ソロクッカー(コッヘル)のおすすめ14選!選び方も徹底解説
アイキャッチ画像出典:楽天市場
キャンプやアウトドアのメインイベントである料理。料理を成功させるかどうかは、使用する料理アイテムにかかっていると言っても過言ではありません。
近年とくに盛り上がりを見せている「ソロキャンプ」。今回は、一人の贅沢を存分に楽しむための料理アイテム「ソロクッカー」のおすすめをご紹介していきたいと思います。
クッカー(コッヘル)とは?
まずはじめに、「クッカー(=cooker)」とは、アウトドア用の携帯に便利な小型調理器具のことで、鍋やフライパンを総称して言います。
近年のアウトドアブームに乗じて、クッカーもさまざまな種類が販売されており、初心者の方は迷ってしまうことも多いのではないかと思います。調理をするだけではなく、そのままお皿としてテーブルに並べることができる便利なものや、深さや大きさの違う数種類をコンパクトにスタッキングできる便利なセットになっているものがあります。
人数や使う火種・料理レシピなどにより適した素材が異なるので、購入の際は用途を想像しながら選ぶとよいでしょう。
ソロクッカーの選び方
実際に、ソロクッカーを選ぶときのポイントを以下にまとめました。これから購入を検討されている方は、ぜひ参考にしてみてください。
「手軽さ」で選ぶ
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やることの多いソロキャンプでは、いかに荷物をコンパクトにまとめるかが重要になってきます。そこで便利なのは、スタッキング(=積み重ねる)できるクッカーです。大小のクッカーを1つにスタッキングできたり、クッカーの中にバーナーを入れてちょうど良いサイズにできているものなどがあります。さらに、持ち手のハンドルも折りたたみ可能になっているものを選ぶと、リュックなどのちょっとした隙間に入れられることになります。
「深さ」で選ぶ
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料理するメニューによって適した深さや、スタッキングに便利な深さもあるので参考にしてくみてください。
浅型
鍋底が広く、火が満遍なくあたるので、熱効率が良いです。また、火が通りやすく炒め物や煮込みなどは調理しやすく浅型が適しています。さらに洗いやすいので後処理や手入れには便利な形です。問題点は幅が広いため持ち運ぶ際にはリュックの中で場所を取ってしまうことです。
深型
ソロキャンプの人気メニューであるカップ麺やパスタを茹でたり、スープを作る際には便利な深さです。何より嬉しいのは、持ち運びの際、中にシングルバーナーなどを詰め込めることです。そして、幅が狭いため、ちょっとした隙間に入れて運べるという利点があります。
「素材」で選ぶ
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クッカーは素材により特徴が異なりますので、購入の際には注意して見ていく必要があります。クッカーの素材は大きく以下の3つに分けられます。それぞれの特徴をみてみましょう。
アルミ
メスティンなどでお馴染みのアルミ。軽く熱伝導率が良い、そして何より1番安価な金属です。ただし、保温性が悪く強度が低いので、長時間かけて楽しむ食事には向かず、ぶつけるとすぐに凹んでしまいます、取り扱いには注意しましょう。
ステンレス
強度が高く、錆びに強い。熱伝導率は低いので温まるまでに時間はかかりますが、その分冷めにくいという利点があります。焚火にも耐えうる融点(溶ける温度)です。難点は少し重たく、価格が高め。さらに焦げつきやすいので注意が必要です。
チタン
一番軽量で、とにかく強度が高い、アルミの3倍ほど強いとも言われています。また、錆びにも強いという優れた金属でありますが、それ故に値段が高いです。熱伝導率が悪いため、炊飯などの調理には向いていません。ですが、火に近い底や側面が温められていても上部は触れる温度ということがあり、そのまま口をつけることができますので、マグカップなど器としてそのまま使用する際には便利です。
ソロクッカーのおすすめ14選
ソロキャンプに最適なクッカーのおすすめ14選をご紹介していきます。
素材や形状、バラエティに富んだラインナップでご紹介しています。どれも魅力的なクッカーばかりですが、それぞれ特徴が異なるのでじっくりとその特徴を見比べながら厳選してください。
PRIMS(プリムス)ライテックトレックケトル&パン
サイズ:13 x 13 x 14.5 cm
重量:280g
容量:1.0L
素材:アルミニウム
付属:メッシュ収納袋
お米は2合まで炊けるソロキャンプにピッタリのサイズです。蓋部分はミニフライパンとしても使用できるので、簡単な炒め物や目玉焼きにウィンナーなどのおかずが作れます。
バーナーやガスカートリッジが中にすっぽり収められるので持ち運びにとても便利で人気の1品。注ぎ口が付いているのもポイントで沸かしたお湯を細く注ぐことができます。コーヒーやお茶を淹れる際には便利ですね。
PRIMS(プリムス)イージーNSソロセットM
