万能なogawaのタープ&カーサイドタープ全10種解説!魅力・張り方もご紹介!
アイキャッチ画像参照:CAMPAL JAPAN Co., Ltd.公式
キャンプに必須なギアの一つ「タープ」。タープがあることで、キャンプの幅も広がり、様々なロケーションやシーンで活躍します。
あらゆるメーカーが出しているタープですが、今回は日本老舗アウトドアブランド「ogawa(小川)」のタープをご紹介します。
ogawa(小川:オガワ)とは
1914年創業の「ogawa(小川)」は、100年以上の歴史をもつ日本発のアウトドアブランド。キャンプの基本タープやテントをはじめとし、細かい小物や洋服まで充実した品ぞろえを誇っています。
購入したタープやテントが破損した場合は、職人たちが修理する手厚いサポートまであり、初心者キャンパーにとっても強い味方です。
オガワのタープの魅力
4つのタイプから選べる
キャンパーの皆様の好みに合わせて、おすすめのタイプを見ていきましょう。
開放感があり居住スペースを広く確保できるヘキサ型・レクタ型などの基本タイプに加え、ソロキャンプ向けのペンタ型、愛車とのキャンプにうってつけのカーサイド型と4つのタイプがあります。
詳しく下記にて、画像付きで紹介しますので、理想のキャンプライフにどのタイプが合うのか、是非、検討してみてください。
頑丈で長く使える
小川の製品は、防水性やポールの強度に優れ、品質の高さから長く使えることで多くのキャンパーたちから熱い支持を受け続けています。
様々な環境で使用できる
View this post on Instagram
タープの大きな役割は、
- 「日よけ」
- 「雨よけ」
- 「スペースづくり」
の3つです。UV加工が施されていることで、紫外線を防ぐのはもちろんのこと、抜群の防水とシームシール加工で雨水が漏れ出す心配もありません。
タープの近くで焚き火をすることが多い場合は、ポリコットン素材のタープを選ぶことで火の粉が飛んでも簡単に穴が開きにくくなっています。
丁寧な技術で作られている小川タープは、様々なシーンで大活躍すること間違いなしですね。
使い方が自由自在のヘキサタイプ2種
小川タープのベーシックなタイプ2種は、キャンプ初心者にも扱いやすく、複数人でのキャンプにも向いています。2人以上のファミリーや友達同士など、グループでのキャンプには以下をおすすめします。
システムタープ ヘキサDX
サイズ:76×17.5×17.5cm(収納サイズ)
重量:総重量(付属品除く)約4.1kg、タープ:約2.4kg、ポール約1.7kg、付属品重量:約1.3kg、
素材:ポリエステル210d(耐水圧1,800mm)、ポール:6061アルミ合金Φ25mm(ラチェットポール220~250cmx2本)
付属品:張り綱、セッティングテープ(4m)、Pペグ、ハンマー、収納袋
キャンパーの間で有名なタープの張り方、「小川張り」を実践できるのがこちらの商品。
小川のタープを利用した、独自のタープの張り方「小川張り」はテントとタープを連結することで境をなくし、雨に濡れる心配がありません。
幕帯の前と後ろの長さが異なるため、テントのサイズやキャンプサイトの区画に合わせて、レイアウトを設定できます。
フィールドタープヘキサDX
サイズ:75x17x17cm(収納サイズ)
重量:総重量約4.36kg(付属品除く、付属品重量約1.04kg) 幕体:約2.7kg、ポール:約1.66kg
素材:ポリエステル210d(耐水圧1,800mm)、ポール:6061アルミ合金Φ25mm、 (ラチェットポール220~250cmx2本)
付属品:Pペグ、張り綱、ハンマー、収納袋
こちらの商品も、「小川張り」ができます。初心者にも扱いやすく、片付けもしやすいタイプ。
「システムタープ ヘキサDX」と似ていますが、異なるのは、前と後ろの幕帯の長さが同じというところ。全体が四角形に見えるのが特徴です。
広々スペースのレクタタイプ3種
