Ropework

登山・キャンプに使えるロープワーク大全!基本の結び方10選&おすすめロープ10選

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キャンプや登山などのアウトドア活動において、ロープワークは安全性や快適性を高める重要な技術。今回は、初心者から上級者まで役立つロープワークの基本やおすすめのロープをご紹介します。ぜひ参考にして、アウトドアライフをより充実させてください。

ロープワークの重要性

ロープワークはなぜ重要なのか、疑問に思っている方も多いでしょう。ここでは、以下の項目にわけて重要性について解説していきます。

  • なぜロープワークが必要なのか
  • 具体的にどう活用できるのか
  • 初心者も覚えて損はない

なぜロープワークが必要なのか

なぜロープワークが必要なのか

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ロープは、テントやタープの設営専用だと思っていませんか?ほかにも、荷物を固定したり、緊急時に役立ったり、多岐にわたるアウトドアシーンで必要不可欠なアイテム。正しい結び方を習得することで、安全性が向上し、トラブルを未然に防ぐことができます。

登山やキャンプで具体的にどう活用できる?

登山やキャンプで具体的にどう活用できる?

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登山においては、ロープは滑落防止のための確保や荷物の吊り下げに使用されます。また、緊急時には応急処置や救助活動にも応用可能。キャンプでは、タープの張り綱やテントを固定したいときに活躍します。

アウトドア初心者でも覚えて損はない

アウトドア初心者でも覚えて損はない

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ロープワークは、一度覚えれば一生使えるスキル。初心者でも基本的な結び方を習得することで、アウトドア活動がより快適になります。特に「もやい結び」や「自在結び」などは、覚えておくと非常に便利です。登山や災害時などにも役立つため、ぜひ参考にしてください。

ロープワークの基本:ロープに詳しくなろう

ここでは、ロープワークの基本について、以下の項目に分けてご紹介します。アウトドア初心者の方は、ぜひ参考にしてください。

  • ロープの種類
  • 適切な太さや長さの選び方

ロープの種類について

ロープの種類について

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アウトドアで使用されるロープには、ナイロン、ポリエステル、ポリプロピレンなどの素材があります。それぞれ特徴をご説明します。用途やシーンによって、使い分けてみてください。

  • ナイロン:伸縮性があり、衝撃吸収性に優れている
  • ポリエステル:耐久性が高く、紫外線や水に強い
  • ポリプロピレン:軽量で水に浮くため、水辺での使用に最適

適切な太さや長さの選び方

適切な太さや長さの選び方

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ロープの太さや長さは、使用目的に応じて選ぶのが重要。テントやタープに使用する場合や、荷物の固定など、シーン別にご紹介します。

  • テントやタープの設営時:直径4~6mm、長さ3~5mくらいがおすすめ
  • 荷物の固定:直径6mm以上の太くて強度があるもの
  • 緊急時の備え:太くて強度のあるもの。登山向けのロープが最適

登山やキャンプで大活躍の基本のロープワーク10選

ロープワークと一言に言っても、実はさまざまな種類があるのをご存知でしょうか。ここでは、登山やキャンプで大活躍の基本のロープワークを以下の10種類ご紹介します。

基本的な結び方から、応用編、緊急時に使用できるものなど、幅広く解説しますので、ぜひ参考にしてください。しかし、すべてマスターするのは大変なので、まずはニーズに合ったものや、初心者向けの結び方から挑戦してみてください。

  • もやい結び(ボウラインノット)
  • 自在結び(トートラインヒッチ)
  • 巻き結び(クローブヒッチ)
  • 本結び(スクエアノット)
  • ひとつえつぎ結び(シートベンド)
  • ふた結び(フィッシャーマンズノット)
  • 中間者結び(バタフライノット)
  • トラッカーズヒッチ
  • 8の字結び(フィギュアエイトノット)
  • 一重つぎ(はた結び)

もやい結び(ボウラインノット)

基本的な結び方のひとつ。「キング・オブ・ノット」とも呼ばれます。固定された輪を作るのに適しており、テントやタープの設営時に、ペグやポールにロープを固定する際によく使用されます。

初めてキャンプに行く際は、まずはもやい結びを覚えておきましょう。

自在結び(トートラインヒッチ)

名前の通り、ロープの長さを自在に調整できる結び方。使用シーンとしては、タープの張り綱などに最適です。自在金具がない場合でも、ロープのテンションを調整可能なので、チャレンジしてみてください。

風が強い日に、タープを緩みにくくする効果もあります。もやい結びをマスターした方は、ぜひチャレンジしてください。

巻き結び(クローブヒッチ)

柱やポールなどにロープを固定したいときに、おすすめの結び方。荷物の重さを利用して締めるため、初心者でも簡単に結べるのが特徴です。

外すのも容易なため、覚えておくと便利です。時間がかからないため、一時的に荷物を固定したいときにも最適。

本結び(スクエアノット)

