カリンシアの寝袋おすすめ8選!寒さ対策に定番のディフェンス4&6など多数紹介!
アイキャッチ画像参照:カリンシア
カリンシアは、軍用シュラフのシェアNo.1位のブランドです。
過酷なアウトドアでも、兵士たちが休息を取るために開発されたシュラフは、これまで500万個以上を販売してきました。
その技術や素材は、様々なアウトドアシーンでも活かされること間違いありません。
この記事では、カリンシアのシェラフの魅力と選び方、おすすめのアイテムを8種類ご紹介します!
カリンシアとは?
カリンシア(Carinthia)は、オーストリアの登山愛好家が設立した、ヨーロッパ最大手の防寒具メーカー、ゴルデックテキスタイル(Goldeck texil)社のブランドです。
ミリタリーシュラフの世界シェアNo.1を誇り、EU27ヶ国の軍隊や、インドの山岳警備隊で実際に使用されています。
カリンシアの製品は、独自に開発したプレミアム断熱技術G-LOFTを使用し、雨や寒い天候でも暖かく、軽く、通気性もよく、万能な断熱材になっています。
カリンシアと同じマミー型シュラフについては、こちらの記事も参考にしてください!
冬でも暖かい!おすすめのマミー型シュラフ(寝袋)15選
カリンシアの寝袋の魅力
カリンシアのシェラフの魅力は、以下のとおりにまとめられます。
- 優れた保温力と耐水性
- 軽量で持ち運びやすい
- 丸洗いできる
ここからは、それぞれの魅力についてご紹介します。
優れた保温力と耐水性
カリンシアのシェラフは、世界の軍隊や登山家がこぞって愛用するほど有能です。
G-LOFTという断熱材は、化学繊維にもかかわらず羽毛以上の暖かさと品質を誇ります。
水に濡れても本来の保温力が維持できるので、雨や雪の中でも快適に眠れます。
シェルテックス(Shelltex)という生地は、シェラフの表地や裏地に使われ、柔らかい肌触りと高い撥水、耐水と透湿性を兼ね備えています。
暖かさを逃さず、汗でベタつくこともありません。
軽量で持ち運びやすい
カリンシアのシェラフは、高い保温力と耐水性を持ちながらも、軽量でコンパクトに収納できるものが多いです。
例えばG180は、下限温度が-2.5度と冬キャンプにも対応できるのに、重量はわずか910gで、収納サイズは18×30cmと非常に小さくなります(Mサイズ)。
寝袋の正しいたたみ方については、こちらの記事も参考にしてください!
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丸洗いできる
カリンシアのシェラフは、丸洗いできるので、キャンプや登山で汚れたり、汗や湿気で臭くなったりしても、手軽に洗って気持ちよく使えます。
これは独自開発の断熱材、G-LOFTを使用しているためです。
G-LOFTは水に強くてすぐに乾き、何度洗っても保温力が低下しにくいです。
洗濯機で洗う場合は、洗濯ネットに入れて柔らかモードでぬるま湯か水洗いをしてください。
乾燥機は使えずアイロンもできないので、洗ったあとは風通しのよいところで影干しすると、常に清潔感を保てます。
寝袋の正しい洗濯方法については、こちらの記事も参考にしてください!
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カリンシアの寝袋の選び方
カリンシアのシェラフを選ぶポイントは、以下のとおりです。
- サイズ感
- 快適温度
- 評判・レビュー
ここからは、それぞれの選ぶポイントについてご紹介します。
冬用寝袋(シュラフ)の選び方については、こちらの記事も参考にしてください!
