【初心者向け】ロードバイクを始めよう!選び方・注意点・おすすめアイテムについてご紹介
ロードバイク初心者にとっては、「ロードバイクに興味があるけどどれがいいのか分からない」「目的に合ったロードバイクの選び方が知りたい」ということが多々ありますよね。
そこで今回は、初めてのロードバイク選びに失敗しないよう、ロードバイクがどんな自転車なのかから解説いたします!購入をお考えの方はぜひ目を通してみてください。
ロードバイクとは!クロスバイクとの違いは?
今回紹介するロードバイクはクロスバイクと見た目が似ていて、初心者はどこで見分けるのか分からないことも。これを機にロードバイクとクロスバイクの見分け方を簡単に説明するので、ぜひ覚えてみてくださいね。
ロードバイク
ロードバイクはスピードに特化した自転車です。軽い素材を使用したり、地面との摩擦面を減らすためタイヤ幅が細くなっていたりします。空気抵抗の少ない前傾姿勢をとるため、形の曲がったハンドル(ドロップハンドル)に。
価格は5万円程度からレース用になると100万を超えるものまであります。
クロスバイク
クロスバイクはハンドルがT字でカゴの付いたものもあり、買い物や通勤・通学で使用している方が多い自転車です。女性が乗っているところも見られますね。ロードバイクに速度は劣るものの、凹凸のある街中での走行は断然クロスバイクがおすすめです!
初心者がロードバイクに乗る際の注意点
ここでは、初心者がロードバイクに乗る際の注意点をご紹介します。事前に知っておくことが大切ですので、目を通してみてください!
走る距離を決めておく
ロードバイク初心者は、まず20kmを目標にしましょう。経験者なら50km以上走る人もいますが、慣れないうちは漕ぎ方や姿勢も定まらず余計な疲労が溜まってしまいます。「その人に合った距離」があるので焦らず自分のペースで走りましょう。慣れてきたら30~50kmと増やしていくのがベストです!
また、パンクの修理はできるようにしておきましょう。ロードバイクは長距離を走る場合が多く、自宅から遠い場所でのパンクはかなりの確率で起きます。その時に修理できないと手の施しようがありません。そのため長距離を走る場合は必ずパンク修理方法を覚えておきましょう。
速度を出しすぎない
ロードバイクは普通の自転車と比べスピードが出るため、その爽快感から速くこいでしまうこともあります。慣れていないうちはブレーキの加減を把握していないこともあり、猛スピードからの急ブレーキは思わぬ事故につながりかねません。最初のうちはスピードを抑えて走りましょう。
バランスを保つ
初心者の場合まずはバランスを取ることが一苦労になることも。特に漕ぎはじめはスピードが出ずバランスがとりづらいでしょう。すぐ隣は車の走る車道を走ることがほとんど。フラフラした走りは車も自分も危険です。
まずはゆっくりでもまっすぐ走ることを意識しましょう。それができたら立ちこぎでもブレずに走れるようにします。白線からはみ出さない練習もOK。ハンドルを握り過ぎず、肩、肘の力を抜いてリラックスして走りましょう。
ロードバイクの選び方
ロードバイクは50以上ものメーカーがありデザインもさまざまです。しかし、何も分からない初心者は何を目安に購入するのか分からないですよね。後悔しないロードバイク選びをするためには、以下を基準にしてみてください。
用途で選ぶ
通勤、通学などそれほど遠くない場所への移動目的ならロードバイクよりもクロスバイクが良いでしょう。カゴが標準装備のモデルもあるので買い物に便利。凹凸のある街中はロードバイクだとパンクの危険性がありますが、タイヤ幅のあるクロスバイクなら安心です。
道路での長距離走行や、レース目的ならロードバイクがおすすめ。速さや機能性を求めると価格も上がりますが、その分普通の自転車では味わえない爽快な走りが体感できます。
自分の体格で選ぶ
快適な走りをするためには自分の体格に合う1台を選びましょう。ロードバイクの最も失敗しない選び方はお店に行って試乗することです。実際に乗れば自分の体に合っているかチェックできるので、店頭で購入の際は必ず試乗しましょう。専門店に行けば分からないことがあると丁寧に教えてくれますよ。
素材で選ぶ
ロードバイクは骨組みとなる「フレーム」があり、主に3つの素材が使われています。
- カーボン:3つの素材の中で一番軽く速度が出る。反面衝撃には弱く高価でプロ仕様は100万以上するロードバイクもある。
- アルミ:カーボンの次に軽く、比較的安価な自転車が多い。カーボンより衝撃吸収性があり錆に強い。
- クロモリ:一番重量はあるが振動吸収性が優れていて疲れにくい。3つの中で1番頑丈、長く使いたい人向け。
フレームは走りの質を決めるポイントになるので、自分の理想の走りができそうなフレーム素材を選びましょう。
初心者におすすめのロードバイク10選
ロードバイク初心者におすすめの10台を価格順にセレクトしました。今回は初心者向けなのでプロ仕様の多い高価格のカーボンフレームは1つしか選択していませんが、紹介する中で気になったロードバイクがあったらぜひチェックしてみてください。