ロープを2本以上使用する際には、こちらの結び方がおすすめ。同じ太さのロープ同士を結ぶ際には、基本的となります。

荷物の固定や包帯を結ぶ際などにも使用可能。緊急時や災害時にも役立つ、万能な結び方です。

ひとつえつぎ結び(シートベンド)

こちらは、太さが違うロープを結ぶ際に適した方法。キャンプシーンでは、予備のロープをつなげて、長く使用したい場合もあるでしょう。

その際に、簡単にロープの長さを延長できて便利です。強度があり、安心して使えます。

ふた結び(フィッシャーマンズノット)

ロープの端同士を結び合わせるときは、ふた結びをしてください。強度が高く、滑りにくいのが特徴。

そのため、登山やクライミング、釣りなどのアウトドアシーンでもよく活用されます。

中間者結び(バタフライノット)

ロープの中間に固定された輪を作れます。荷物を吊り下げたり、中間支点を作ったりしたいときに適しています。

テントの周辺に設置しておくと便利なので、覚えておくといいでしょう。バーベキューでもおすすめです。

トラッカーズヒッチ

荷物をしっかりと固定したいときは、トラッカーズヒッチがおすすめ。強度が出るため、トラックの荷台で荷物を固定するときなどにも使用されます。

ツーリングキャンプやソロキャンパーにも人気です。

8の字結び(フィギュアエイトノット)

ロープの端に結び目を作る際に使用される結び方。滑りにくく、解けにくいのが特徴で、クライミングや登山、救助活動などで活用されます。災害時のために、習得しておくのがおすすめです。

一重つぎ(はた結び)

太さや材質が異なるロープを結ぶ際には、一重つぎが最適。難易度が低いため、初めてでも簡単。解くのも容易なので挑戦してみてください。

キャンプでは、ロープの延長や補修時に活躍します。強度は弱めのため、応急的や簡易的な使用がおすすめです。

用途別のおすすめロープ10選を紹介

ここでは、用途別におすすめのロープをご紹介します。取り回しやすいロープや強度抜群なロープ、コストパフォーマンスを重視したい方におすすめのロープなど、ニーズによって参考にしてください。

取り回しやすいロープ

ヴァストランド VASTLAND 自在ロープ 4本セット テント タープ ガイロープ 紐

・カラー:ホワイト、ブラック、レッド
・サイズ:2.5m、4m

こちらの商品は、反射材入りで視認性が高いのが特徴。夜間の利用にも最適です。直径4mmのため初心者でも扱いやすい仕上がり。

用途もさまざまで、ソロキャンパーからファミリーキャンプまで、幅広いシーンで利用できます。ロゴが付いた自在金具も付属しており、お得感があります。

キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) テント・タープ部品 ロープ テントロープ ガイドロープ カラーロープ

・カラー:オレンジ
・サイズ:5mm×20m

キャプテンスタッグは日本のアウトドアブランド。キャンパーならば、誰もが知っているといっても過言ではありません。どのアイテムも品質がよく、デザイン性にも優れています。

こちらのロープは、カラフルでおしゃれ。テント設営用に適しています。自在金具が付属しており、長さ調整もしやすいため、初心者も安心。耐久性が抜群なのも、ポイントです。

ガイロープ パラコード ロープ テントロープ ガイライン タープロープ 反射 6本 セット 4mm * 4m キャンプ アウトドア アルミニウム 自在金具付き 収納袋付き 耐荷重260kg

・カラー:ブラック
・サイズ:4mm×4m

反射性を重視したい方は、こちらの商品をチェックしてください。一般的な商品よりも反射性に優れているため、夜間の使用が多い方に最適。

また、耐荷重260kgと丈夫で、耐久性もあります。長く使える上に、6本セットなのでお得感があります。自在金具つきで、到着したらすぐに使用可能です。

Abma Cord ガイロープ テントロープ 3mm/4mm 反射パラコード 自在金具付き 30m/50m 耐荷重200kg/300kg キャンプ テント タープ アウトドア用

・カラー:反射アーミーグリーン
・サイズ:3mm×30m

細目のロープを探している方は、こちらの商品がおすすめ。3mmと細い作りになっていますが、強度は抜群。反射性にも優れているため、夜間の使用にも最適です。

また、細いロープながら耐荷重300kgと丈夫なため、重い荷物用としても使えます。細くて場所をとらないため、災害用や緊急用に常備しておくといいでしょう。

LIOOBO テントロープ 4mm ガイロープ 高強度 高耐候性 パラコード 軽量 多機能 タープロープ 長さ10m 自在金具付き 反射材入り 収納バッグ付き キャンプ アウトドア 4本セット (赤) (オレンジ)

・カラー:黄色
・サイズ:4mm×10m

こちらの商品は、伸縮性があり、衝撃吸収性に優れているナイロン製。耐久性にも優れているため、ハードに使いたい方にも最適です。黄色は目立つ色のため、キャンプ場で映えます。

