ハンモック泊の魅力に迫る!おすすめのハンモック4選【新たな楽しみ方】
ゆらゆら揺れ、ゆっくりとした時間を過ごせるハンモック。キャンプにあると雰囲気がグッと出る人気のアイテムです。そんなハンモック、実はテントのように寝泊まりすることができるとご存知ですか?
ソロキャンパーたちの間で人気のハンモック泊についてご紹介します。新しいハンモックの楽しみ方として、ぜひ取り入れてみてください。
ハンモック泊とは?
ハンモックは大きな布を木と木にくくりつけ、ゆりかごのように揺れる動きを楽しむアイテムです。キャンプだけでなく、庭や部屋に手軽に取り付けられるため、お洒落なインテリアとしても人気を集めています。
そのハンモックをテントの代わりにして寝ることを、ハンモック泊と呼びます。ハンモックは、ベンチ代わりに使うのが一般的。しかし環境を整えれば、快適なベッドとしても利用できます。ちょっと上級者感があるため、キャンプ好きからは注目を浴びるでしょう。
見た目の上級者感とは裏腹に、実は簡単に設営できるのもポイントです。
ハンモック泊の魅力とは
ハンモック泊の持つ魅力についてご紹介します。テントで寝るのとは違った楽しみがたくさんあります。
寝心地
ハンモックは揺れることから「寝心地が悪いのでは?」と思われがちですが、実は逆に快適な寝心地を実感できるアイテムです。地面に直接寝るわけではないので、石が当たって痛かったり、傾斜がついたりなどの心配がありません。
ハンモック特有の浮遊感は慣れるまで不安定に感じますが、しばらくするとすぐに慣れるので心配ありません。幅の広い布にすっぽり包まれ揺られていると、心地よい眠りにつけますよ。
足場に左右されない
ハンモックの設置条件は、木があること。ハンモックは浮いているのが特徴なので、地面からある程度の距離ができます。テントの設営できないような狭い場所や、濡れていたり石が多かったりする足場の悪い場所でも問題ありません。
ハンモックは雪の上にも設営できるので、冬のキャンプにも向いています。寒さから逃れることができるのもポイントです。
景色が良い
テントが設営できない場所でも、ハンモックなら簡単に設置できます。足場が悪い砂場の上や、高い木の上でも寝ることが可能です。大自然を間近に体感できるハンモックならではの解放感は、他では味わえません。
テントのように屋根もないので、空を見上げたり、生い茂る木々も楽しめますね。夜は満点の星空を眺めながら過ごす、なんていかがでしょうか。
自由
ゆらゆら揺れるハンモックは、椅子とベッド、両方の良さを兼ね備えているのがポイントです。広い布にすっぽりと包まれ、全身を投げ出しリラックス状態。時間を忘れて、好きなだけ読書や動画鑑賞を楽しめます。
また、木の幹にくくりつけるだけの簡単な設置は、思い立ったら気軽に場所を変えることができます。飽きたら別の場所へ、という自由気ままさもハンモック泊の魅力ですね。
荷物がほとんどいらない
ハンモックは畳むとコンパクトに収納でき、軽いアイテムであれば手のひらサイズにまで小さくなります。木に取り付ける際にも、ロープやカラビナなど小さい道具だけで済みます。ポールやペグなど重量のある部品が必要なテントとは違い、荷物がほとんどいらないのは嬉しいですね。
ハンモック一つあればテントと椅子の代わりになるので、ソロキャンプで荷物を抑えたい人にはぴったりです。
夏は涼しく、冬は暖かい
ハンモック泊は夏も冬も快適に過ごせます。地面から距離があるため、通気性は抜群です。テントだとどうしても熱がこもってしまいますが、ハンモックだとその心配ありません。夏の暑さを感じることなく過ごせます。
冬はアンダーキルトと呼ばれるハンモックを覆うカバーをすると、保温性が高まります。ハンモックの中に寝袋を入れることで気密性が高まり、テントで使用する寝袋よりも暖かさを感じられます。
ハンモック泊のデメリット
自由さと快適さが魅力のハンモック泊ですが、ハンモックならではのデメリットもあります。