4人以上のキャンプには、バラエティ豊かなレクタタイプをご紹介します。
スペースを広く確保できることで、大人数でのキャンプにも大活躍。長方形の形をしたレクタタイプのタープは、リビングスペースの充実にはぴったりです。
フィールドタープレクタ(ノーマル・T/C)
サイズ:350x420cm、70x15x15cm(収納サイズ)
重量:総重量(付属品除く)約3.5kg、付属品重量約0.6kg
素材:T/C(撥水加工) T/C生地はポリエステル65%とコットン35%の混紡素材
付属品:張り綱、収納袋
一番ベーシックで立てやすく、ポールを6本立てる屋根の形をしています。
天井が高く、風通し抜群。また、雨の日の水はけ、暑い日の遮光性もしっかりと兼ね備えています。広々とした食事スペースの確保、キャンプ以外のバーベキューや屋外イベントでの活躍も間違いなしです。
システムタープレクタ(ノーマル・T/C)
サイズ:295x350cm、φ17×28cm(収納サイズ)
重量:重量(総重量:約3.06kg)、幕体:約2.34kg、付属品:約0.72kg
素材:T/C(耐水圧350mm) T/C生地はポリエステル65%とコットン35%の混紡素材
付属品:張り綱(2.5m、10m)、セッティングテープ(3.3m)、収納袋
テントとの連結がしやすく、ポール数を少なく軽量化したコンパクトタイプ。
4人以上での家族や友達同士でのキャンプにピッタリなこちらのタイプは、テントとの連結で雨の日でも濡れることなくリビングスペースへ移動ができます。
ヘキサタイプよりも、スペースを広く使えるところが特徴です。
フィールドタープレクタ(L-DX・DX)
サイズ:72x19x19cm(収納サイズ)
重量:総重量約8.89kg(付属品除く、付属品重量約1.26kg)、幕体:約2.16kg、ポール:約6.73kg
素材:幕体:ポリエステル210d(耐水圧1,800mm)、ポール:スチール(250cmx2本、180cmx4本)
付属品:Pペグ、張り綱、ハンマー、収納袋
「フィールドタープレクタ(ノーマル・T/C)」のサイズを大きくしたこちらは、10人以上のキャンプ向け。
人数が多くても、狭さを感じることはありません。10人ほどの人数でも食事スペースを一緒にすることができます。
複数グループでのキャンプで、みんなが集まる拠点にしてみてはいかがでしょうか?
ソロキャンパーにおすすめのペンタタイプ2種
近年増えているソロキャンぷの味方になるタープ2種もご紹介します。
ペンタタイプは、ソロキャンパーにとって重要視される、重量と機能性を兼ね備えているタイプです。
ソロキャンプに挑戦したことないキャンパーにも、検討いただけるポイントがたくさんあるので、是非確認してみてください。
システムタープ ペンタ4×4 T/C
サイズ:約36xφ16cm(収納サイズ)
重量:総重量:2.7kg、タープ:約2.3kg、付属品重量: 約0.4kg
素材:T/C(耐水圧350mm) T/C生地はポリエステル65%とコットン35%の混紡素材
付属品:セッティングテープ(4m)、張り綱、収納袋
テントとの連結ができる「小川張り」も可能な本タイプは、ヘキサ型と似ていますが、異なるのは形。
ペンタタイプは5角形をしており、「グロッケ」タイプのテントとの連結にも向いています。
本タイプは、ポリコットン素材のため、近くでの焚火で飛んでくる火の粉にも強く丈夫です。
システムタープペンタ3×3
サイズ:約33x15x12cm(収納サイズ)
重量:総重量: 1.02kg、タープ:約0.56kg、付属品重量: 約0.46k
素材:ポリエステルリップストップ75d(耐水圧1,800mm)
付属品:セッティングテープ(3.3m)、張り綱、収納袋
「システムタープ ペンタ4×4 T/C」より少し小さく軽いこちらは、一人で組み立てるのも簡単にできます。
形はそれほど変わりませんが、UVカット加工や遮光コーティングを施しているため、遮光性が高いタイプ。暑い日差しのキャンプでも、日差しを和らげる効果が高いのが特徴です。