サイズ:ポット(内径12.5×10cm)、ミニポット(内径12.0×5cm)、収納サイズ:12.5cm×12.5cm×15cm
重量:250g
容量:ポット(900ml)、ミニポット(400ml)
素材:アルミ製(ハードアノダイズド加工)
付属:収納袋
900mlの大きいポットの底には滑り止め加工が施されており、バーナーの上に設置した際の安定感があります。登山や川沿いの不安定な場所で料理する際には嬉しい機能ですね。
ソロキャンプで簡単にご飯を済ませたい方、ラーメンやレトルトを温めるなどの簡単な料理であれば、十分に満足できるはずです。
DUG(ダグ)HEAT1 DG
サイズ:130H×120mm(径)
重量:206g
容量:1L
素材:アルミニウム(ハードアノダイズド加工)、取手:ステンレス(シリコンカバー)
付属:なし
とにかく早くお湯を沸かしたい方のための1品です。クッカー底面にヒートエクスチェンジャーという特殊加工がされており、通常より早くお湯の沸騰が可能です、これにより、燃料の使用を最小限に抑えることができます。
バックパックに入れて気軽に持ち歩けるサイズということで登山用としても人気が高いアイテム。眺めの良い場所で、コーヒーを淹れて、ほんのひといき休憩するのに便利なアイテムですね。
EVERNEW(エバニュー)チタンウルトラライトクッカー2
サイズ:径13.6cm×深さ6.4cm
重量:115g
容量:900ml
素材:チタニウム製(取手部シリコンチューブ付)
付属:ナイロンメッシュケース付き
ものづくりで有名な新潟県燕市で製造されているクッカー。品質安全性を証明する「メイド・イン・ツバメ」を取得している信頼できるアイテムです。
キャンプで凝った料理を作りたいというよりは、登山でのお湯沸かしなどで愛用される方が多いクッカーです。チタン特有の軽さを極めた製品なので、とにかく軽さ重視で持ち運びたい方にはピッタリです。
trangia(トランギア)ツンドラ3ミニ
サイズ:フライパン(Φ15cm)、ソースパン(1.0L×2)、収納サイズ/径15×H8.7cm
重量:364g(ハンドル込み)
容量:ソースパン(1.0L)
素材:アルミ製(ノンスティック加工済)、フタ:アルミ製(ノンスティック加工済)、ハンドル:アルミ製(無垢)
付属:収納袋付き
ソロ~デュオキャンプまで対応可能な大きさで、2つのソースパンとフライパンがセットになったクッキングセット。ソロキャンプや登山など荷物を軽くしたいときには鍋を1つだけにしたり、また、フライパンとハンドルのセットにしたりと組み合わせを自由に変えて持っていくこともできます。
ハンドルは料理をしている最中付けっぱなしにしていると熱くなるので注意してください。
LOGOS(ロゴス)メスキットセット
サイズ:(約)メスキット 幅31.5×奥行11.5×高さ5.5cm、スープカップ 直径10×高さ5cm、収納サイズ 幅18.5×奥行11.5×高さ6cm
重量:(約)310g
容量:メスキット(約)1.0L、スープカップ(約)255mL
素材:アルミ、ステンレス、シリコン、表面加工:ハードアルマイト
付属:なし
メスキットとスープカップのセット。メスキットでご飯を炊いて、スープカップでお味噌汁ができるyoutu、という究極のシンプル飯セットです。メスキットの中にピタリと納まるスープカップ、折り畳み式のハンドルという緻密に計算されたスタッキングが省スペースを実現してくれます。ハードアルマイト加工が施されており、長く愛用できます。
UNIFLAME(ユニフレーム)山クッカー3
サイズ:セット収納時:14×14.7×高さ8.8cm、鍋13:12.7×12.7×深さ7.45cm、鍋11:10.8×10.8×深さ6.4cm、フライパン:13×13×深さ3.4cm
重量:総重量:約449g、鍋13:約204g、鍋11:約139g、フライパン:約106g
容量:鍋13:1.0リットル、鍋11:0.6リットル、(炊飯量)鍋13:2合、鍋11:1合
素材:ステンレス
付属:鍋13、鍋11、フライパン、フタ、収納袋
クッカーは丸型が主流ですが、UNIFLAMEの山クッカーは珍しい角形。メリットとしては袋ラーメンを割らずにそのまま茹でられること、また角を利用して沸かしたお湯やスープを器に注ぎやすいことです。この3点セットでご飯、汁物、おかずを作れるので、バランスの取れた料理が完結できるのも魅力の1つです。
CAPTAIN STAG(キャプテンスタッグ)ステンレス角形ラーメンクッカー
サイズ:(約)171×全長262×高さ111mm、収納サイズ(約)156×156×高さ111mm
重量:(約)305g
容量:(約):1.3L
素材:ステンレス, ステンレス鋼(つまみ:天然木)
付属:なし
ラーメンクッカーという名の通り、ラーメンを食べるための料理器具です。クッカーの中には袋麺2つがぴったりと入る大きさで内側には目盛り付き。蓋の角に湯切りが付いているのは便利な機能です。
丈夫で錆びに強いステンレス製は耐久性に優れています。蓋についた木製の取っ手がアクセントになっていて見た目もおしゃれです!インスタントラーメンはソロキャンプ飯の定番とも言える人気メニューなので、持っていて損はないはず。
