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バトニング

バトニング最強のおすすめナイフ10選!【初心者必見の選び方や注意点など】

近年、キャンパーを始めアウトドア好きの間で流行しているブッシュクラフト。中でも手軽に始められると人気の高いブッシュクラフトが、ナイフで薪を割る『バトニング』です。せっかくのキャンプ・アウトドアなら、本格的なナイフを使いこなして格好よくバトニングしたいですよね。

こちらの記事では、バトニングについての解説と、バトニングに向いた最強ナイフの紹介をします。ぜひバトニングナイフ選びの参考にしてくださいね。

バトニングとは?

バトニング

バトニングとは、ナイフを使用して薪を割ることを表すアウトドア用語です。英語では「Batoning」と表記され、元々はバトン(棒状の道具・棍棒)でナイフ等を叩く行為を指していたと考えられています。

火起こしの際に大きな薪では火が着きにくいので、着火しやすいように小さな薪を作るために行うのがバトニングです。片手で持てるサイズの薪にナイフの刃を立て、木槌や他の薪などでナイフの背を叩き薪を細かく割っていきます。

ナイフでバトニングする理由

ナイフでバトニングする理由は、大きく分けると以下の3つです。

誰でも簡単にできる

バトニング

ナイフを使ったバトニングは、難しい技術を必要としないので初心者でも挑戦しやすいのが特徴です。バトニングに適したナイフがあれば、誰でも簡単に薪を割ることができます。

また、斧などによる薪割りは筋力に自信のない方にとっては不安な方法ですが、ナイフであれば誰でも十分に扱える重量であるため安心です。
技術的にも筋力的にもハードルが低く、誰でも簡単にできるというのがナイフを使いバトニングを行う理由の1つです。

荷物がコンパクトになる

 

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大きな道具を必要としない点も、ナイフを使ったバトニングのメリットです。鉈や斧と違い、ナイフは携行性に優れるため荷物がコンパクトになります。

1人で軽量キャンプに臨む際も、仲間とワイワイ楽しむキャンプにも、荷物のコンパクト化は大きな魅力ですよね。荷物をコンパクト化・軽量化できるといった点もまた、ナイフを使いバトニングを行う理由です。

焚き火の途中でもすぐバトニングできる


焚き火を始めてから「薪が大き過ぎたかな」と感じた時など、焚き火の途中であってもすぐに薪を割ることのできるといった点もまた魅力です。サッとナイフを取り出し、手早く薪割りができます。

焚き火の最中は基本的に火から離れる事ができず、薪を割りに行ったり小枝などを集めに行ったりすることが難しいケースが大半です。火から離れず、焚き火の途中でもすぐにバトニングができるのはナイフならではですね。

バトニングのコツ・注意点

節のある薪は避ける

節

木の節はとても硬く、ナイフを傷つけてしまう可能性があります。また、力が変な方向に加わってしまい、怪我をしてしまう恐れもあります。
バトニングをする際の薪選びは、このような節が無いものを選ぶようにしましょう。

しっかり固定する

バトニング

薪はしっかりと固定した状態でバトニングを行いましょう。
固定しないでやってしまうと、うまく薪が割れなかったり、ナイフが暴れて怪我をする恐れがあります。

土壌のしっかりとした地面や、平らな場所で固定してからバトニングを行うようにしましょう。

怪我をしないようにグローブをつける

キャンプグローブ
参照:Amazon

初心者の方は怪我をしないように必ずグローブを付けてやりましょう。
バトニングでは、割れた薪の破片が手に刺さったり、ナイフで自分の手を切ってしまう恐れがあります。そうした怪我を防ぐためにも、グローブは必須アイテムとなっています。
いわゆる焚き火グローブを使うと良いでしょう。

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火起こしで大活躍のフェザースティックの作り方も合わせて確認しておきましょう!

バトニング用のナイフの選び方

ナイフでバトニングする理由を紹介したところで、ここからはバトニング用のナイフの選び方について説明していきます。

フォールディングではなくシースナイフを選ぼう

シースナイフ
参照:Amazon

ナイフには大きく分けて2種類のナイフが存在します。刃の部分(ブレード)を折り畳んで柄の部分(ハンドル)に収納することのできる「フォールディングナイフ」と、刃を折り畳む事なく鞘(シース)に収納するタイプの「シースナイフ」の2つです。

バトニングはナイフの刃を叩いて薪を割っていくため、バトニング用のナイフには頑丈な構造である事が求められます。フォールディングナイフとシースナイフを比べると、刃と柄が一体となったシースナイフの方が頑丈な構造です。

