【2024最新版】グリルパンって?選び方からおすすめ&レシピまで紹介!
アイキャッチ画像出典:LODGE公式
肉や魚など火が通りにくい分厚い食材でも、しっかりと中まで焼けるグリルパン。直火が使えなくてもグリル(網焼き)できるように、と工夫が施されたクッキングパンです。
余分な油が落ちやすく、フライパンで作るよりも本格的な仕上がりに!そんなグリルパンの選び方やおすすめアイテム、さらにはグリルパンを使ったレシピをご紹介します!
グリルパンってなに?
グリルパンとは、グリル=網焼きを手軽に行えるクッキングパンのことです。底面が波状をしているので普通のフライパンよりも肉や魚に火が通りやすく、簡単に美味しく焼き上げることができます。
余分な油が落ちることでギトギトにならず、ステーキもヘルシーに仕上がりますよ。フライパンよりも火の通りが早いので、時短調理としても大活躍!オーブンやIH対応アイテムも増えてきているので、1台あると何かと便利です。
グリルパンの選び方
一口にグリルパンといっても、素材や形など様々です。グリルパンを買う時は、それぞれの特徴や目的に合わせて選ぶのがおすすめです。
素材で選ぶ
グリルパンは素材選びが重要です!それぞれの素材に向いている調理方があり、料理の仕上がりも変わってきます。
鉄製
参照:ターク公式
熱が伝わりやすく、食材をムラなく焼けます。鉄製のグリルパンは高温調理に向いているので、ステーキなどの肉料理で旨みをぎゅっと閉じ込められます!保温性にも優れているので、料理が冷めにくいのもポイント。
鉄製のグリルパンは油膜で表面をコーティングする、シーズニングの手入れが必要です。サビやすいのでメンテナンスが欠かせませんが、大切に手入れすれば長く愛用できるアイテムです。
鋳鉄製
参照:岩鋳公式
鉄製よりも炭素を多く含む鋳鉄製のグリルパンは、遠赤外線効果でじっくりと火を通せるのがポイント。ハンバーグなど肉汁たっぷりに仕上げる調理に向いています。鉄製と同様、保温力にも優れていて料理が冷めにくいです。
鋳鉄製のグリルパンもシーズニングが必要です。油が馴染むまで少し時間はかかりますが、長く使い込むことで使いやすくなり、鋳鉄製ならではの効果を発揮しますよ。
陶器製
参照:イブキクラフト公式
陶器製のグリルパンは食材の水分を逃さず、中にみずみずしさを閉じ込めたまま焼き上げます。魚や野菜など、パサつかせず焼く調理に向いています。電子レンジやオーブンに対応しているのもポイント。
鉄製や鋳鉄製に比べると耐久力が低く、強い衝撃を加えると壊れやすいです。しかし温もりをもったデザインのアイテムが多いのも、陶器ならではの魅力。食卓に置いていても雰囲気が出る、おしゃれなグリルパンです。
サイズで選ぶ
グリルパンは火にかけるだけでなく、オーブンや魚焼き用のグリルでも使用可能です。グリルパンを使用する熱源に合わせたサイズを選ぶことをおすすめします。
高さだけでなく、深さもチェックポイント。魚焼き用のグリルに収まる薄型や、大容量の深型まで様々です。使う目的だけでなく、使う場所も念頭に入れておきましょう。
IHが使えるかで選ぶ
IH対応しているグリルパンも多く展開してありますが、中にはIH対応不可のタイプも。購入後に「自宅のIHでは使えなかった!」などとならないよう、事前にIH対応かどうかを確認しましょう。
形で選ぶ
グリルパンなのでフライパンのような形かと思いがちですが、実は角形、平型、丸型といろんな形があります。取手のついた丸型はスキレットの代わりに使うことも。
オーブンや魚焼き用グリルなどに入れる時は、スペースの取らない角形や平型が向いています。バーベキューなど大勢で囲むときは、大きめの平型や丸型が便利です。使う場面に合わせて形を選ぶのもいいかもしれませんね。
鉄製のおすすめグリルパン5選
火の通りが早く、保温性に優れた鉄製のグリルパン。おすすめのアイテムを5つご紹介します。
パール金属 グリルパン角型ウェーブ
サイズ:310×210×48mm
素材:鉄
対応熱源:IH、ガス、オーブン、ハロゲンなどオール熱源対応
肉や魚はもちろん、魚も焼きやすい角型のグリルパンはオール熱源対応がポイント。ガスはもちろん、IHやオーブンだけでなくハロゲンやラジエントヒーターなど場所を選びません。ハンドルが付いているので、魚焼きグリルからの出し入れも便利です。
パール金属 グリルパン丸型 片手
サイズ:190×170×40mm
重量:380g
素材:鉄