STANLEY(スタンレイ)キャンプクックセット
サイズ:145×100mm
重量:393g
容量:(クッカー)0.71L、(付属のカップ)296ml
素材:本体/ステンレス(フタのハンドル部分ABS樹脂)、付属のカップ/ポリプロピレン
付属:カップ2個
ハイキングや登山時にコーヒーを飲んだりお茶したりする際に便利なサイズです。スタッキングできるコップ(296ml)2個は二重構造になっているので、温かい飲み物が冷めにくく、外側は熱くならないため持ちやすいというユーザーファーストな仕様!湯切り付きの蓋はパスタを茹でるのにも便利で、簡単な調理が可能です。
Coleman(コールマン)パックアウェイ ソロクッカーセット
サイズ:ポット/約直径12.5×高さ10cm、カップ/約直径12×高さ5cm、収納時/約直径12.5×高さ15cm
重量:250g
素材:アルミニウム(ノンスティック加工)、ハンドル/ステンレス、シリコン
付属:900mlポット、400mlカップ、メッシュポーチ
アルミ製深型クッカーとカップのセット。深型クッカーには注ぎ口と内部に目盛りが付いているので調理に便利です。内側はノンスティック加工で汚れや焦げつきを予防しており、後片付けも楽ちん。また、外側には傷を保護するハードアドナイズが施されており耐久性も高くなっているのは魅力が高いですね。
SOTO(ソト)アルミクッカーセット
サイズ:(クッカー小)直径120x深さ60mm、(クッカー大)直径130x深さ100mm
重量:(クッカー小)77g(本体のみ)、(クッカー大)126g
容量:(クッカー小)500mℓ、(クッカー大)1,000mℓ
素材:アルミニウム
付属:メッシュ収納袋
マットなブラックにグレーのロゴが付いたシンプルなデザイン、持ち手もブラックでクールにまとまった見た目は、男性ソロキャンパーの心をくすぐるカッコよさです。クッカー小(容量:500mℓ)とクッカー大(容量:1,000mℓ)は、どちらも使える容量。
重ねて収納袋に入れるとコンパクトに持ち運べます。また、クッカーの中にシングルストーブ アミカスとボンベがスタッキングできるのは嬉しいポイントですね。
snow peak(スノーピーク)トレック900
サイズ:ポット/φ120×107mm、フタ/φ127×39mm、収納時/φ130×140mm
重量:265g
容量:900ml(ポット)、250ml(フタ)
素材:本体/アルミアルマイト加工、ハンドル/ステンレススチール
付属:本体、メッシュケース
スタイリッシュで高性能な日本を代表するアウトドアブランドsnow peak。比較的高めの価格設定である同ブランドの中では価格を抑えた商品です。パスタなら2人前を1度で茹でられる大きさなので、ソロキャンプには十分の容量だといえます。軽さではチタン製に劣りますが、調理のしやすさなどを考えるとアルミ製もおすすめです。
snow peak(スノーピーク)ソロセットチタン
サイズ:ポット/φ109×125mm、カップ/φ110×71mm、フタ/φ104×27mm、収納時/φ110×133mm(フタつまみを折り曲げた状態)
重量:181g(本体のみ)
容量:ポット/880ml、カップ/540ml
素材:ポット/チタニウム、カップ/チタニウム、ハンドル/チタニウム、フタ/チタニウム、フタつまみ/シリコーンゴム
付属:ポット、カップ、フタ、メッシュケース
軽くて強い究極の素材「チタン」を使用したソロ用クッカーセット。熱くなりにくいシリコン製のつまみの付いた蓋が便利です。ポット内にはガス缶とストーブがスタッキングできる仕様になっているので荷物をコンパクトにまとめてくれます。
複数の機能が揃って、200gを切る軽さはチタンならでは。ソロ登山やツーリングなどのミニマムな荷物で行くアウトドアにぴったりのクッカーとなっています。
snow peak(スノーピーク)カップヌードルクッカー
サイズ:ポット/φ106×114(h)mm、カップ/φ94×48(h)mm
重量:180g
容量:800ml
素材:ポット/チタニウム、カップ/チタニウム、フタ/チタニウム、フタつまみ/シリコーンゴム
付属:ポット、カップ、フタ、メッシュケース
見た目にノックアウトされてしまう可愛らしさのクッカー。もったいなくて使えない。という声も多いほど、ファンならずとも手に入れたくなってしまう1品です。カップの中にはカップヌードルが1個すっぽりと入り、レフィルは2個入ります。
内側には目盛りも付いているので他の用途にも使うことができるのは便利な機能ですね。ただし、お値段が高めなので、なかなか気軽には買えないのが残念です。
まとめ
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いかがでしたでしょうか? 便利なクッカーばかりで、迷ってしまいますね。
ソロキャンプは全てが自由。誰にも文句を言われず、自分の気分次第で自由に料理のメニューも決められます。持っていくクッカーに合わせてメニューを考えるというのも楽しいかもしれませんね。
ぜひ、お気に入りのクッカーを見つけて、自由にソロキャンプを楽しんでみてください。