ソロキャンプ初心者にも扱いやすく、最初の一歩として手に入れてみるのはいかがでしょうか。
車に横付けできるカーサイドタイプ3種
愛車とのキャンプには、必須なカーサイドタイプのタープ。カーサイドタイプのタープ選びは、ドライブ好きのキャンパーにとって、キャンプの過ごし方が変わる要となります。
がっつりキャンプから、ドライブメインのコンパクトなキャンプにも、ピッタリなタープをご紹介します。
カーサイドタープAL-II
サイズ:58x13x13cm(収納サイズ)
重量:総重量(付属品除く)約2.0kg、付属品重量:約0.3kg、幕体:約0.8kg、ポール:約1.2kg
素材:フライ:ポリエステル75d(耐水圧1,800mm)、メッシュ:ポリエステル、フレーム:6061アルミ合金(Φ13mm)
付属品:セッティングテープ(3.3m)、張り綱、収納袋
カーサイドタイプのタープで一番コンパクトなタイプ。2名ほどの利用にとても便利。
サイドが広く開いているため、風通し良く、前方の窓を開けて景色を楽しむことができます。車横に取り付けられるのはもちろん、車後部のリアゲートにも取り付けられ、シーンに合わせることができるのが魅力。
取付幅も設定できるので、ご自身の車に合わせて設営が可能です。
カーサイドシェルターII
サイズ:68×18×18cm(収納サイズ)
重量:総重量:約3.55kg (付属品除く、付属品:約0.9kg)、幕体:約2.12kg、ポール:約1.43kg
素材:幕体:ポリエステル75d(耐水圧1,800mm)、ポール:6061アルミ合金(φ13mm)
付属品:タープ用吸盤×2、アンカーバッグ×2、張り綱、ハンマー、スチールピン、収納袋
「カーサイドタープAL-II」より少し大きく、自立もできる設計のため、車無しの単体での利用も可能です。
シェルタータイプは、販売しているブランドも少ないため、選択肢の一つとして貴重な存在。サイドの開け閉めが可能なため、雨・風に強く、天候に左右されずキャンプが楽しめます。
キャンプ区画が狭くても、サイドをクローズすれば、隣を気にすることもありません。
カーサイドリビングDX-II
サイズ:69×17.5×17.5cm(収納サイズ)
重量:総重量(付属品除く)約4.9kg、付属品重量:約0.8kg、幕体:約2.5kg、ポール:約2.4kg
素材:フライ:ポリエステル75d(耐水圧1,800mm)、メッシュ:ポリエステル、泥よけ:ポリエステル210d、フレーム:6061アルミ合金(Φ16mm)、グラスファイバー(Φ8.5mm)
付属品:タープ用吸盤2個、ピン、張り綱、ハンマー、収納袋
カーサイドタイプで一番広い本タイプは、リビングスペースを広く取りたい方におすすめ。4名ほどの利用に向いており、車との連結からリビングスペースまで広々使えます。
設営も簡単なので、愛車と合わせてスペースを広く確保してキャンプしたい方にはぴったりです。
オガワのタープの張り方の手順
大きく4種のタイプの小川タープをご紹介してきましたが、各タイプの代表的な張り方を確認してみましょう。
タイプに合わせて、「ogawa(小川)」ならではのタープの張り方をご紹介します。
ヘキサタイプの張り方
参照:ogawa ONLINE STORE フィールドタープヘキサDX
ヘキサタイプでは、是非「小川張り」を試してみましょう。テントとリビングスペースを連結することで、雨や日差しの影響なく行き来ができるのでとても便利です。
難しそうにも思える「小川張り」ですが、実践してみるととても簡単なので、是非トライしてみてください。
- テント設営の前に、タープを設営します。タープを設営したい箇所に、半分に畳まれた状態で広げましょう。
- テント側と反対の入り口のポールを立てます。ロープ&ペグでポールとタープを固定します。
- テント側のタープとポールの連結箇所にセッティングテープを通し、セッティングテープとポールを繋げます。
