【キャンプ初心者向け】今年こそ焚き火デビュー!火のつけ方、おすすめ焚き火台21選
キャンプの醍醐味の1つとして代表的な焚き火。
今回はキャンプそして焚き火デビューをされる方が簡単に焚き火ができるように作成しました。
初心者の方が焚き火をするにあたっておさえておいていただきたい最低限のルールやマナー、スムーズに楽しむための火のつけ方やおすすめギアをご紹介し、焚き火を好きになっていただくお役に立てればと思います。
焚き火の魅力とは?
焚き火の魅力①癒される
焚き火による癒し効果はたくさん紹介されています。
1/fゆらぎと言われるリラックス効果は、よく知られています。
私も難しい事はわかりませんが、なんとなくずっと眺めて時間を過ごすだけで、リラックスできているという実感があります。
焚き火の魅力②憩いの空間となる
焚き火の周りには自然と人が集まります。
寒い季節には暖をとれるからという理由もあります。
各々にチェアを並べ、焚き火を眺めながら、お酒やお菓子を片手にゆっくり話したり、
静かに寛いだり、家族や友人との憩いの場となります。
焚き火の魅力③子供の成長に
子供の成長にも役立ちます。
工夫して薪に火をつけ、消えないように薪を焼べる。
着火、薪の管理、風向きを考えるなど、焚き火を維持するのには、色々な気遣いが必要です。
火の熱さを知る事もでき、時には火が危険である事も理解できる機会となります。
番外編
焚き火の薫り。キャンプから帰った翌日出勤する際に羽織った上着についた焚き火の薫り、
もちろん苦手な方もいらっしゃると思いますが、私には仕事へのエネルギー源となります。
燃やす薪によって、テントやタープといったギアに残る薫りも様々です。
焚き火初心者の方にはあまり共感は得られないかもしれません。
焚き火をするにあたっての注意点とは?
焚き火をするに当たっての注意点①
まずは、直火が可能かどうかキャンプ場のルールを確認する必要があります。
キャンプ場のホームページに載っていますし、
確認し忘れても受付時に説明されることが多いです。
直火禁止のキャンプ場では焚き火台が必要になります。
↓キャンプ場の受付用紙一例↓
直火禁止のキャンプ場で焚き火を行う際には、焚き火台を用意し、地面の状態(土、砂地、芝など)を確認します。
キャンプ場によっては、焚き火台の下に敷くブロックがサイトに用意されている所もあります。
土や砂地であれば大丈夫ですが、芝のサイトの場合は焚き火台の下に難燃シートを敷く事により、
芝を傷めてしまう事を防げます。
焚き火をするに当たっての注意点②
サイト内での焚き火台の配置には注意が必要です。
テントから一定の距離をとる事に加えて、風向きや風の強さ、周囲の環境を考慮して、場所を決めます。
また、焚き火の背景も焚き火の魅力を引き立てるのに一役買うと思っておりますので、
焚き火台の配置を決定する条件の1つとして大事にしています。
ここで注意点ですが、風の強い日の焚き火は控えたほうがいいと思います。
自分のテントもそうですが、周囲のキャンパーにも危険や迷惑が及ぶ事もあります。
また、焚き火のそばからは基本的に離れないように注意が必要です。
少し離れた隙に、チェアに火の粉が飛んで溶けた、突風が吹いてチェア自体が倒れて焚き火に飛び込んでしまったといった失敗談はよく耳にします。
また、焚き火の終わり方にも注意が必要です。
眠る前にきちんと消火できていることを確認する事が大事です。
その際、焚き火台に水をかけて消火を急ぐと、焚き火台が変形してしまう事があります。
薪をしっかり燃やしきって、炭捨て場に捨ててから、焚き火台自体をゆっくり冷ます必要があります。
そのため、帰る日の朝に焚き火をする際には、チェックアウト時間から逆算して焚き火を始めるようにしておくことが望ましいです。
炭捨て場に捨てる際も炎がなくなっているのを確認し、
時間がないときは炭捨て場に捨ててから消火しきっていない部分のみに水をかけるといった方法もあります。
炭捨て場なので、基本的には炭や燃えきらなかった薪を捨てます。写真のようにアルミホイルなどを捨てるのはマナー違反なので注意していただきたいです。
また、中には炭捨て場がないキャンプ場もあります。このようなキャンプ場を利用される場合は、火消し壺を用意する必要があります。消火を急ぐ場合にも便利ですので、常に準備されておくことをオススメいたします。
焚き火をするに当たっての注意点③
最後に、焚き火を楽しむ時間には注意が必要です。