冬用寝袋(シュラフ)の選び方とおすすめ15選【冬キャンプの必需品】
サイズ感で選ぶ
カリンシアのシェラフは、基本的にS、M、Lサイズから選ぶことができます(アイテムにより例外あり)。
対応するサイズと身長は以下のとおりです。
- Sサイズ:175cmまで
- Mサイズ:185cmまで
- Lサイズ:190cmまで
ただし、ヨーロッパサイズなので日本のものより若干大きめの作りです。
余裕を持って大きめを購入したら、暖まるのに時間がかかってしまうこともあるので、サイズ選びは慎重に行いましょう。
また、インナーシュラフを入れる場合は、それも考慮してサイズを決める必要があります。
快適温度で選ぶ
カリンシアのシェラフは、快適温度という指標があります。
これは、寝袋の入り口を閉めずに寝ても快適に眠れる温度域を表しています。
快適温度は、断熱材の量や種類によって異なり、選ぶ際に重要なポイントです。
なぜなら、快適温度はキャンプをするシーズンや地域の気温と合わせることで、最適なシェラフを見つけることができるからです。
ただし、快適温度はヨーロッパの規格で、日本人より体格のよい欧州人がベースになっています。
日本人には当てはまらないことが多いため、快適温度はあくまでも参考程度に捉えるようにしましょう。
また、個人差や着用する衣類、使用するマットなどによっても暖かさは変わりますので、ご注意ください。
評判・レビューを比較して選ぶ
カリンシアのシェラフの販売店は少なく、実店舗で試せるところはほとんどありません。
そのため、評判やレビューを比較して選ぶようにしましょう。
ネットで購入する場合がほとんどになるので、サイズや返品条件なども確認してください。
カリンシアの寝袋おすすめ8選
ここからは、おすすめのカリンシアのシェラフを8種類ご紹介します。
- ディフェンス 1 TOP(Defence 1 TOP)
- ディフェンス 4(Defence 4)
- ディフェンス 6(Defence 6)
- サバイバルワン(Survival One)
- トロペン(Tropen)
- ディフェンス 4 マルチカム リミテッド エディション(Defence 4 MULTICAM LIMITED EDITION)
- ディフェンス 4 ウッドランド リミテッド エディション(Defence 4 WOODLAND LIMITED EDITION)
- G180
ディフェンス 1 TOP(Defence 1 TOP)
【Mサイズ基本情報】
【サイズ展開】S、M、L
【使用時】約縦215×横83×57cm
【収納時】約18x25cm
【適応身長】185cmまで
【重さ】1,050g
【断熱材】G-LOFT
【表地】サーモフレクト
【裏地】ダウンプルーフ
【カラー】オリーブ
【シーズン】春、夏
【適応温度】
快適温度:8.1℃
下限温度:4℃
極限温度:-10℃
ディフェンス1TOPは、快適温度8.1℃、下限温度4℃、極限温度-10℃に対応で、春夏用の軽量のシェラフです。
寒い季節は、中にダウンシュラフを入れて重ねて使う方法がおすすめです。
開閉が楽なセンタージッパーを採用し、ジッパーが噛まないようにガイドファブリックも縫い付けています。
ディフェンス1は、シリーズのなかでは、断熱材の量が最も少ないため、コンパクトなサイズに収納できるという特徴があります。
そのため、ツーリングキャンプやバックパックキャンプにも最適です。
ディフェンス 4(Defence 4)
【Mサイズ基本情報】
【サイズ展開】S、M、L
【使用時】縦約215×横83×足元57cm
【収納時】約25x45cm
【適応身長】185cmまで
【重さ】約1,850g
【断熱材】G-LOFT ポリエステル100%
【表地】ポリアミド100%
【裏地】ポリアミド100%
【カラー】オリーブ
【シーズン】春、秋、冬
【適応温度】
快適温度:-8.8℃
下限温度:-15度℃
極限温度:-35度℃
ディフェンス4は、春、秋、冬の3シーズンに対応した、マミー型シェラフです。
ディフェンスシリーズのなかでは、中間に位置するモデルで、ディフェンス6に比べると断熱材の量がやや少なめに、ディフェンス1TOPに比べると多めになっています。
極限温度は-35度、下限温度は-15度、快適温度は-8.8度なので、寒い環境でも快適に眠れます。
カリンシアのシェラフの中でも、比較的に低価格の商品なので、コスパのよさが魅力です。
ディフェンス 6(Defence 6)
【Mサイズ基本情報】
【サイズ展開】S、M、L
【使用時】縦215×横83×60cm
【収納時】25x45cm
【適応身長】185cmまで
【重さ】約2,500g
【断熱材】G-LOFT ISO+Filling
【表地】シェルプルーフ
【裏地】ダウンプルーフ
【カラー】オリーブ
【シーズン】春、秋、冬
【適応温度】
快適温度:-8.8℃
下限温度:-18℃
極限温度:-40℃
ディフェンス6は、春、秋、冬3シーズンに対応した、シリーズのなかでは最も断熱材が多いタイプの商品です。
下限温度-18℃、極限温度-40℃まで対応可能なので、多少かさばりますが、車で移動するならあまり関係はありません。
センターファスナーの使い勝手がよく、スムーズで化繊なので手入れも楽です。
足元がBOX状になので寝返りが打ちやすく、ケースには足側からグイグイ押し込むだけで片付けることができます。