- セッティングテープと繋げたポールをロープ&ペグで固定します。固定が完了後、その他の角も、ロープ&ペグで地面に固定します。
- セッティングテープの下部に、テントを設営し完成です。
レクタタイプの張り方
参照:ogawa ONLINE STORE フィールドタープレクタ(DX)
レクタタイプは、タープの設営方法も豊富です。今回は、レクタタイプの一般的なタープの立て方をご紹介します。
ポールが複数あるので、複数名で設営することをお勧めします。
- タープを設営したい箇所に、長方形に全体をシワのない状態で広げ、平置きします。
- 全8か所にポールを設置します。平置きした状態のタープに、長いポールを長方形の長い面真ん中に2本、その他の箇所に短いポールを差し込みます。(この時点では、ポールを立てません。)
- 差し込んだポールに合わせて、ポールの長さと同じ距離で、ポールを中心として約60度の角度の場所に、それぞれ2カ所ずつロープ&ペグを打ち込みます。長いポールには、長めのロープ&ペグで打ち込みます。
- 長方形の真ん中2本の長いポールを立てます。2人で両側のポールを同時に持ち、立てると綺麗に立ちます。
- その後、残り6か所のポールを立てて完成です。
ペンタタイプの張り方
参照:ogawa ONLINE STORE システムタープペンタ3×3
ソロキャンプが基本のペンタタイプは一人で設営ができます。設営も難しくなく、簡単にできるため手順もシンプル。
キャンプに行く前に、一度予行練習で立ててみるとスムーズに設営をすることができますよ。
- タープを設営したい箇所に、全体をシワのない状態で広げ、平置きします。ペグ&ロープを打ち込む箇所を考え、余裕をみて広げましょう。
- テント側&反対側のタープ先端にある輪っかを、ポールに差し込みます。(この時点では、ポールを立てません。)
- ポール2か所の先端に、ロープを輪っかにした状態でひっかけます。差し込んだポールに合わせて、ポールの長さと同じ距離で、ポールを中心とし、約60度の角度の場所に、それぞれ2カ所ずつロープ&ペグを打ち込みます。
- ポール2本を立て、ロープの長さを調整します。
- 残りの角4か所にロープ&ペグを打ち込み、調整をして完成です。
カーサイドタイプの張り方
参照:参照:ogawa ONLINE STORE カーサイドシェルターII
今回は、カーサイドシェルタータイプを基本とし、カーサイドタイプの設営方法をご紹介します。カーサイドタイプは、車との連結を基本とするため、車に横付けする形で利用しやすいです。
車のスペースに加えて、広々利用できるように設営していきましょう。
- タープを設営したい箇所に、平置きします。
- 平置きした状態のタープに、付属のポールをスリーブに差し込み、車に連結する側のポール先が、テープポケットに入るよう設置します。
- 地面にあたる箇所のポールを、クリップピンにさします。タープのフックをポールに繋げます。
- 吸盤を車体に付けます。吸盤は3つの部品に分かれ、吸盤を汚れがない箇所に空気をぬきながらつけます。その後、増圧板(白いプラスチック)をセットし、吸盤との連結部分に空気が入らないようにセットします。吸盤の突起部分に、タープの接続箇所にある輪っかを通し、上から三角ネジで固定します。
- 最後に、地面にあたるタープの角部分・ロープ設置部分を、ロープ&ペグで打ち込み固定し、完成です。
まとめ
View this post on Instagram
今回は、小川タープの様々なタイプ・特徴、張り方をご紹介してきました。
初心者からベテランのキャンパー皆様に愛される小川のタープを活用して、キャンプライフを更に素敵なものにしてみませんか?
丈夫で機能性が高い小川タープは、ご自身に合ったキャンプライフに合うタイプが必ずあるはず。
これからキャンプを始める方、タープを買い替えることを検討している方、是非、小川のタープを試してみてください。