①PANTHER(パンサー)ZEUS-2.0
・フレーム素材:アルミ
・フレームサイズ:47/50/52cm
・適応身長:470mm(160〜175cm)/500mm(165〜180cm)/520mm(170〜185cm)
・重量:約12.8kg
・シフト段数:21段
・チューブ:仏式
・タイヤサイズ:700×25C
・ブレーキ:ダブルピボット キャリパーブレーキ
・付属品:英式変換アダプター
パンサーの代表的モデル「ZEUS」シリーズです。フレームは軽量のアルミを使用し、長距離を走れるようサドルのクッション性をアップ、お尻への衝撃を和らげます。平均的なスペックですが、その安さは魅力的。とにかく価格を抑えたいならこちらの製品がおすすめです。
②PANTHER(パンサー)ZEUS-1.0
・フレーム素材:アルミ
・フレームサイズ:47/50/52cm
・適応身長:470mm 160~175cm/500mm 165~180cm/520mm 170~185cm
・重量:約12.5kg
・シフト段数:14段
・チューブ:仏式
・タイヤサイズ:700×25C
・ブレーキ:キャリパーブレーキ
・付属品:英式変換アダプター
こちらのパンサーZEUSシリーズもおすすめです。ディレイラーに高性能のシマノ製品を採用。軽やかなギアチェンジを可能にし、気持ち良い走りが楽しめます。初心者でコストをかけず、速度の出る自転車をお求めの方はこちらの製品を候補に入れてみては。
③NESTO FALAD 外装14段
・フレーム素材:アルミ
・フレームサイズ:50cm
・適応身長:・170cm~185cm
・重量:9.5kg
・シフト段数:14段
・チューブ:仏式
・タイヤサイズ:700×25c
・ブレーキ:キャリパーブレーキ
・付属品:ペダル/ベル/リフレクター/スタンド/バルブアダプター/サブブレーキレバー標準装備
アルミフレームを使用しているため、約9.5kgという軽量ボディにスムーズなコーナリングが可能です。衝撃吸収性、耐久性もあり多少の衝撃ではびくともしません。市街地での使用に便利なキックスタンドが付いており、通勤通学にもおすすめ。オールラウンドに走ってくれる頼もしい1台です。
④CANOVER(カノーバ―)CAR-011 ZENOS
・フレーム素材:アルミ
・フレームサイズ:-
・適応身長:165cm以上
・重量:10.2kg
・シフト段数:シマノ16段
・チューブ:仏式
・タイヤサイズ:700C×23C
・ブレーキ:前輪/キャリパーブレーキ 後輪/キャリパーブレーキ
・付属品:スタンド、フロントLEDライト
・備考:サドルの高さ(地上より): 850-1010mm
サイズ(横×高さ×幅): 1660x965x450mm
信頼あるシマノ製変速機、デュアルコントロールレバーを採用。スムーズなギアチェンジでシチュエーションに合った走りが楽しめます。足にフィットするペダルとスタンドが標準装備なのも嬉しいですね。初心者から中級者に人気のロードバイクです。
⑤SHIMANO(シマノ)A800 ELITE
・フレーム素材:アルミ
・フレームサイズ:50cm
・適応身長:465mm 155~173cm
500mm 170-180cm
・重量:約11kg
・シフト段数:18段
・チューブ:-
・タイヤサイズ:700×28C
・ブレーキ:TEKTRO R317
・付属品:-
従来のモデルのフレームは楕円形上でしたが、角度に変化を加えることでさらに強固で軽量なフレームに改良されています。高性能のフロントディレイラーのおかげで滑らかなギヤチェンジが可能。路上はスピーディーに、急な坂では力強く進む頼れるロードバイクです。
⑥MERIDA(メリダ)ROADRIDE 880-COM 700C ブラック
・フレーム素材:アルミ
・フレームサイズ:50cm
・適応身長:170~185cm
・重量:9.9kg
・シフト段数:16段
・チューブ:仏式
・タイヤサイズ:700×25C
・ブレーキ:SHIMANO 2300 ST-2300/キャリパーブレーキ
・付属品:ベル・ロック・リフレクター・バルブアダプター
メリダは今人気上昇中の台湾のメーカーです。そしてこのロードバイクは安定したスペックと、コストパフォーマンスの高さが評判を呼んでいます。軽量のアルミフレームを採用し、衝撃吸収率の高いカーボンフォークを使用しています。ロングライドにおすすめの1台です。
⑦Vilano(ヴィラノ)Shadow 3.0
・フレーム素材:アルミ
・フレームサイズ:49/53cm
・適応身長:-
・重量:-
・シフト段数:14段
・チューブ:-
・タイヤサイズ:700×25C
・ブレーキ:キャリパーブレーキ
・付属品:ペダル/内蔵ヘッドセット&内部ケーブル
Vilanoの人気シリーズ、SHADOWロードバイクラインの最新モデルです。普段のお買い物からサイクリング、通勤と走るシチュエーションを選びません。フレームは軽量の6061アルミニウムフレームを採用。ヘッドセットと内部ケーブルが搭載されています。組み立てには特殊な工具が必要なので、店頭での組み立てをおすすめします。
