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スキレットの選び方とおすすめ10選【使うだけでキャンプ料理が美味しく】

アイキャッチ画像出典:Unsplash

キャンプ飯を美味しく作りたいですよね。
そんなあなたにぴったりなのが「スキレット」です。

スキレットとは熱伝導と蓄熱性が高い鉄製の鍋です。
これで料理すると肉はジューシー、パンケーキはふっくら厚めに仕上がり、大抵のものはおいしくなります。
キッチンもダイニングもキャンプ場もおしゃれにキマリます。

スキレットなんてどれも同じただの黒くて重い鉄板だなんて思わずに1度選んで使ってみてください。
数百円のものから数万円まである多様な品ぞろえにひとり1枚ずつ揃えたくなりますよ。

この先インチ表記が多くなります。1インチ=2.54cmです。念のため。

スキレットの選び方

 

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スキレットの選び方の要素は大まかに3つあります。
メンテナンスの容易さ、重さ、家庭での使用の有無です。

素材や加工によりメンテナンスが容易になり、使用人数は重さに比例します。
IH調理器やオーブンで使用するとなると対応品や適応サイズ、取っ手の着脱の可否で選ぶことになります。

スキレットは素材で選ぶ

 

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スキレットは基本的に鉄製です。
ですので「表面加工・成型方法で選ぶ」という方が正しいかもしれません。

陶器製のものもありますが、スキレットと呼ぶことに賛否両論ありそうなのでここでは”主に”鉄素材のものだけを扱います。

鋳鉄製スキレット

 

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表面加工されていないものです。
シーズニングという初使用時の儀式と使用後にも手入れが必要です。

表面加工されていないので高火力でも遠慮なくガンガン使えます。
初使用時のワックス落としの時以外は洗剤を使用しないのが基本です。
ですが、油を塗ってしっかり焼くシーズニングが繰り返ししっかり行われていれば、洗剤を使用しても強固な油の膜は剥がれません。

面倒な方にはシーズニング済みのスキレットをおすすめします。

ホーロー加工スキレット

ホーロースキレット
参照:Amazon

カラーバリエーションが豊富で、選んだり、テーブルコーディネートの楽しみがあります。
シーズニングも不要で洗剤で洗えます。
小型のものをそのままお皿として使ってもかわいいですよ。

ホーロー加工は強火力で黒く焦げたり剥がれる場合もあるのでハードすぎる使用には向きません。
焦げるとかわいさ半減ですしね。

黒皮鉄板製スキレット

 

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熱伝導と比熱(冷めにくさ)は鋳鉄製とほぼ同じながら、製品の時点ですでに黒錆び加工されており洗剤で洗えます。

見た目は光沢のある黒で”ピアノブラック”に近い高級感がありますが、使い込むうちに黒皮鉄板本来のシブいグレーに変わります。
おいしく調理できて手間も少ないすぐれ物です。

スキレットは大きさで選ぶ

 

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大は小を兼ねると言いますが、スキレットに関してはこの格言が当てはまりません。
大きくなれば確実な重量増となります。
10インチ以上ですと料理によってはスキレット+蓋+料理で5kg超となることもあります。

調理器具と食器を兼ねる場合もありますので用途と筋力にあった大きさを選ぶことが大切です。

6.5インチ(16.51cm):パンケーキ一枚サイズ
8インチ(20.32cm):目玉焼き3個
9インチ(22.86cm):目玉焼き4個(食パン一枚入るサイズ)
10.5インチ(26.67cm):約27cmなので一般的なフライパンサイズ
12インチ(30.48cm):アウトドアパーティーで豪快に大人数用

round black cast-iron pan with bread
出典:Unsplash

スキレットは片側に取っ手がついている物が多いですが、重い大型のスキレットは反対側に少しでも持ち手があると楽に運べます。

スキレットは蓋の有無で選ぶ

 

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蓋は別売りでラインナップされていることが多いです。

蓋無しでは、「焼く・炒める・煮る・揚げる」ですが、蓋があると「蒸す・燻す」が加わり料理の幅が広がります。
同じ焼くでも蓋をすると全面からの加熱とベイスティング効果でよりおいしく仕上がります。

スキレットは取っ手の着脱の可否で選ぶ

 

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基本的に取っ手も本体と同じように熱せられるスキレットでは、取っ手カバーは必須です。
しかし、取っ手が着脱できると、熱している間は外しておけばカバーなしでも火傷の心配はありません。
収納サイズも小さくできますしね。

調理後そのままテーブルに出す場合も取っ手を外せば場所をとりませんし、引っかけてこぼすトラブルも避けられます。
自宅使用の際にオーブンに入れやすくなり汎用性も広がります。

スキレットはIH対応の可否で選ぶ

IHクッキングヒーター・コンロのイラスト
出典:いらすとや

意外かもしれませんが結構、IH調理器具に対応しています。

しかし鍋底の大きさに制限のあるIH機器や、高温で使用できない安全装置がついている機器ですと、使用できなかったりスキレットのメリットを活かせない可能性があります。
蓋がある場合、IH機器で蓋のみを熱することはできないので、使用後にカセットコンロで水気を飛ばしメンテナンスしなければならないなんてこともあります。