木がないといけない
ハンモックの必須条件は「2本の木が生えていること」です。くくりつける為の木がないと設営できないので、高原サイトや広場サイトなど、キャンプ場によってはハンモックができないかもしれません。
またキャンプ場のルールなどに従うと、設営する場所が限られて来る場合もあります。行きたいキャンプ場がハンモック泊に向いているかどうか、事前に確認しておきましょう。
荷物置き場
ハンモックの中は快適で足場を選びませんが、代わりに荷物を置く場所がありません。地面に直で置いていると水で濡れてしまったり、虫が入ったりとトラブルは付き物です。
ハンモックに取り付ける「荷物用のハンモック」を準備したり、荷物を置くためだけのコンパクトなテントを用意したりと、かえって荷物が増える場合もあります。
時間間隔を忘れる
ゆらゆら揺れるハンモックが気持ちよくて、思わず眠ってしまったり、ついついぼーっとしたりと、時間があっという間に過ぎてしまいます。
キャンプは、日が暮れるまでの過ごし方が重要です。暗くなる前に焚き火を用意したり、ご飯の準備をしたりと、他にやるべきことを忘れてしまうのは危険です。ハンモック泊の際は、スケジュール管理に十分注意しましょう。
耐久力
ポールやペグを使って地面に打ち付けるテントとは違い、ハンモックは基本的にロープで木にくくりつけるだけです。2点のみに重さが集中し、使い込むと同時にどうしても耐久力が下がってしまいます。
いざキャンプで使用したら、ロープが切れてしまった!なんてことが無いよう、日頃からメンテナンスをする必要があります。
おすすめハンモック4選
ハンモック泊にオススメなハンモックをご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
eno(イノー)シングルネスト ハンモック
サイズ:280×138cm
重量:448g
耐荷重:180kg
素材:ナイロン
超軽量のハンモックをお探しなら、イノーがおすすめ!わずか500gの軽さで、手のひらサイズのコンパクト感。場所を取らないのでソロキャンプにもぴったりです。おしゃれなデザインやカラー展開で、キャンプ道具に何かアクセントを出したい方におすすめです。
Overmont(オーバーモント)ハンモック
サイズ:270×140cm
重量:1.2kg
耐荷重:400kg
素材:ナイロン
ミリタリー感のあるオーバーモントのハンモックは、コスパの良さが魅力的。網目の細かい蚊帳は虫を通さないので、虫刺されの心配がありません。十分な広さとシンプルな形は、ハンモック泊に初めて挑戦する人にもおすすめです。
DD Hammocks ハンモック
サイズ:270×140cm
重量:860g
耐荷重:125kg
素材:ポリエステル
軽量キャンプにぴったりなアイテムを、との想いから誕生したのがこちらDDハンモックです。テントに劣らないしっかりとした作りは、寝ることを重視した、まさにハンモック泊向けのアイテム!少々お高い価格帯にはなりますが、形の崩れない高性能のものをお探しならおすすめです。
Lenzai(レンザイ)ハンモック
サイズ:290×140cm
重量:780g
耐荷重:300kg
素材:パラシュート
レンザイのハンモックは、裏返すと蚊帳付きにもなる便利な2wayタイプ。丈夫で破れにくいパラシュート素材を使用しています。薄いパラシュート素材は通気性の良さはもちろん、速乾性もあるのがポイント。雨の後で濡れていてもさっと乾くため、片付けにも困りません。
まとめ
ハンモック泊とメリット、デメリット。さらには、おすすめのハンモックについてご紹介しました。ただ座るだけではなく、テントの代わりにもなるハンモック。ミリタリー感のある見た目は、機能的にも優れています。
ゆらゆら揺れるおしゃれな椅子として使うのも良いですが、新しい楽しみ方として、ハンモック泊に挑戦してみるのはいかがでしょうか。