⑧Carbon ROAD 700c SHIMANO
・フレーム素材:カーボン
・フレームサイズ:50cm
・適応身長:155cm~185cm
・重量:約9.6kg
・シフト段数:18段
・チューブ:-
・タイヤサイズ:700×25C
・ブレーキ:キャリパーブレーキ
・付属品:ペダル
性能+鮮やかなブルーのカラーリングも人気のロードバイクです。軽量&耐久性のあるTORAYカーボンファイバー(炭素繊維)フレームを採用。内部ケーブル配線の構造にすることで限界まで風の抵抗を減らし、さらに軽快なライディングが可能です。ロードバイク初心者から中級者におすすめの製品です。
⑨2019年モデル SHIMANO 105 R7000
・フレーム素材:クロモリ
・フレームサイズ:-
・適応身長:500mm 160~175cm
530mm 168-180cm
・重量:約10.12kg
・シフト段数:22段
・チューブ:-
・タイヤサイズ:700X23C
・ブレーキ:キャリパーブレーキ
・付属品:-
デュアルコントロールレバーST-5800は握りやすさを追求し高いコントロール性を発揮します。スプロケット周りはパワーの伝達を効率的にする、HG11チェーンとHG-11スピードカセットスプロケットのおかげでよりスムーズなギアチェンジが可能です。頑丈なクロモリ素材のフレームで高い剛性&衝撃吸収性を備えた1台となっています。
⑩BIANCHI(ビアンキ)VIA NIRONE7 SORA
・フレーム素材:アルミ
・フレームサイズ:41/44/47/50/53/55/57cm
・適応身長:-
・重量:-
・シフト段数:18段
・チューブ:-
・タイヤサイズ:700×25C
・ブレーキ:シマノ BR-R3000
・付属品:-
初心者でも扱いやすく本格的な走りを求めるライダーにおすすめの1台です。フレームにトリプルバテッドアルミチューブが採用され、車体の軽量化が実現されています。ワールドツアーでも見られるほど有名なメーカー、BIANCHIのロードバイクなだけに爽快な走りを体感できる逸品です。
ロードバイクを始める際の必要アイテム
ロードバイクで安全に走るにはヘルメットやライトなどが必要です。速度を出した時、目に虫が入るのを防ぐアイウェアも要りますね。ロードバイク代の他にオプションパーツ用の予算は多めに見積もっておくといいですよ。出典画像はおすすめ製品です。ぜひチェックしてみてください。
ヘルメット
出典:Amazon
ロードバイクはスピードが出る分、転倒時の衝撃はかなりのもの、ヘルメットを着用せず頭部の損傷で命を落とすケースもあります。頭を守るためのヘルメットは必ず装備しましょう。アジア人の頭の形にフィットするよう作られた「アジアンフィットシリーズ」がおすすめです。
ベル
出典:Amazon
ベルの装着は道路交通法で定められています。購入して必ず取り付けましょう。製品によって音の大きさが異なります。ナビに使うスマホを設置するホルダーやライトなど他のパーツに隣接することもあるので、小さめのベルもおすすめです。
ライト
出典:Amazon
ライトは前方を照らすフロントライトと後部に着けるテールライト(リアライト)があります。フロントライトは約10m先まで照らせるライトがおすすめ。テールライトは後方から来る車にこちらの存在を知らせる大事なパーツなので必ず取り付けましょう。
空気入れ
出典:Amazon
タイヤの空気補充、パンク修理に必須のアイテム。購入時は空気口が対応しているか調べてから購入しましょう。空気口は主に仏式バルブ(フレンチバルブ)・米式バルブ・英式バルブ(ウッズバルブ・ダンロップバルブ)があり、ロードバイクは仏式バルブが多いです。こまめに(およそ週一回)空気を入れることでパンクのリスクを減らす効果もあります。
カギ
出典:Amazon
盗難防止のために駐車時は必ずカギをかけましょう。とは言ったもののカギにも種類があります。重く頑丈な鍵ほど防犯性は高まりますが、その重さの分疲労に繋がることも。ロードバイクは貴重品なので盗難率は高い傾向にあり、カギを強引に破壊して盗むという凶行に及ぶケースもあります。高い防犯性を求めるなら頑丈なカギの使用や2重ロックをおすすめします。
メンテナンス用品
出典:Amazon
ロードバイクの寿命を延ばすためには普段のメンテナンスが欠かせません。立てたまま作業するためのメンテナンススタンド。ギアにさすオイルやパーツクリーナー。など、最高のパフォーマンスを維持するには多くのメンテナンスアイテムが必要です。六角レンチやドライバーなど工具もあるといいですが、最低でも空気入れとスタンドは揃えておきましょう。
まとめ
おすすめのロードバイクの紹介や選び方についてご紹介しました。ロードバイクはたくさんのメーカーとデザインがあります。今回は用途や素材などで選び方を説明しましたが、もちろんデザインで選ぶのもおすすめです。
一目惚れしたロードバイクは乗ってからの愛着も湧くもの。本当に自分の乗りたいロードバイクで色んな場所に繰り出してみてはいかがでしょうか。