地:〒699‐1801 島根県仁多郡奥出雲町
・アクセス:中国自動車道「庄原IC・東城IC」より約1時間30分
・営業時間:12:00~17:30(最終入場時間17:00)
・泉質:アルカリ性単純温泉
窓から奥出雲町の大自然を臨むことのできる温泉です。斐乃上温泉は栃木県の喜連川温泉と佐賀県の嬉野温泉と並び日本三大美肌の湯に選ばれました。船通山の山麓から湧き出るアルカリ性単純温泉は驚くほどお肌をツルツルにしてくれます。温泉水を使用した化粧水も販売しており、主に女性客に人気の商品となっています。
島根県・三瓶温泉
参照:しまね観光ナビ
【基本情報】
・名称:三瓶温泉(さんべおんせん)
・所在地:〒694‐0222 島根県太田市三瓶町
・アクセス:山陰自動車道「出雲IC」より約45分
・営業時間:10:30~21:00(最終受付時間20:00)
・泉質:含鉄泉・塩化物泉・ナトリウム
中国地方最大、毎分3,000ℓの自噴線を誇る島根県屈指の温泉です。三瓶温泉は保湿保温に優れており、美肌温泉としても人気です。国立公園三瓶山の麓より湧き出る三瓶温泉では早朝から夜まで三瓶の自然、レジャーを楽しむことができます。中でも早朝に江の川に沿って現れる雲海や星空日本一の称号を持つパノラマビューの天然プラネタリウムがおすすめです。
登山×温泉が楽しめる秘湯スポットおすすめ3選【九州】
大分県・法華院温泉山荘
参照:法華院温泉山荘
【基本情報】
・名称:法華院温泉山荘(ほっけいんおんせんさんそう)
・所在地:〒878‐0202 大分県竹田市久住町
・アクセス:長者原・九重登山口より徒歩約2時間
・営業時間:11:00^20:00
・泉質:単純温泉・カルシウム・マグネシウム・ナトリウム・硫酸塩泉
約2時間ほど登山しなければ辿り着くことのできない、九州最高所の温泉です。阿蘇くじゅう国立公園、坊がつるの北西陵に位置しており、ハイシーズンには多くのファンが訪れます。温泉は単純温泉で疲労回復や神経痛に効果があるので登山の疲れを吹き飛ばし、明日の鋭気を養う場所として山好きの人たちに人気となっています。
熊本県・黒川温泉郷
参照:黒川温泉
【基本情報】
・名称:黒川温泉郷(くろかわおんせん郷)
・所在地:〒869‐2402 熊本県阿蘇郡南小国町
・アクセス:熊本駅より約2時間(国道57号、ミルクロード経由)
・営業時間:8:30~21:00 ※当日の営業時間は黒川温泉旅館組合にて確認できます。
・泉質:単純温泉・炭酸水素塩泉・塩化物泉・硫酸塩泉・含鉄泉・硫黄泉
阿蘇の豊かな自然に囲まれた30の旅館がひしめく温泉郷です。街全体を1つの旅館として考える黒川温泉郷では入浴手形さえ購入すれば、各旅館の露天風呂が入り放題になります。温泉街から少し歩いた場所には阿蘇くじゅう国立公園の一角である平野台があり、ウォーキングやバードウォッチング、森林浴を楽しむことができます。
大分県・寒の地獄温泉
参照:大分県観光情報公式サイト
【基本情報】
・名称:寒の地獄温泉(かんのじごくおんせん)
・所在地:〒879‐4911 大分県玖珠郡九重町
・アクセス:大分自動車道「九重IC」より約25分
・営業時間:9:00~18:00(最終受付時間16:00)
・泉質:単純硫化水素
寒の地獄温泉は大分県にある江戸時代末期に開湯した秘湯です。全国的にも珍しい冷泉のある温泉地として有名です。入浴の方法としては摂氏13~14度の冷泉に入り、身体の震えが始まったら身体を拭かずに薪ストーブサウナ室で充分あぶりこみ暖を取ります。医学的にも効果のある方法とされており、水虫やリューマチ、神経痛、ぜんそくなどに効果があります。
まとめ
いかがでしたか?雄大な自然に囲まれながら楽しむ温泉はまたひと味違います。それが楽しいアクティビティの後なら尚更です。疲れた身体をリフレッシュし、心身ともに快適な状態で次の日を迎えられる登山×秘湯をぜひ体験してみてください。