鋳鉄製のおすすめスキレット5選

 

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スキレットの定番中の定番である鋳鉄製です。
使用前後のメンテナンスがアウトドア気分を盛り上げてくれます。

LODGE(ロッジ) スキレット 8インチ

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ロッジ(Lodge)
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素材:鋳鉄
サイズ:直径20cm x 深さ4cm
重量:1.7kg

スキレットといえばLODGE(ロッジ)でしょう。

大豆油でシーズニングされた状態で届きます。
お湯で洗えばすぐ使えますが、使用後は洗剤を使用せずに洗い、火にかけてよく乾かし、熱いうちに食用油を塗ってください。
使用後はどのスキレットでも似たような手入れが必要です。

鉄製と中身が見えるガラス製の蓋が発売されています。
鉄製の方が圧力がかかっておいしくできそうですが、8インチの蓋は注ぎ口がふさがれないので鉄製蓋でも圧力はかかりません。
とはいえ鉄製の方がかっこいいのは間違いないでしょう。

 

Coleman(コールマン) クラシックアイアンスキレット 10インチ

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コールマン(Coleman)
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素材:鋳鉄
サイズ:W415mm x D275mm x H100mm(鍋深さは約50mm)
重量:4.4kg

シーズニング不要な蓋つき鋳鉄製スキレットです。
蓋裏にはリベットがあり、セルフ・ベイスティング効果でおいしく調理できます。

使用前のシーズニングは不要ですが、使用後は完璧に水気を飛ばして油を塗ってから収納しましょう。
収納袋付属なのがうれしいです。

LOGOS(ロゴス) 合体できるスキレット

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ロゴス(LOGOS)
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ロゴス(LOGOS)
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サイズ:浅型 W450mm x D230mm x H70mm / 深型 W450mm x D230mm x H100mm
素材:鋳鉄
重量:浅型 1.8kg / 深型 2.3kg

取っ手が外せてオーブンにも入れやすいです。
浅型と深型が合体できて、浅型にはリベットがついているので、高級鍋のストウブ同様のセルフ・ベイスティング効果もあります。
しかも、2つ揃えると当然取っ手も2つになるので、重い鋳鉄製のスキレットを両手持ちできます。

しかし、特に深型を蓋として使用する際は、重たい蓋を取っ手で両手持ちしてひっくり返すので、取っ手が外れて落ちないように気をつけてください。
合体や取っ手が外れるギミック感が男心をくすぐります。

イシガキ産業 スキレット オーブン18cm

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イシガキ産業
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素材:鋳鉄、鋼、スチール
サイズ:W310mm x D200mm x H90mm
重量:2.37kg(本体+蓋)

浅いスキレットと深いスキレットの合わせ技です。
網も付属していますので燻製も作れて便利です。

蓋となる浅いスキレットは焼き目がつくように底面が波形に成型されています。
円型以外にオーバル型も発売されてますので、料理によって使い分けることができます。

FINEX(フィネックス) キャストアイアン スキレット 10インチ

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素材:本体 鋳鉄/取っ手 ステンレス
サイズ:本体 外径260mm x 深さ50mm(取っ手含まず)/蓋 外径260mm
重量:本体 2.74kg/蓋 1.62kg

最高級スキレット。価格もデザインも芸術品級です。

八角形の本体に螺旋状のステンレス製取っ手、その先には真鍮のフック穴が輝きます。
板厚が6mmと一般的なスキレットより厚みがあるので蓄熱性に優れ、素材の味を極限まで引き出します。
ラインナップは8インチからありますが、専用蓋の設定が10インチからなので10インチ以上がおすすめです。


キャンプサイトで異彩を放つ美しさ。食材を入れて蓋をすると5kg前後になりますので覚悟も必要です。

ホーロー加工のおすすめスキレット3選

 

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多彩なカラーバリエーションで食卓を彩ります。
強すぎる火力はホーロー加工を傷めるのでほどほどに。

LE CREUSET(ルクルーゼ) スキレット ホーロー IH対応 16cm

サイズ:W189mm x D303mm x H45mm
素材:鋳鉄(ホーロー加工)
重量:1.28kg

LE CREUSET(ル・クルーゼ)の原点である鋳物ホーローのスキレットです。
内面はマットホーロー、外面はつやのあるホーロー加工で美しく手入れも簡単です。
調理後そのまま食卓に並べればワイルドなアウトドア料理に華を添えます。

百年鍋と呼ばれ、世代を超えて受け継がれると言われる鋳物ホーローの先駆者的ブランドです。

staub(ストウブ) スキレット グレー 16cm

サイズ:W160mm x D300mm x H42mm
素材:鋳鉄(ホーロー加工)
重量:1.1kg

フランスの高級調理器メーカーであるstaub(ストウブ)初のホーロースキレットです。
内側のマットエマイユ加工(艶消しホーロー)で焦げ付きを防ぎます。
小型のスキレットなので、調理後にそのまま食卓に並べてテーブルコーディネートを楽しみましょう。

CHUMS(チャムス) ホーロー スキレット 8インチ

サイズ:W315mm x D205mm x H55mm
素材:