対応熱源:IH、ガス、オーブン、ハロゲンなどオール熱源対応
オール熱源対応しているパール金属のグリルパンは、フライパンと同じように使える丸型もあります。使いやすいサイズ感は一人暮らしや、サブでもう一品作りたい時におすすめです。蓋付きなので、石窯効果でじっくりと火が通ります。
パール金属 グリルパン 両手
サイズ:295×215×50mm
重量:760g
素材:鉄
対応熱源:IH、ガス、オーブン、ハロゲンなどオール熱源対応
両手付きタイプは、バーベキューなど料理をそのまま食卓に出したい時に便利でおすすめです。オール熱源対応もポイントです。
和平フレイズ グリルパン角型
サイズ:265×202×41mm
重量:800g
素材:鉄
対応熱源:IH、ガス
こちらのグリルパンは温め直しに便利な蓋つき!魚焼きグリルにも安心して入るサイズ感は、料理の幅が広がります。コスパの良さがおすすめです。
turk(ターク)クラシックグリルパン
サイズ:320×260×80mm
重量:1.7kg
素材:鉄
対応熱源:IH、ガス
ドイツの鍛治職人によって生み出されたタークのグリルパンは、一枚の鉄板から作り出されています。時間をかけて何度も叩いて作られるグリルパンには、繋ぎ目がありません。お手入れをしやすく、長く使い続けられるアイテムです。ワンランク上の、上質なグリルパンをお探しの方におすすめです。
鋳鉄製のおすすめグリルパン5選
遠赤外線効果でじっくりと火を通す鋳鉄製のグリルパン。見た目にもおしゃれな、使い勝手のいいアイテムをご紹介します。
STAUB(ストウブ)ピュアグリル ラウンド
サイズ:268×332×35mm
重量:2.6kg
素材:鋳鉄
対応熱源:IH、ガス、オーブン
フランスを代表するクックウェアブランドのストウブ。こちらのグリルパンは両手付き、IH対応が嬉しいですね。ストウブ独自のザラザラ加工によって油なじみの良い凹凸が特徴です。食材の旨みをぎゅっと閉じ込め、ジューシーな仕上がりを楽しめます。
岩鋳 グリルパン 木柄付き
サイズ:445×255×60mm
重量:1.8kg
素材:鋳鉄
対応熱源:IH、ガス
17世紀から続く伝統的鋳物「南部鉄器」を用いたこちらのグリルパンは、蓄熱性と焼き目が格別。旨みを逃さずじんわりと焼き上げます。体に吸収されやすい鉄分が溶け出し、鉄分補充も出来る優れものです。
Lodge(ロッジ)グリルパン
サイズ:直径26cm×深さ5cm
素材:鋳鉄:
対応熱源:IH、ガス、オーブン、ハロゲン
ロッジはダッチオーブンで有名なアメリカのブランドです。長年に渡って鋳鉄アイテムを研究しているロッジならではの表面加工により、油慣らしの必要がありません。石焼きのようにじっくりと熱をかけて調理するので、肉や魚の旨みを閉じ込めます。
岩鋳 オイルプレートグリル
サイズ:355×259×25mm
重量:3.15kg
素材:鋳鉄
対応熱源:ガス
食卓にそのまま出しても絵になるこちらのグリルパンは、平らなプレートタイプ。伝統的な南部鉄器を用いたグリルパンは、耐久性にも優れていて、長く使えるアイテムです。鉄が溶け出すので、日々の鉄分補給も期待できるのがポイントです。
イシガキ産業 スキレット グリルパン
サイズ:310×195×25mm
素材:鋳鉄
対応熱源:IH、ガス、オーブン
スキレットとしても使えるサイズ感のグリルパンはいかがでしょうか?底面の波目によって、ステーキにきれいな焼き目が付くのがポイント。使い勝手とお手頃価格で、コスパ最強アイテムです!
陶器製のおすすめグリルパン3選
水分を閉じ込め、みずみずしく仕上がる陶器製のグリルパンをご紹介します。卓上に置くだけで華やかになるのもポイントです。
イブキクラフト TOOLS GRILLER
サイズ:185×255×50mm
素材:陶器
対応熱源:オーブン、電子レンジ
魚焼き用のグリルにも入れやすい、薄型のグリルパン。食材の水分を逃さない陶器なので、蒸し料理にも向いています。蓋を外してグラタンを作るのもおすすめです。可愛らしいデザインは、食卓に置くだけでおしゃれな雰囲気たっぷり。
イブキクラフト TOOLS グリルプレート
サイズ:95×255×25mm
素材:陶器
対応熱源:オーブン、電子レンジ
魚焼き用に特化したこちらのグリルプレートは、使いやすい薄型タイプ。一人暮らしやソロキャンプなど、少しの食材を焼きたい人におすすめ。プレートの端には油切りが付いていて、油をさっと拭きあげればお手入れも簡単です!