キャンプ場によっては、就寝時間(クワイエットタイム)を明記されている事もあります。
午後10時~翌朝午前6時ぐらいがマナーとしては適切な時間かと思います。
お酒を飲んだり、仲間や家族と楽しい時間を過ごしていると、ついつい遅くなってしまいがちです。
焚き火が完全に消火できていなくても、
午後10時には話し声を可能な限り抑えたり、薪を割ったりしないように配慮しましょう。
焚き火での火のつけ方の手順
まずは、火のつきやすいものを並べます。
写真では松ぼっくりを使用してますが、杉や新聞紙などでも代用可能ですが、灰が飛ぶので注意が必要です。
次に、薪の皮や細く割った薪を並べます。
炎は上に上に向かいますので、松ぼっくりから火が燃えうつりやすいように配置します。
その上に太い薪を並べていきます。
空気が通りやすいようにするのと、崩れると危険なので、薪同士が安定するように気をつけます。
薪がしっかり乾燥しているかどうかも火のつきやすさに非常に影響します。
薪を置き終えたら、松ぼっくりに火をつけます。
あとは、燃えうつっていくのを待つのみです。
※どうしてもうまく火がつかない場合は、
先ほどご紹介したフィールドチャッカーや、着火剤を使用されることをおすすめします。
初めての焚き火台の選び方3つのポイント
初めての焚き火台の選び方ポイント①:耐久性
初めての焚き火台購入にあたってのポイント1つ目は、耐久性です。
初心者でも細かいことを気にせずに使っても壊れない、難しい手入れも必要がなく使えるといった点は大事だと思います。
また、せっかく初めて購入する焚き火台なので、できる限り長く使いたいと考えるのが自然だと思います。
コスパの面からも長年使える丈夫な焚き火台を選ぶというのは重要かと思います。
初めての焚き火台の選び方ポイント②:携帯性
2つ目は、携帯性です。
近年、多くの焚き火台が販売されており、大きさや重量も様々です。
私はファミリーでのオートキャンプで焚き火台を使用する事が多いと考え、大きさや重さよりも車に積載しやすい形状になるかどうかに注目しました。
もし、登山に合わせて焚き火台を使用するなど、車ではない方法で焚き火台を運ぶ場合には、コンパクトになることに加えて、軽量である事も重要になります。
収納用品が付属品に含まれる、もしくは同じメーカーから発売されていると持ち運びに便利ですが、そのような収納用品がない場合はシンデレラフィット(ぴったり収納できること)する品を探さなければなりません。
専用の収納用品の有無も携帯性を大きく作用する要因になると思います。
初めての焚き火台の選び方ポイント③:多機能性
3つ目は、バーベキューや焚き火料理など多用途に使用しやすいかどうかです。
ロストルやバーベキュー用のアミ、トライポッドなどが付属品や正規品としてオプションで追加購入可能なのかを確認します。
特にアミなどは消耗品ですので、購入や買い替えが簡単にできるかどうかは焚き火台を多用途に使いたい時に注意が必要です。
キャンプ初心者におすすめの数人規模のファミキャン用焚き火台11選
コーナン オリジナルコンパクトバーベキューコンロ
皆さんご存知のホームセンターのコーナンで購入可能な焚き火台です。
非常にお手頃で使い勝手も定評があります。
ハイマウント(HIGHMOUNT)アジャスタブルグリルセットL
五徳の汎用性が高いのがこちらの焚き火台です。
サイズもちょうどよく、手入れが簡単な上に、携帯性も高いです。
CS(キャプテンスタッグ)ブラックラベルヘキサステンレスファイアグリルM
シルバーもありそちらも人気ですが、ブラックを選ぶ事により、武骨さも加わりカッコいいかと思います。
テンマクデザイン フラット焚き火台
非常にコンパクトになり、お値段もお手頃なのですがデザイン性が高いのがこちらの焚き火台です。
難点としてはやや重量があることと、片づけて炭捨て場まで運ぶ時に、持ち手がないので、注意が必要な点でしょうか。
ユニフレーム(UNIFRAME) ファイアスタンド2
2020年の限定商品です。
非常にコンパクトになります。
このタイプの焚き火台を初めて使う方には、特におすすめです。
コールマン(coleman)ファイアディスク
設営が数秒でできるこちらの焚き火台ですが、火もつけやすく、手入れも非常に簡単です。
難点としては、足はたためて薄くはなりますが、円の大きさが必要になるため、オートキャンプ向きという点でしょうか。
LOGOS(ロゴス) the ピラミッド TAKIBI M
燃焼効率がよく、丈夫な焚き火台です。
