焚き火の上で調理しよう!おすすめの五徳15選【2024年版】
アイキャッチ画像参照:Creema(クリーマ)
キャンプの楽しみといえば、何といっても「焚き火」ですよね!燃える炎を眺めているだけで、リラックスでき、お酒も会話も進みます。そして、せっかく焚き火をしたならば、合わせて楽しみたいのは、「焚き火料理」です。
火加減は難しいかもしれませんが、その分、出来上がったときの美味しさは一入(ひとしお)なはずです。今回は、焚き火料理に欠かせないアイテム「五徳」について、購入する際の選び方のポイントやおすすめ15選をご紹介します。
焚き火の上で調理するアイテム「五徳」とは
「五徳」とは、炭や焚き火などの火種の上に設置し、鍋ややかんなどを安定させて置くための器具。焚き火の場合、鍋などを直置きしても、もちろん料理はできますが(注:厚みや種類によって直置きできないものもあります。)安定感が悪く傾いたり倒れたりしないか心配になってしまいます。
また、火加減を調節する際も、直置きの場合は鍋を1度移動してから薪を動かしたりしなければいけないので、手間もかかるし、動かす際に中味がこぼれてしまう事もあります。そういった心配を解消するためにも、焚き火料理の際には五徳を使うと便利です!
五徳の選び方
五徳といっても種類が豊富でさまざまなブランドから販売されています。いったいどれが良いの?と疑問に思っている方も多いでしょう。
続いては、五徳を選ぶときのポイントをご紹介していきます。
キャンプスタイルで選ぶ
メインのキャンプスタイルが、ツーリングや登山などでは軽量重視、オートキャンプの場合はある程度の重さは大丈夫。など、キャンプスタイルに合わせて選ぶことは大事です。
サイズで選ぶ
また、お手持ちの焚き火台や、鍋やクッカーなどの調理道具に合わせて、サイズで選ぶことも重要となってきます。
タイプで選ぶ
その他、五徳のタイプで選ぶ方法。五徳は、大きく以下の3つのタイプに分けられます。では、それぞれの特徴を見ていきましょう。
自立式
参照:Amazon
自立式とは、脚の付いたタイプで自立して立つことができるものです。ほとんどの製品は、脚は折り畳み式で、コンパクトにまとめることができます。
また、脚付きなので高さを出すことが出来、火加減を調節する際に熾火を触りやすいことは便利です。
直置き式
参照:海漕泊☆野空
直置き式とは、焼き網などを同じ高さの石や木などで両端を安定させて置き、その上に鍋などの調理器具を乗せて料理するものです。軽量でコンパクトにまとめられ、バックパックに入れて軽々と持ち運べるものも多いです。ツーリングや登山などがメインの方にはぴったりですね。
また、ダッチオーブン用の五徳のように、焚き火台の上に直置きするタイプもあります。高さが低く安定感を得られるので安心してクッカーなどを乗せることができます。
ブリッジ式
ブリッジ式とは、脚付きの五徳で焚き火台の大きさに合わせたもので、焚き火台の上にセットできる五徳のことです。焚き火台の上に橋がかかっているような見た目からブリッジ式と呼んでいます。代表的な商品は、snowpeak(スノーピーク)の「グリルブリッジ」になります。脚の高さがあるので、その隙間から火加減を調節することも可能で、焚き火台に合わせた大きさとなっている為、セットも楽で使いやすいことが利点です。
素材で選ぶ
素材によっても、それぞれ特徴が異なるので、詳しくみていきましょう。
チタン
参照:ブッシュクラフト.jp
チタンの特徴は、軽量で、とにかく強度が高い、アルミの3倍ほど強いとも言われています。また、錆びにも強いという優れた金属です。それ故に値段が高いのが難点です。軽量で持ち運びに便利なので、置きタイプの五徳ではチタン製を選ぶと良いかもしれません。
また、熱伝導率が悪いため、火加減調節の際に動かしたりする置きタイプでは動かし易いこともメリットです。そして、チタン製は見た目のスタイリッシュさが大きな魅力です!キャンプギアにこだわりのある方はクールなチタン製がおすすめです。
ステンレス
ステンレスの特徴は、強度が高く、錆びに強いことです。正式には「ステンレス・スチール」と言いますので、ステンレスはスチールの一種となります。難点は少し重たく、価格が若干高めなこと。また、メリットである「錆びにくい」という事ですが、「錆びない」と思ってしまっている方も多いのが実情です。
実際は錆びることもあるので、使ったあとは、放置せずに、水や中性洗剤で洗い、乾かして保管しましょう。また、磨くと輝きを取り戻す素材なので、汚れが目立ってきたら磨くと、綺麗なまま長持ちさせることができます。
スチール
参照:趣味の世界
スチールとは、鉄を主成分として強度と信頼性を高めた鋼鉄です。強度が高く、比較的安価に手に入れることができます。前述の通りステンレスもスチールの一種であります。ステンレスとの違いは、ステンレスより錆びに弱いこと、そのため、ステンレスよりも安価で購入できます。