そのため、フォールディングナイフではなくシースナイフの方がバトニングに向いています。

刃が厚いものを選ぼう

バトニングナイフ
参照:Amazon

バトニング用のナイフ選びには、刃の厚さが重要なポイントです。バトニングは薪に食い込んだナイフの厚みで、木を押し広げて割くようにして薪を割っていく手法です。そのため、ナイフの厚みがバトニングのしやすさに直結します。

刃の薄いナイフでは薪の割れ目が広がらず、ナイフを深い所まで食い込ませなければ薪を割ることができません。
そのためバトニング用のナイフには、効率よく薪を割ることのできるよう厚みのあるものがおすすめです。

強度が高いものを選ぼう

バトニングナイフ
参照:Amazon

ナイフの強度もまた、バトニング用のナイフ選びでチェックすべきポイントです。

バトニングでは刃の背を叩いて薪を割るため、ナイフには非常に大きな負荷がかかります。そのためバトニングの途中で刃が折れてしまうことのないよう、強度が求められるのがバトニング用のナイフです。また、ナイフを長く愛用していくためにも強度は重要です。

バトニング用のナイフには、強度のあるものを選びましょう。

ある程度長いものを選ぼう

大型ナイフ
参照:Amazon

他と比べ忘れられがちなポイントがナイフの長さです。ナイフの刃が短いと薪から出ている部分が少なくなり、ナイフを叩くことができなくなってしまいます。
叩く部分をしっかりと確保するためにも、バトニング用のナイフは長いものがおすすめです。

フルタングが最強のナイフ

モーラナイフ フルタング
参照:Amazon

バトニング用のナイフとして最強と言われるナイフが「フルタングナイフ」です。

フルタングナイフとは、刃の金属が柄の終端まで入っている構造のナイフを指します。イメージとしては、刃の一部を柄で包み込んでいるような状態です。そのため、他のナイフと比べ非常に高い強度を持った構造になっています。

先述のように、バトニング用のナイフに欠かせないのは高い強度です。強度に優れるフルタングのナイフこそが、最強のバトニング用ナイフと言えます。

バトニング最強のナイフ10選

Morakniv(モーラナイフ) ガーバーグ スタンダード

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モーラナイフ(Morakniv)
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刃の素材:ステンレススチール
刃の厚み:3.2mm
刃の長さ:10.9cm

100年以上続くスウェーデンの老舗ナイフメーカー、Morakniv(モーラナイフ)の人気商品がこちらのガーバーグ スタンダードです。
プラスチック製の鞘が付属するシースナイフで、バトニングに必要な強度のあるフルタングの構造となっています。

素材としては錆びに強いステンレス製の刃にポリアミドの柄であり、水回りでの使用も可能です。
バトニングの他にも様々なアウトドアで使用する事のできる便利なバトニング用のナイフと言えます。

Morakniv(モーラナイフ) コンパニオン スパーク

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モーラナイフ(Morakniv)
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刃の素材:ステンレススチール
刃の厚み:2.5mm
刃の長さ:10.4cm

コンパニオン スパークは、モーラナイフのファイアスターター付きバトニング用ナイフです。
先ほどのガーバーグ スタンダードと比較すると小ぶりで取り回しに優れています。細かな作業が行い易くなるため、バトニングで割った後の薪をさらに小さく切り火口を作ったりする際に便利です。

またそうして作った火口を使い、付属のファイアスターターで着火するような使い方もできます。
バトニングで割った薪の先の使い方まで想定したバトニング用のナイフです。

Morakniv(モーラナイフ) ブッシュクラフト サバイバル

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Morakniv(モーラナイフ)
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刃の素材:カーボン
刃の厚み:3.2mm
刃の長さ:10.9cm

モーラナイフのブッシュクラフト サバイバルは、カーボンの刃が特徴のバトニングナイフです。
ステンレス製の刃と比べるとカーボンの刃は切れ味に優れ、様々な物に対してより軽い力で切る事ができます。

そしてセットの鞘には砥石が取り付けられており、必要に応じていつでも刃を研ぐ事が可能です。
更にファイアスターターも付属し、ブッシュクラフト サバイバルの名の通り様々なブッシュクラフトやサバイバルでの活躍が想定されます。

Morakniv(モーラナイフ) コンパニオン

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モーラナイフ(Morakniv)
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刃の素材:ステンレススチール
刃の厚み:2.5mm
刃の長さ:10.4cm

モーラナイフ製のナイフの中でもコストパフォーマンスに優れたナイフがこちらのコンパニオンです。
小ぶりで取り回しが良く、ブッシュクラフトに慣れていない方にも使いやすいナイフと言えます。

また価格もリーズナブルで、バトニング初心者のお試し用ナイフとしてもおすすめです。
錆びに強いステンレス製の刃であるためメンテナンスがしやすいという点も含めた扱いやすさやリーズナブルな価格、まさにブッシュクラフト初心者の入門向けのナイフとなっています。

