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ステルス張りはテントいらず

【テントいらず】ステルス張りは雨風に強くて最高‼

ステルス張りは、ソロキャンパーやブッシュクラフトが好きな人にオススメの張り方です。なぜならタープをテントの代わりに使用できるので荷物を軽量化できるからです。そんなステルス張りの手順やオススメのタープ&ポールをご紹介します。

ステルス張りとは?

ステルス張りは、「ステルス戦闘機」のような見た目をしたタープの張り方の事をいいます。グロメット(穴)やループさえ必要な数が揃っていればスクエアタープ(正方形)やレクタングラータープ(長方形)でステルス張りができます。

例えばブルーシートでステルス張りをすることもできます。もしグロメットやループの数が足りない場合にはホームセンターに売っているハトメを追加すれば大丈夫です。

ステルス張りは、その機能性による「見た目のカッコ良さ」&「メリット」から人気のある張り方です。
メリットとあわせてデメリットについてもご紹介します。

メリット

・風に強い
・雨に強い
・プライバシー確保

タープを地面に6箇所ペグダウン(固定)するので、出入り口以外はタープで覆われます。その為、テントのように使用することができて雨や風に強いのが特徴です。プライバシーを確保することができるのでタープ泊をする際には安心して就寝できますね。

デメリット

・大人数での使用に向かない
・虫は防げない
・ハイスタイルには合わない

ステルス張りはデッドスペースが多いので大人数での使用には向きません。テントのような形状の張り方をしていますが虫の侵入を防ぐことはできません。とはいえ蚊帳を併用することで虫対策が可能です。また、高さが低いためハイスタイルのイスやテーブルをタープ内で使用することは困難です。

ステルス張りはこんな人にオススメ

 

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・ロースタイル&地べたスタイルが好き
・ソロor2人で使用
・タープ泊に挑戦したい

ステルス張りの大きな欠点は天井が低いところです。とはいえロースタイルや地べたスタイルであれば問題ないですね。ロースタイルの場合、高すぎる天井よりも安心感があります。適度に狭い空間が秘密基地の様な感じで落ち着きます。タープ泊しやすい張り方なのでブッシュクラフトや登山が好きな人にもオススメです。

ステルス張りに準備する道具

タープを張るための道具

  • スクエアタープ(正方形のタープ)
  • ペグ(8本)
  • ロープ(4本)
  • ポール
  • ペグハンマー
  • カラビナ(2個)

上記がステルス張りをする際に必要な道具です。ペグ&ロープ&ポールについて補足説明します。

【目安】ペグの数

 

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ステルス張りをするならペグは8本用意しましょう。その内6本は、タープを地面に直接ペグダウンするために使用します。残りの2本は、居住性をアップする用です。

ナイフで木を削ってペグを作る方法もオススメです。ペグを持参する必要がないので手荷物が減って移動が楽になります。限られた装備で出かける際や万が一ペグを忘れたときに試すといいですね。

【目安】ロープの本数

 

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ロープは4本用意しておけば大丈夫です。両サイドと前後に1本づつ使用します。
※ロープは長めに用意するのがオススメです。

3×3mのタープならロープは1.5mほどあれば大丈夫です。とはいえ短すぎるロープは汎用性に欠けます。たとえば「ダイヤモンド張り」をするなら1.5mだと短すぎます。ステルス張り以外の張り方や環境によって必要なロープの長さは変わってくるのでロープは長めにカットするのがオススメです。

※4×4mのタープに対してロープ(パラコード)1本の長さは5mがオススメです。
この長さがあれば様々な張り方に対応できます。ステルス張りと同じく人気のダイヤモンド張りもできる長さです。ロープの長さが余る分には問題ないので安心してください。

【目安】ポールのサイズ

ポールのサイズは、タープの大きさや出入口をクローズしたいかどうかで必要な長さがかわってきます。

詳しくは下記の通りです。
✓スクエアタープの大きさによってポールの長さが決まります

・【3×3m】ポールの長さは、約90〜125cm必要です。
・【4×4m】ポールの長さは、約135〜150cm必要です。

例えば3×3mのスクエアタープなら必要なポール長さは、約90cm~125cm程です。90cm程の長さであれば出入口をクローズすることができます。125cm程の長さでは出入口をクロースすることはできません。

とはいえ、高さを出すことで居住性がアップするので快適に過ごせます。ポールの代わりにトレッキングポールや、木の枝を利用する方法もあります。

ただ、ポールの先端でタープを突き破る恐れがあります。お気に入りのタープに穴が空くのは悲しいですよね。先端は、手袋やタオルなどで保護してからステルス張りをしましょう。
※ポールの先端は手袋などを使って保護しましょう

ステルス張りにおすすめなタープ&ポール4選

DDタープ
ステルス張りをするためにオススメのタープとポールをご紹介します。ステルス張りができるタープは初めて買うタープとしてもオススメです。なぜならループやグロメットの数が多いので色んな状況で使用することができるからです。

Aqua Quest (アクアクエスト)Survivor 3×3

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Aqua Quest (アクアクエスト)
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・サイズ:3×3m
・重量:820g
・素材:70Dナイロン

