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ナイトハイク 夜景

【初心者必見】ナイトハイクって?魅力や注意点、手順&もしもの時の対処法まで徹底解説

「ナイトハイクって聞いたことがあるけど、日中登るのとは何が違うんだろう?」
「ナイトハイクについて気になるけど、怖いんじゃないの?」

そんな疑問に答えるべく、まだあまり知られていないナイトハイクの魅力について探っていきます!

ナイトハイクって?

「ナイトハイク」とは夜の山を登ったり、ハイキングをしたりして楽しむ行為のことです。標高の高い場所から見下ろす夜景や、街頭のない暗闇から見上げる星空の美しさは格別!日中の登山とはまた違った発見があります。

一方で明るい時間に山に登る時と比べると危険の種類が異なり、必要な装備も変わってくるため、事前準備は入念にしておく必要があります。道に迷ったり動物に遭遇したりする危険性もあるため、ナイトハイクの怖い話を聞いたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。

けれども危険には必ず予防策があります!
本記事ではナイトハイクの魅力や注意点だけでなく、事前準備の手順や必要な持ち物、もしもの時の対処法まで実践的な内容を解説していきます。

ナイトハイクの魅力

ナイトハイクの魅力は大きく分けて2つあります。

・非日常感
・絶景

どちらも日中の登山では得られない、ナイトハイクだからこその体験になります。

非日常感

 

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明るい時間帯に1度登ったことのある山でも、夜に歩くとまったく異なる表情を見せます。人の感覚は8割が視覚だと言われますが、暗闇ではその視覚が一気に遮断されて僅かな明かりのみが頼りとなります。

すると普段はあまり使っていない聴覚や嗅覚、触覚までもが研ぎ澄まされていくのです。みしみしと歩く自分の足音や動物の鳴き声が聞こえてきたり、澄んだ空気のにおいに頭が冴えてきたり、日頃とは異なる感覚に気づいていくはず。ナイトハイクでは、全身で自然を感じる非日常な体験を味わうことができます。

絶景

 

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ナイトハイクの醍醐味といえばやはり夜景鑑賞です。特に関東や関西の人気夜景スポットではどうしても人が集まりやすく、ゆっくり夜景を見ることに集中しにくい場合もしばしば。その点夜の山頂はほとんど人がいないため、純粋に夜景のみを楽しむことができます。

また晴れていれば満天の星を見上げることも!ナイトハイクは年中可能ですが、少し寒い季節の澄んだ空気の中で見る夜景や星空は特に絶景です。

ナイトハイクでの注意点4選

ここからは実際にナイトハイクを計画するときの注意点をご紹介していきます。

最低限守っていただきたい注意点は4つあります。

・複数人で行く
・冬のナイトハイクは避ける
・近隣住民の迷惑にならないようにする
・ごみを持ち帰る

複数人で行く

 

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まずは自分1人では行かないこと。必ず複数人でグループを組んで行きましょう。夜道では少し道に迷ったり、懐中電灯の明かりが切れてしまったりしただけでも遭難する確率はぐんと上がってしまいます。お互いに助け合えるメンバーがいるとリスクヘッジになります。

1点注意が必要なのは、リーダーに任せきりにしないことです。リーダーは道を把握しているけれども他のメンバーは知らないという状況だと、万が一はぐれてしまった場合に手立てがなくなってしまします。必ず参加メンバーは全員が当事者意識を持って準備を進めていくことが大切です。

冬のナイトハイクは避ける

ナイトハイク 冬
山は天気が崩れやすい上に、標高が高くなればなる程気温は下がっていきます。加えて夜ともなると更に寒くなるため体力を奪われやすく、危険を伴います。なるべく冬のナイトハイクは避けましょう。

近隣住民の迷惑にならないようにする

山によっては登山口周辺に民家がある場所もあります。夜中に騒ぐと迷惑になってしまうため、山に入るまではなるべく静かに行動しましょう。また夜に山に入る姿を見て、不審に思われてしまう可能性もあります。

こちらに否がなかったとしても通報されてしまっては面倒なので、登山口周辺を歩く際にはライトの光量を下げ直接家を照らさない等の工夫が必要です。

ごみを持ち帰る

 

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昼も夜も関係なく登山の基本ですが、ごみは1つ残らず持ち帰りましょう。特に食料や食料が入っていた包装を捨てることは、動物たちを誘き寄せることに繋がりかねません。

環境保護だけではなくリスクヘッジの観点からも、ごみを放置しないように気をつけることが求められます。暗闇ではごみを落としてしまった場合に拾うのが大変なので、なるべくごみが出にくい食料や装備を選ぶことも重要です。

ナイトハイクの手順紹介

日中の登山とは違い、ナイトハイクは暗闇で行動する分咄嗟の判断が難しい場面に多々遭遇することでしょう。困った時の選択肢を増やすためにも、念入りな事前準備は欠かせない作業になります。