サバイバルワン(Survival One)
【Lサイズ基本情報】
【サイズ展開】L
【使用時】縦230×横85×足元60cm
【収納時】27x45cm
【適応身長】190cmまで
【重さ】3,000g
【断熱材】G-LOFT ISO+Filling
【表地】ダウンプルーフ
【裏地】シェルプルーフ
【カラー】オリーブ
【シーズン】春、秋、冬
【適応温度】
快適温度:-8.8℃
下限温度:-18℃
極限温度:-40℃
サバイバルワンは、ディフェンス6と同等の適応温度で、極寒の環境でも快適に眠れる高性能なシェラフです。
センタージッパーなので開閉が簡単で、足元の熱気を逃がしたり、歩行することもできます。
足を出した場合は、シェラフを折り返し、両サイドのバックルに固定させて歩行することも可能です。
肩の部分に腕を出せるアームが内蔵されているので、シュラフの中から腕を出して動かすことができます。
顔の周囲には、ドローコードが付いているので、フィット感が強く雨風の侵入を防いでくれます。
サイズはLのみで、適応身長は190cmまでです。
トロペン(Tropen)
【Mサイズ基本情報】
【サイズ展開】M、M2L、L
【使用時】縦220×横83×60cm
【収納時】19x24cm
【適応身長】185cmまで
【重さ】1,100g
【断熱材】G-LOFT Si シングルレイヤー構造
【表地】撥水加工Shelltex
【裏地】最高の肌触りを追及したShelltex
【カラー】オリーブ
【シーズン】春、夏
【適応温度】
快適温度:9.4℃
下限温度:5.0℃
極限温度:-7.9℃
トロペンは、春と夏の使用を想定した珍しいタイプで、あまり温度が低くない環境に適しています。
そのため虫対策を想定して、フード部分には顔専用の蚊帳が収納されています。
また表裏の生地には、Shelltexという撥水透湿素材を使うことで、通気性がよく、暖かい季節でも快適に過ごすことができます。
ディフェンスシリーズに似ていますが、センタージップではなくサイドジップです。
ディフェンス 4 マルチカム リミテッド エディション(Defence 4 MULTICAM LIMITED EDITION)
参照:カリンシア公式サイト
【Mサイズ基本情報】
【サイズ展開】M、L
【使用時】縦約215×横83×足元57cm
【収納時】約25x45cm
【適応身長】185cmまで
【重さ】約1850g
【断熱材】G-LOFT
【表地】ダウンプルーフ
【裏地】シェルプルーフ
【カラー】マルチカム
【シーズン】春、秋、冬
【適応温度】
快適温度:-8℃
下限温度:-15℃
極限温度:-35℃
ディフェンス4マルチカムリミテッドエディションは、ディフェンス4の限定バージョンです。
表生地がクライ・プレシジョン(Crye Precision)社によって開発された迷彩(カモフラージュ)パターンになっています。
高品質のG-LOFTを二層構造にして内部に敷き詰めているので、外気を防ぎ、高いレベルでの保湿を保つことが可能です。
ディフェンス 4 ウッドランド リミテッド エディション(Defence 4 WOODLAND LIMITED EDITION)
参照:カリンシア公式サイト
【Mサイズ基本情報】
【サイズ展開】M、L
【使用時】縦約215×横83×足元57cm
【収納時】約25x45cm
【適応身長】185cmまで
【重さ】約1850g
【断熱材】G-LOFT
【表地】ダウンプルーフ
【裏地】シェルプルーフ
【カラー】ウッドランド
【シーズン】春、秋、冬
【適応温度】
快適温度:-8℃
下限温度:-15℃
極限温度:-35℃
ディフェンス4ウッドランドリミテッドエディションの表生地は、数量限定カラーの迷彩パターンです。
機能的には、ディフェンス4とほぼ変わりません。
G180
参照:カリンシア公式サイト
【Mサイズ基本情報】
【サイズ展開】M、L
【使用時】縦215×横74×48cm
【収納時】約18x30cm
【適応身長】185cmまで
【重さ】910g
【断熱材】G-LOFT Si ダブルレイヤー構造
【表地】撥水加工Shelltex
【裏地】最高の肌触りを追及したShelltex
【カラー】ブルー、グレー
【シーズン】春、夏、秋、冬
【適応温度】
快適温度:2.9℃
下限温度:-2.5℃
極限温度:-18.7℃
G180は、蛍光カラーデザインが目立つマミー型のシェラフです。
世界的に有名なドイツ人登山家、ヒューバー兄弟が愛用していることで知ら、春~冬のオールシーズンに対応しています。
独自開発の表地・裏地、そしてダブルレイヤー構造の断熱材で温かく、Shelltexという独自素材を採用しているため、高い撥水、透湿、防風性を誇ります。
温かさを逃さないNASAの技術を採用した、サーモフレクト(Thermoflect)という高機能素材も採用。
シェラフ内の保温性維持を約11%上昇させているところも特徴的です。
まとめ
カリンシアのシェラフは、冬の登山やキャンプでもしっかり休息が取れる、高品質のアウトドアアイテムです。
これは最高品質の材料で作られているため、暖かさと耐久性を兼ね備えています。
一度使ったらファンになる人が多いため、世界の軍隊や登山家に愛用されている理由が実感できるでしょう。
独自開発の機能性と高い品質性を、アウトドアライフに取り入れてみてはいかがでしょうか?