キャンプやブッシュクラフトにオススメのタープです。ループが19か所あるので状況に応じた張り方を楽しむことができます。こちらのSurvivorは視認性の良いオレンジカラーですが、スペックや仕様の異なる別シリーズでは迷彩柄やオリーブカラーもあります。どのモデルも耐水性が高く、雨風をしのぎたいステルス張りに適したタープですね。

DD HAMMOCKS(DDハンモックス)DDTarp 3×3 MC

・サイズ:3×3
・重量:790g(タープ本体のみ)
・素材:190Tポリエステル製

ステルス張りといえば「DDタープ」というくらい人気のタープです。ループは19箇所あるので汎用性がとても高いタープです。
テントのように使用できるステルス張り以外にもダイヤモンド張りなど様々な状況に応じた張り方ができます。ブッシュクラフトを楽しみたい人やデイキャンプにもオススメです。

FIELDOOR(フィールドア)スクエアタープ Sサイズ

・サイズ:約280×280㎝
・重量:約1300g
・素材:ポリエステル製

安価でコスパのいい商品が多いFIELDOORのスクエアタープです。ループは16箇所あるので様々な張り方を楽しむことができます。ステルス張りをする際には、1か所ループが足りませんが、必須な場所ではないので安心してください。カラーバリエーションも豊富なのでテントの色に合わせて選ぶのも楽しいですね。

LOGOS(ロゴス)プッシュアップポール

・サイズ:105~250㎝(34段階の調整が可能)
・重量:670g
・主素材:アルミ

高さ調整がしやすいので初心者の方にもオススメのポールです。高さをかえることでステルス張り以外の張り方に対応できます。例えばダイヤモンド張りをする際には強度も求められるのでサブポールでは不十分です。こちらのLOGOSプッシュアップポールはメインポールとして使用できる強度があります。

ステルス張りの手順

 

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スクエアタープを使ったステルス張りの手順をご紹介します。
図を交えながら簡単に解説します。
図と同じような位置にロープやグロメット(穴)があれば正方形のスクエアタープでなくてもステルス張りはできます。

①タープを広げて後ろの位置を決めます。

タープでステルス張りをする手順1
後ろの位置を決めたらループやグロメットのあるb、d、f、pのループ順で地面にペグを打ち込みます。この時、生地はピンとはった状態でペグを打っていきましょう。fとpのペグは軽く打つ程度にしておきます。

aとeのループは内側に押し込むと見た目が綺麗です。

②前方の2か所をペグダウンします。

タープでステルス張りをする手順2
ループがある場合は、タープをピンと張った状態で前方のjとlに軽くペグを打ちます。jとlのループをペグから抜きます。
nのループをlの位置に打ったペグに掛けて最後まで地面に打ち込みます。同様にiのループをjの位置に打ったペグに掛けて最後まで地面に打ち込みます。

③ポールでタープを持ち上げます。

タープでステルス張りをする手順3
sの位置辺りをポールで持ち上げます。ポールの先端は手袋等で保護しておきましょう。

④前側の真ん中のループにロープを結んでペグダウンします。

図のkの位置にあるループにロープを結びます。結んだロープの反対側を地面にペグダウンします。

自在金具を使うと簡単にタープをピンとはることが出来ます。金具がない場合は、自在結びを使ってロープを張りましょう。

⑤前側の2箇所にカラビナをつけてロープを張りましょう。

タープでステルス張りをする手順5
まずは、前側の2箇所(jとl)のループにカラビナを付けます。

✓それぞれのカラビナとペグにロープを結びます。

・jのループに結んだロープはfのループに打ったペグに結びます。
・lのループに結んだロープはpのループに打ったペグに結びます。

ロープは、先ほどと同様に自在金具や自在結びを使いましょう。ロープをピンと張ることでタープが風でバタつく音を抑えることができます。

強風時にタープがバタつく音はうるさいのでどうにか抑えたくなるはずです。ステルス張りの場合はロープをぴんと張ることで音を緩和できます。

⑥最後に居住空間を広げて完成です。

タープでステルス張りをする手順6
居住空間を広げるためにqのループにロープを結びます。次にロープを後ろに引っ張って地面にペグを打って固定します。

✓ポールを経由してからロープを地面にペグダウンしてください。
ポールを使用することでqの位置を上にひっぱった状態にできます。このように前後にロープを張ることで安定感も増します。

まとめ

 

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風に強く安心感のあるステルス張り。スクエアタープやレクタングラータープを持っている人は覚えておくと便利な張り方です。

✓あらためてになりますがステルス張りは、下記のような人にオススメです。

・ロースタイル&地べたスタイル
・ソロor2人で使用
・タープ泊に挑戦したい

上記のようなキャンプスタイルの人にはオススメの張り方です。タープ泊ができるのでブッシュクラフトが好きな人にもオススメします。

高さがない欠点があるもののソロなら3×3m、2人なら4×4mのタープで寝転んで荷物もおけるほどの居住性があります。テント泊に慣れてきたらタープ泊にも挑戦してみてはいかがでしょうか。

 
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