下記の手順を参考に準備を進めてください。

①山選び

 

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シンプルにご自身が登ってみたい山を選ぶことも大切ですが、ナイトハイクに置いては山選びにも注意点がいくつかあります。
詳しくは後程「山の選び方」という項目でご説明します。

②計画を立てる

ナイトハイク 計画
ナイトハイクの計画において重要になるのは「出発時間」と「コースの確認」です。

出発時間について、一口にナイトハイクと言ってもそれぞれ目的によってかかる時間はさまざま。夜景が目的であれば、日没〜22時頃に目的地に到着するために日没前の出発が必要な一方、山頂で日の出を迎えるのが目的であれば逆算して深夜の出発になるかもしれません。

ご自身の目的に合わせて出発時間を設定します。コースの確認については実際に日中同じ山を歩いてみることがおすすめ。障害物が多かったり道幅が狭かったりと危険を感じる場所はないか、迷いそうなポイントはないか、夜道を歩く時の視点を持ちながら観察します。

なおこの時に実際に歩くとどれくらいの時間がかかるか計っておけば、出発時間の算出にも役立ちます。またナイトハイクではリスク軽減のために、行きの登道と下山の道を同じにするピストンという方法が確実です。

コースが設定できたら、他のメンバーにも事前にしっかり共有しましょう。

③持ち物を揃える

ナイトハイク 持ち物
本記事後半「ナイトハイクでの基本装備」という項目で必要な持ち物をまとめていますので、ぜひご活用ください。

④山登り開始

 

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いよいよ本番です。
危機管理意識はもちろん大事ですが、必要以上に恐れすぎず、感覚を研ぎ澄まして夜道を楽しんで登りましょう。

山の選び方

 

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普段日中に山に登る方でも、ナイトハイク初心者であればなるべく安全な山を選ぶことが大切。
山を選ぶ際のポイントは3つあります。

・低山(標高1000m以下の山)を選ぶ
・日中登ったことのある山を選ぶ
・多くの人がナイトハイクに訪れている山を選ぶ

ナイトハイクでは限られた明かりのみで暗闇を歩いていくため、道が整備されていないとそれだけでリスクが高まってしまいます。

低山や多くの人がナイトハイクに訪れている山は、比較的歩きやすい道である可能性が高いです。日中登ったことのある山を選んだり、ナイトハイクの事前準備として明るい時間帯に下見に行ったりすることもリスクヘッジに繋がります。

ナイトハイクでの基本装備

 

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【必須】
・ヘッドライト
・ハンドライト
・予備のライト
・予備の電池
・GPS機または、スマートフォン(地図アプリ)
・モバイルバッテリー
・防寒着
・行動食、非常食
【あると尚良い】
・カメラと三脚(夜景を撮影するため)
・熊よけの鈴
・ビバークツェルト(雨具や簡易テント)

日中の登山装備に加えて、ナイトハイクではライトやGPS機のように暗闇で歩く際の手助けになる装備が必須になります。ライトが切れてしまうと夜道ではまったく身動きがとれなくなってしまうため、予備のライトや電池も忘れずに用意しましょう。

また暗闇では地図やコンパスを扱うことが困難になってしまうため、GPS機やスマホの地図アプリ等で現在地を確認しながら行動します。必須項目の下に挙げたあるとなお良い持ち物に関しては、ナイトハイクの目的や山の状況に合わせて必要かどうか検討してみてください。

もし、動物に遭遇したら?

ナイトハイク 動物
夜の山では日中とは違う動物たちが活動的に生活しています。特に遭遇したくない動物といえば、熊やイノシシですよね。もし動物に出くわしてしまった場合の対処法ですが、大前提として「動物に遭遇しないように最大限努力する」ことが大事です。

例えば熊よけの鈴を鳴らしたり、ラジオや音楽をかけたりしながら歩くことも効果的。暗闇では動物も人間もともに視界を奪われてお互いを認識しづらい状況であるため、なるべく人間がいることを知らせながら進みましょう。

それでも遭遇してしまった場合、熊を例に挙げると走って逃げるのは厳禁です。熊は逃げるものを追いかけてしまう習性があるため、背中を見せずにゆっくり後ずさりをしながら距離を取ることが効果的です。

まとめ

 

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今回はナイトハイクの魅力や注意事項についてご説明しました。暗闇を歩くナイトハイクでは感覚が研ぎ澄まされたり綺麗な夜景を堪能できたりと、日中の登山とは一味違う楽しみを味わうことができます。

初めてのナイトハイクは不安な気持ちも出てくるかもしれませんが、本記事の持ち物リストや動物に遭遇した時の対処法を参考にしてぜひ挑戦してみてくださいね。

 
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