おすすめの五徳15選
おすすめの五徳15選をご紹介します。ぜひ、五徳を選ぶ際の参考にしてみてください。
CAPTAIN STAG(キャプテンスタッグ) セカンドグリル
サイズ:(約)455×200×185mm、焼網面:305×200mm
重量:(約)700g
素材:鉄(クロムめっき)
小さな焚き火の五徳として使ったり、シングルバーナーの五徳にもピッタリ。また、多くの方のレビューでは以外にもミニテーブルとして使用するのに便利、だという事です!小さめなので、大型の鍋や重たいものは乗せることはできませんが、とにかく汎用性の高い1品です。そして、手ごろな価格というのも嬉しいポイントです。
UNIFLAME(ユニフレーム)クッカースタンド350
サイズ:使用時:約44.5×16.5×13.5(高さ)cm、収納時:約35×16.5×2.5(厚さ)cm
重量:約595g、分散耐荷重:約20kg
素材:ステンレス鋼
キッチン製品に定評のあるUNIFLAMEのステンレス製自立式スタンド。重量が600g弱と軽く、脚は折りたたみ式になっているのでコンパクトにまとめて持ち運ぶことができます。脚は開くとㇵの字型になっている為、耐荷重はおよそ20㎏と重たい鍋を乗せても安定感があります。
ZAFIELD アウトドアクッカースタンド防風付き、高さ調節
サイズ:五徳部分:26.3cm×24.2cm、高さ:18.1cm(最大)~10.3cm、収納時:26.3cm×24.2cm×2.7cm
重量:約:1.3kg、耐荷重:40kg
素材:ステンレス鋼
防風付き&高さ調節機能付きの自立式クッカースタンド。高さの調節が出来るので、焚き火の火の大きさに合わせて高さを合わせ、ちょうど良い火力を得ることができます。耐荷重も40㎏と思いため、ダッチオーブンなど重量のある鍋を置いての調理も可能です。焚き火で時間をかけてコトコト煮込み料理を作るのに便利ですね!
CAPTAIN STAG(キャプテンスタッグ) ダッチオーブンスタンド
サイズ:(約)560×290×180mm(スタンド/435×285mm、ワイヤー/外径7mm)
重量:(約)2kg、耐荷重:(約)20㎏
素材:鉄(シリコン樹脂塗装)
アイアン(鉄)製の五徳です。重さはありますが、その分しっかりとした安定感があるのでダッチオーブンを乗せても安心です。オートキャンプがメインの方は重さも気にならないのでおすすめの1品。脚は組立式なので、持ち運びの際にはバラして平らにするとコンパクトになります。持ち運び用の袋がないので、ご自身で用意するか、バラバラにならないように注意しましょう。
CAPTAIN STAG(キャプテンスタッグ) グリルスタンドテーブル
サイズ:組立サイズ:(約)幅480×奥行175×高さ195mm、テーブル天板サイズ:(約)330×165mm、収納サイズ:(約)幅330×奥行175×高さ30mm
重量:2kg(均等)
素材:天板/ステンレス鋼、ゴトク/鉄(クロムめっき)
ゴトクとソロテーブル・風防の3機能がワンパッケージになったグリルテーブル。折り畳むとコンパクトな薄型になるので、持ち運びに便利です。焚き火で使用しても、テーブルとして使用しても、さらに、シングルガスバーナーの五徳として使用するのにも高さがピッタリで、使い勝手がとても良い万能なアイテムです!
tent-MARK DESIGNS(テンマクデザイン)中空焚火ゴトクチビ
サイズ:25cm×12cm、収納サイズ:25cm×12cm×厚さ2.2㎝
重量:約280g、耐荷重:約30㎏
素材:ステンレススチール
高知県の四万十川でカヌートレックを開催する「四万十塾」×「tent-MARK DESIGNS」のコラボ製品。中空で驚くほど軽量、折り畳んでコンパクトにまとめられるので持ち運びにも非常に便利。開く角度を変えることで、シェラカップからダッチオーブンまでさまざまな調理器具を乗せることが可能な優秀アイテムです。
UNIFLAME(ユニフレーム)ダッチスタンド
サイズ:全長210mm、φ7mm
重量:290g
素材:ステンレス鋼
クッカーや鍋、フライパンの大きさに合わせて開いて安定させるシンプルな作りのダッチスタンド。テーブルの上に置いて、熱くなった鍋敷き代わりにしたり、ダッチオンダッチといったダッチオーブンを重ねて調理する際の台としても使えます。炭の出し入れもしやすく火加減の調節にも便利。
Coleman(コールマン)ダッチオーブンスタンド
サイズ:使用時/約15×15×5(h)cm、収納時/約15×2×5(h)cm
重量:約280g
素材:ステンレス
軽量、コンパクトなオールステンレス製のダッチオーブンスタンド。1か所フックで組立簡単です。ステンレス製なので使用後に焼き色が付きますが、味が出て使う程にかっこよく仕上がる1品。三角形にがっちりと組むことができるので安定感があります。ダッチオーブンだけでなく、蓋の置き場に困っているときも解決してくれます!