こちらもコンパクトになります。
設営は数十秒でできるのですが、非常に丈夫な造りで、燃焼効率もいいです。
専用の収納用品が付属し、周辺ギアも充実しています。
スノーピーク(snowpeak)焚き火台M
少々値段が高いのがこちらの焚き火台ですが、丈夫さは一番のおすすめです。
十数年使っているキャンパーの肩を何人も見たことがあります。
こちらもコンパクトになります。
設営は数十秒でできるのですが、燃焼効率もいいです。
専用の収納用品が付属し、周辺ギアも充実しています。
ピコグリル398
初心者から上級者まで楽しめるのがこちらの焚き火台かと思います。
コンパクトになり、料理にも使えます。
ただ、すごく人気なので、手に入りづらかったり、他の人とかぶるというところが難点でしょうか。
ピコグリルについて詳しく知りたい方は、以下の記事がおすすめです。
solo stove(ソロストーブ) ソロストーブ
見た目が特徴的でかっこいい焚き火台です。
ユニフレーム(UNIFRAME)ファイアグリル
ここまで読んでくださった方はおわかりのように1番のおすすめギアです。
組み立ても簡単で、お値段も税込み7500円とお手頃です。
専用の収納用袋も同メーカーから販売しされているます。
手入れしなくても10年使えます!と某有名アウトドアショップの店長さんに勧められ、
耐久性に関してはお墨付きを頂き私も使っています。
焼き網、ロストルなど周辺ギアもお手頃価格で豊富に揃っており、焚き火だけでなく、バーベキューにも使いやすいです。
ユニフレーム(UNIFRAME)の焚き火台についてより詳しく知りたい方は以下の記事がおすすめです。
ファイアグリルに関して詳しく知りたい方は、以下の記事がおすすめです。
キャンプ初心者におすすめの大人数のファミキャンやグルキャン用焚き火台5選
スノーピーク 焚き火台L
ユニフレーム(UNIFRAME)ファイアグリルラージ
値段は送料込みで11000円とお手頃で、
焼き面積は通常のファイアグリルの約1.6倍です。
コールマン(coleman)ステンレスファイアプレースⅢ
LOGOS the ピラミッド TAKIBI L
SOTO エアスターベース ウィングL
キャンプ初心者におすすめのソロキャン用焚き火台5選
ソロキャン用の焚き火台はとにかくコンパクトで、収納性が高い道具がおすすめです。
スノーピーク(snowpeak)焚き火台S
先程ご紹介したsnowpeak(スノーピーク)の焚き火台のMサイズより一回り小さいSサイズの焚き火台です。
SOTO(ソト)ミニ焚き火台ヘキサ
笑’s コンパクト焚き火グリル 『B-6君』
モノラル(monoral)ワイヤーフレーム
DOD 秘密のグリルちゃん
焚き火お役立ちおすすめキャンプグッズ
キャンプ初心者の方が、焚き火を始める際に準備する持ち物としておすすめのギアをご紹介します。
使い易さや長く使える事に加えて、焚き火の雰囲気や気分を上げるといった面からもコスパの高いギアを選んでみました。
SOTO スライドガスマッチ
チャッカマンやライターでも充分なのですが、キャンプでの焚き火を気分的に盛り上げるギアとしておすすめします。
デザイン性が高く、火口が伸縮可能で、ロック機能もきちんとしており、ガスを充填することにより繰り返し使えます。
専用のレザーケースも販売されています。
SOTO フィールドチャッカーST450
キャンプ初心者の方には非常におすすめです。
松ぼっくり、杉といった自然の着火剤を用いてもなかなか薪に火がつかないといった時、
非常に簡単に安定した炎を得ることができます。
また、こちらの利点はネットショッピングはもちろんホームセンターやスーパーなどでも販売されており、
入手が簡単な事もあげられます。
バーベキューの時の炭起こし、あぶり料理などにも使えて、非常に汎用性が高い万能なアイテムです。
ロゴス(LOGOS)防水ファイアーライター
筆者は、薪を着火用に細く割ったり、天気の良い日はキャンプ場にて、自然の着火剤(松ぼっくり、杉など)を調達することが多いです。
しかしながら、雨上がりのフィールドや初心者の方にはこちらの着火剤は非常にオススメです。
kinco レザーグローブ
焚き火の際に必要になる手袋。
軍手でも問題ないのですが、せっかくなら親子お揃いのレザーグローブを使いたいと探していた時にこちらのグローブに出会いました。
サイズ展開が豊富な上にお値段もお手頃で比較的革も柔らかく使いやすいです。
スノーピーク(snowpeak) 火ばさみ