また、反射性もあるため、夜間や暗い場所でも安心。収納袋つきなので、持ち運びも簡単です。荷物をまとめたい方は、ぜひチェックしてください。

強度が必要なときに使うロープ

ROTHCO(ロスコ) ナイロンパラコード 30m(100ft) TURQUOISE 129

created by Rinker
ROTHCO(ロスコ)
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・カラー:ターコイズ
・サイズ:30m

ロスコは、1953年にアメリカで設立されたミリタリーウェアとアウトドア用品のブランドです。軍隊用の製品を多数製造しているため、耐久性は抜群。アメリカ製の商品を探している方にもおすすめです。こちらのロープは、強度を重視したい方に最適。耐荷重は250kgもあるため、重い荷物を固定する際にも安心です。

Atwood Rope MFG 550 パラコード 100フィート 7ストランド コア ナイロン パラシュート コード 外側 サバイバルギア 米国製 | ストラップ、ブレスレット、ハンドルラップ、キーチェーン(バーントオレンジ)

・カラー:オレンジ
・サイズ:30.48m

パラコードは、アメリカのブランドです。本国アメリカでは、軍隊や警察、消防でも商品が採用されており、信頼性が高いといえます。

耐久性や強度を重視したい方は、ぜひチェックしてみてください。カラーバリエーションが豊富で、デザイン性にもこだわりたい方も、満足する一品です。

Paracord Planet MIL 仕様商用グレード 550 ポンド タイプ 3 ナイロンパラコード 100 feet

・カラー:レッド
・サイズ:30m

こちらもパラコードの商品です。米軍で採用されているブランドのため、耐久性抜群。実用的かつ、シンプルなデザインで汎用性もあります。ハードに使いたい方は、ぜひ注目してください。

カラーバリエーションが豊富なため、テントやタープなど使用シーンや好みに合わせて選べるのもポイントです。

コスパが気になる人におすすめのロープ

Abma Cord パラコード 4mm 9芯 30m/50m テントロープ ガイロープ 耐荷重280kg 固定用紐 サバイバル アウトドア アクセサリー制作用

・カラー:アーミーグリーン
・サイズ:4mm×30m

テントやタープの設営、物干しなどに最適なロープです。リーズナブルですが、耐荷重280kgと強度は抜群。アクセサリー制作に使用されている場合もあり、工夫次第でさまざまなシーンに使用できます。

ナイロン製で扱いやすく、初めてロープを購入する方にもおすすめです。

多用途ロープ 多機能ロープ 多目的ロープ 園芸ロープ 洗濯ロープ 10mm カラビナ付 多機能コード 補助ロープ 耐荷重1200kg 10M/20M/ テントロープ 防災 安全 アウトドア活動アクセサリー アウトドア キャンプ 防災 収納袋付き(イエロー10M)

・カラー:イエロー
・サイズ:10mm×10m

太目のロープを探している方には、こちらの商品がおすすめ。10mmと一般的なロープよりも太い作りになっていて、とても丈夫です。カラビナがついているため、さまざまなシーンですぐに使用可能。

予備のロープとして持っておくと安心です。耐荷重は1200kgとなっており、荷物をまとめるときにも活躍します。

ロープワークは何で練習する?

ロープワークは、初心者には難しいもの。しかし、練習すれば必ずマスターできます。ここでは、練習方法について、以下の項目に分けて解説していきます。ぜひ参考にしてください。

  • パラコードを使った練習
  • フォアの部や椅子の足を支点にする
  • 繰り返し練習する

パラコードを使った練習がおすすめ

パラコードを使った練習がおすすめ

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パラコードは扱いやすいため、練習用に最適。また、強度があって実践用としても使えるため、1本用意しておくのがおすすめです。カラーも豊富で視認性もよく、練習の成果がわかりやすいのが魅力。初心者からベテランキャンパーまで、幅広い人が練習や実用に使っています。

ドアノブや椅子の足を支点にするとより実践ライクになる

ドアノブや椅子の足を支点にするとより実践ライクになる

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ロープワークの練習をするときは、自分がアウトドアで使用している様子をイメージするのが上達のコツ。

自宅で練習する際は、ドアノブや椅子の足、ポールなどを支点に見立てて、ロープを結んだり解いたりすることで、現地での応用力が格段に高まります。慣れてきたら、左右の手の使い方や、スピードも意識すると、よりスムーズに結べます。

繰り返し練習するのが命

繰り返し練習するのが命

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ロープワークを習得するには、繰り返し練習するのが重要。シンプルなロープワークであっても、本番環境では寒さや焦り、明るさなどに影響して、うまくできない場合もあるでしょう。

しっかり練習しておけば、どのような環境下でも結べるようになるため、コツコツと取り組んでみてください。

まとめ

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ロープワークは、アウトドアの快適性と安全性を高めるためのポイントとなります。正しい結び方を知り、繰り返し練習することが成功のカギ。記事の内容を参考にして、次回のキャンプでは、ぜひ実践してみてください。

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