PETROMAX(ペトロマックス)クッキングスタンド
サイズ:使用時28cm×34cm×高さ約18cm、収納時17cm×34cm×厚み約2.3cm
重量:1.1㎏
素材:スチール
ドイツの灯油ランタンブランドの自立式クッキングスタンド。ダッチオーブンなどのアウトドアクッキング用品や焚き火アイテムに定評のあるブランドPETROMAXです。コンパクトに折り畳むことができ持ち運びにも便利。無骨な見た目は男性キャンパーから人気の高い1品です。手ごろなお値段は試してみる価値があります!
イーグルプロダクツ ライトスタンド
サイズ:約240mm(天板部)x125mm(脚部)
重量:185g
素材:ステンレス
ノルウェーのアウトドアブランド「イーグルプロダクツ」の製品。とにかくシンプルでコンパクトな五徳です。バックパックの外ポケットに収まるようなサイズ感、カーキ色の収納袋付いています。焚き火用だけでなく、アルコールランプなどにも使用できるので登山にもピッタリのアイテム!
ブッシュクラフト たき火ゴトク
サイズ:長さ:380mm、最大幅:130mm、パイプ径:6mm
重量:90g
素材:チタン
チタン製で脚のないタイプの超シンプルな五徳。とにかく軽いので、ソロキャンプや登山などバックパックでの持ち運びに便利です。また、片方側だけ少し短くなっている為、収納袋に入れやすく使いやすい工夫がされています。
使用時には両側に同じ高さの石や木を置いて、水平に保っていきます。自然の環境の中で同じ大きさの石や木を探すのが難しいこともあるのが難点です。サイズはこちらのS以外にM,Lもあります。
ブッシュクラフト たき火ゴトク Pro
サイズ:長さ:400mm、最大幅:138mm、パイプ径:6mm
重量:86g
素材:チタン
こちらもブッシュクラフトから販売されているチタン製の五徳。形がユニークなProタイプで、一層の安定感と熱効率を追求した形に進化したもの。クッカーを焚き火の中心に終結させやすいように設計されています。純チタンの中空パイプを使用しているため、軽量化を実現しています。持ち運び用袋も付きなのは便利で嬉しいポイント!
UNIFLAME(ユニフレーム)ロストル
サイズ:約335×335mm
重量:約2,5kg
素材:ステンレス鋼
ユニフレームのファイヤグリルにセットするのにピッタリな大きさの正方形のロストル(網)。他社製の焚き火台にもピッタリの大きさというレビューが多くあるので、使えること間違いありません。本来の炭床としての使い方はもちろんですが、焚き火台の架台として用いることで、五徳やバーベキューの網としても使えます。丈夫でダッチオーブンを置いても抜群の安定感です。
snowpeak(スノーピーク) グリルブリッジ
サイズ:37.3 x 35.2 x 15 (高)cm
重量:1kg
素材:ステンレス
焚き火台の上にブリッジの様にセットして調理器具を置くタイプ。別売りの焼き網を乗せれば、そのままバーベキューも出来ます。国産の老舗ブランドスノーピークならではの、タフな製品なので、焚き火の強大な熱量にも耐えられます。3段階の高さ調節も可能なのは便利な機能です。
キャンピングムーン グリルブリッジ付き焼き網
サイズ:(収納時)(約)幅24.5×奥行25×厚み3cm
重量:(約)0.6Kg
素材:ステンレス鋼304
中国製の非常にコスパに優れたグリルブリッジ。3段階での高さの調節が可能なので、火加減の調節や燃料の追加は横からできる便利な製品です。小型の鍋やダッチオーブンなどを乗せても丈夫で安定しています。とにかくお値段が安いので、1度試してみたい!という方にはおすすめです。
まとめ
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いかがでしたでしょうか?
キャンプの楽しみ「焚き火」が、より一層充実したものになるのは「五徳」次第かもしれませんね!?
これから購入を考えている方は、コンパクトで比較的安価な製品もたくさんある為、お試ししやすいアイテムです。また、ベテランキャンパーの皆さんは、手作りでオリジナルアイテムを作ってみるのもおすすめです。
ぜひ、お気に入りの五徳を手に入れて、キャンプライフを楽しんでください!