BarkRiver(バークリバー) ブラボー1 A2

刃の素材:A2鋼
刃の厚み:5.5mm
刃の長さ:10.7cm

ブラボー1 A2はアメリカのナイフブランドであるBarkRiver(バークリバー)のアウトドア向けナイフです。
厚さが5.5mmあるA2鋼の刃は、バトニングで薪を割るにあたって十分に信頼のできる強度を持ちます。
重量も209gと重厚感があり、力が必要な場面で便利です。
使用者の評判も良く、切れ味や耐久、握る手への馴染みや重量感などのバランスが素晴らしいとブッシュクラフト経験者の中で人気のバトニング用ナイフとなっています。

KA-BAR(ケーバー) ベッカーBK2 キャンパニオン

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ケーバー
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刃の素材:1095CroVan炭素鋼
刃の厚み:6.0mm
刃の長さ:12.7cm

今回の記事でご紹介するバトニング用ナイフの内、最も重量のある大型のナイフがベッカーBK2 キャンパニオンです。
刃の厚みが6.0mm、刃の長さが12.7cmあり、重量が420gあります。
大型で重量のあるナイフはまさにバトニングでの薪割りに向いており、快適かつ豪快にナイフによるバトニングを楽しむ事が可能です。

見た目も非常にシンプルで堅牢な造りをしており、ワイルド感の強いバトニングナイフをお求めのキャンパーにおすすめのナイフです。

VICTORINOX(ビクトリノックス) アウトドアマスターL

刃の素材:ステンレススチール
刃の厚み:4.0mm
刃の長さ:10.0cm

アウトドアマスターLは、シンプルかつ堅牢な構造で重量感のあるフルタングナイフです。
先述のベッカーBK2 キャンパニオンと比較すると、刃の厚みが4.0mmで重量が220gと扱いやすくなっております。

柄の素材は耐熱・耐水・耐摩耗性に優れたマイカルタで、鞘は頑丈で防水性に優れたカイデックス、刃はステンレスと様々な環境での使用が想定され、更にはファイアスターターが付属と、まさにアウトドアマスターと言えるナイフです。

Helle(ヘレ) ディディ ガルガル

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Helle
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刃の素材:ステンレススチール
刃の厚み:3.0mm
刃の長さ:12.9cm

ノルウェーに工房を持ち、ハンドメイドのナイフで人気の高いHelle(ヘレ)のナイフの中でも特に人気なのがこちらのディディ ガルガルです。
品質の高さが評判のHelle製品の中にあっても、ディディ ガルガルを選んでおけば間違いがないと言われています。

12.9cmの刃の長さがありバトニング可能な薪の範囲が広いですし、フェザースティック等の木工にも十分使用できる使いやすさです。
リーズナブルとは言い難い価格ですが、1本を長く愛用したいキャンパーにおすすめのナイフです。

Helle(ヘレ) ワバキミ

刃の素材:トリプルラミネートステンレススチール
刃の厚み:3.0mm
刃の長さ:8.4mm

ワバキミは、品質の高いHelle製の小型ナイフです。刃の長さが8.4cmと今回ご紹介するナイフの中で最も小さく、取り回しに優れています。
短い刃と握りやすい柄が特徴で、その扱いやすさを活かしてバトニング以外にも調理や細かな木工など、活躍の範囲が広大です。

小型ナイフ故に重量も軽く、135gとなっています。バトニング以外のマルチな用途やコンパクトさ・携行性を求めるキャンパーにおすすめのバトニング用ナイフです。

Helle(ヘレ) テマガミ

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刃の素材:トリプルラミネートカーボンスチール
刃の厚み:3.0mm
刃の長さ:11.0cm

高品質なHelle製品で、カーボンブレードの切れ味を持つナイフがこちらのテマガミCAです。
同じHelle製品のワバキミよりも長い11.0cmの刃を持ち、フェザースティックなどの木工・ブッシュクラフトも行い易いと評判のナイフとなっています。

カーボンの刃は切れ味が良いため調理も可能ですが、ステンレス等と比較するとしっかりとしたメンテナンスが必要とされるため上級者向けです。慎重なメンテナンスで切れ味を保ちつつ長く使いたい人におすすめのナイフと言えます。

まとめ

バトニングナイフまとめ
薪を割るバトニングのためのナイフでも、取り回しに優れたナイフから重厚感のあるナイフ、またファイアスターター付きのモデルなど種類は様々です。

注目すべきポイントには

  1. シースナイフである事
  2. 刃の厚みがある事
  3. 強度が高い事
  4. 刃の長さがある事

が挙げられます。

こういった点をチェックし、是非あなたにピッタリのバトニングナイフを手に入れてくださいね。

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