火ばさみは、焚き火の際に使うトングのような道具です。
こちらはデザイン性はもちろんのこと、使ってみると本当に他のものとの違いがわかります。
持ち手の使いやすさ、薪を挟んだ時の安定感、
さすがは「焚き火台」という概念を生み出したアウトドアメーカー、スノーピークの製品です。
火吹き棒(レデッカー(Redecker) ファイヤーブロアー(火吹き筒)/60cm)
火吹き棒は酸素を送ることで、火を大きくすることが可能なキャンプ道具です。
狙った所にピンポイントに風を送りこむことができ、デザイン性も非常に高いのでおすすめです。
Maxboost(マックスブースト) ポケットふいご
こちらも火吹き棒なのですが、携帯に非常に便利なギアです。
似たような製品もたくさんありますが、このタイプの火吹き棒ではこちらがパイオニアと言っていいのではないかと思います。
専用の収納ケースも付属です。
LOGOS(ロゴス)たき火台シート
先程も注意点で触れましたが、難燃シートの利用は大事なマナーです。
こちらは、火床の火の粉が直に芝生に落ちるのを防ぎ、芝が痛まないようにする耐火シートです。
サイズは80cm×60cmで多くの焚き火台に使用可能なサイズです。
耐熱温度は約500℃です。お値段(1700円+税)もお手頃なので、ダメージを気にせずヘビーユースできるのも魅力です。
焚き火お役立ちおすすめキャンプグッズをもっと確認したい方にはこちらの記事をどうぞ
焚き火をさらに楽しむおすすめアイテム5選
マシュマロ
キャンプ場の受け付けや事務所に必ずと言っていいほど、販売しています。
焚き火で炙って食べると美味しいですよ!
また焼いたマシュマロとチョコレートをクラッカーで挟んで作る「スモア」という料理がおすすめです。
スモアは、子供達が喜ぶ鉄板の焚き火料理です。
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QUALZ クオルツ BBQフォーク
伸縮自在(31-86cm)スモアに非常に便利なアイテムです。
子供から大人まで取り合いになるので、『1人1本が基本』とオススメされています!
アートファイヤー
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最近、Instagramでもよく見かけます。焚き火の中に袋のまま入れるだけで、炎が色づきます。
子供はもちろん大人も楽しめます。印象としては、2-3袋ぐらい同時に入れるとよりキレイな虹色炎になるので、
1袋よりまとめて投入することがおすすめです。
スウェーデントーチ
インターネットでも購入できますし、筆者は森林組合で購入しております。火付けが非常に簡単で、多彩な燃え方をします。
燃えた薪が落ちますので、直火禁止の場所では、焚き火台に載せて使用するか焚き火シートが用意してください。
キャンプ上級者は、料理に使用されている方もいらっしゃいます。
LOGOS(ロゴス)TAKIBI de JINMAKU
LOGOSから発売されている焚き火の風防専用の陣幕です。
非常にコンパクトで可愛らしいデザインで、焚き火にポップさを加えてくれます。
テンマクデザイン(tent-Mark design)陣幕
風防に役立つ上に、プライベート空間をより演出してくれます。
(*風の強い日の焚き火はおすすめできません。)
Husqvarna (ハスクバーナ) 手斧
焚き火の際、太い薪を手斧(ハンドアックス)で割って、焚きつけとすることでより簡単に焚き火を楽しむことができます。
以下の記事で手斧について選び方やおすすめをご紹介しておりますので、ご確認ください。
キンドリングクラッカー
今ご説明した手斧(ハンドアックス)より大量の薪割りをする際におすすめなのがキンドリングクラッカーです。面白いようにパカパカっと薪が割れるのが特徴です。
重くおおきな音もでるので、山奥でのソロキャンプ等にはおすすめです。
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【まとめ】今年こそ焚き火デビュー!火のつけ方、おすすめ焚き火台、注意点を解説
焚き火を行う際には、危険のないように自然とマナーを守り、きちんと後始末を行うことが必要になります。
自分と家族や仲間達が癒しと憩いの場として自然と焚き火の周りに集う。
焚き火の1番のポイントは愉しむことだと思います。
この投稿がキャンプ初心者の方が焚き火の愉しさを感じてもらうお役に立てれば幸いです。