セラミック藍 Hygge Style グリルパン
サイズ:264×173×60mm
重量:360g
素材:陶器
対応熱源:オーブン、電子レンジ
保温力に優れたこちらの陶器グリルパンは、余熱を使った料理が得意です!電子レンジの下ごしらえから、グリルの焼き上げまで、これ一つで対応可。洗い物も少なく、スピーディーに調理ができるのでおすすめです。
グリルパンを使用したレシピ6選
グリルパンを使ったレシピをご紹介します。フライパンとは違う本格的な仕上がりを、ぜひ味わってみてくださいね。
ホクホク!シンプルな味わい ジャーマンポテト
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【材料】2人分
じゃがいも:中3個
ベーコン:2枚
オリーブオイル:適量
水:小さじ2
塩:少々
黒こしょう:少々
【作り方】
①じゃがいもは皮をむき、5mm幅に切る。ベーコンは1cm幅に切る
②グリルパンにオリーブオイルを引き、1を並べて水を回し入れる
③塩を振って蓋をし、魚焼きグリルに入れて中火で10分焼く
④全体を混ぜたら再び弱火で8分ほど焼く
⑤黒こしょうを振ったら出来上がり
じっくりと焼き上げるグリルパンだからこそ、シンプルな味付けで素材を楽しむのはいかがでしょうか。ホクホクのジャガイモが美味しいジャーマンポテトは、酒のつまみにもピッタリです。
パリッとジューシーな仕上がり グリルチキン
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【材料】2人分
鳥もも:200g
にんにく:1片
オリーブオイル:大さじ1
塩:少々
こしょう:少々
【作り方】
①鳥ももは火が通りやすいよう、切れ目を入れて厚さを均等にする。にんにくは、すりおろす
②1と塩、こしょう、オリーブオイルを袋に入れ、揉み込んで10分置く
③グリルパンに2を入れ、中火で8分焼く
④ひっくり返して同様に中火で8分焼く
⑤中まで火が通ったら出来上がり
グリルパンで鳥ももを焼くと皮はパリパリ、中はジューシーに!普通のフライパンで焼くよりも、簡単に美味しくできるのでおすすめです。余計な脂も落ち、ヘルシーに仕上がるのは嬉しいですね。
肉汁溢れる美味しさ グリルハンバーグ
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【材料】2人分
合い挽き肉:200g
玉ねぎ:1/4個
A 卵:1個
A パン粉:15g
A 塩:少々
A こしょう:少々
サラダ油:適量
【作り方】
①玉ねぎはみじん切りにする
②ボウルに合い挽き肉、1、Aを入れたら粘り気が出るまで混ぜる
③4等分にしたら手のひらにサラダ油を少量つけ、俵形に整える
④グリルパンに油を引き、3を並べる。ガスコンロの弱火で片面2分ずつ焼き、焼き目をつける
⑤魚焼きグリルの中に入れ、弱火で8分ほど焼いたら出来上がり
グリルパンでハンバーグを焼くと、肉の旨みを逃さずふっくらとした食感に。中から肉汁が溢れ、本格的な味わいが楽しめます!フライパンで焼くよりも火が通りやすいので、固くならず美味しく仕上がりますよ。
素材の旨みをたっぷり味って 野菜グリル
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【材料】2人分
玉ねぎ:1/2個
パプリカ:1/4個
にんじん:1/2個
ズッキーニ:1/2個
オリーブオイル:大さじ1
塩:適量
こしょう:適量
【作り方】
①野菜は一口大に切る
②グリルパンに1を並べたらオリーブオイルを回しかけ、塩を振る
③魚焼きグリルに2を入れ、弱火で10分焼く
⑤中火で4〜5分焼いて焼き目をつける
⑥黒こしょうを振ったら出来上がり
野菜の水分を閉じ込めて焼き上げるグリルパンで、素材の旨みを味わってみませんか?塩こしょうのシンプルな味付けが、野菜の甘さをたっぷりと引き出します。シンプルだからこそ、グリルパンの魅力を実感できるおすすめのレシピです。
甘辛い味付けでご飯が進む ブリの照り焼き
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【材料】2人分
ブリの切り身:2切
A しょうゆ:大さじ1
A 酒:大さじ1
A みりん:大さじ1/2
【作り方】
①ブリはキッチンペーパーでしっかりと水気を切っておく
②袋にAを全て入れ、1を10分以上漬け込む
③グリルパンに2を置き、中火で4分ほど焼いたらひっくり返して同様に4分焼く。
④漬け汁を刷毛で塗り、照りが出るまで焼いたら出来上がり
グリルパンで魚を焼くと、ふっくらとした仕上がりに!甘辛い味付けの照り焼きはご飯が進みます。お好みでしょうがやシシトウなどを一緒に焼くのもおすすめです。
好きなものを挟んで召し上がれ ホットサンド
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【材料】1人分
食パン:2枚
マヨネーズ:少々
トマト、レタス、チーズなどお好みのトッピング:適量
【作り方】
①食パンにマヨネーズを塗る
②好きなトッピングを1に挟み、グリルパンに置く
③皿などの重しをして弱火で6分焼く
④ひっくり返して同様に弱火で6分焼いたら出来上がり
グリルパンの波目を使えば、見た目にも美味しいホットサンドが簡単にできます。お好みの具材を挟んだらじっくり焼くだけのお手軽レシピ!綺麗な焼き目をつけるコツは、皿や蓋を使って重しをすることです。
まとめ
グリルパンの選び方やおすすめアイテム、さらにはグリルパンを使ったレシピをご紹介しました。ふっくらジューシーに焼き上げるだけでなく、余計な脂を落としてヘルシーな仕上がりになるグリルパンは万能アイテムです。グリルパンを使って、ぜひワンランク上の料理を楽しんでみてくださいね。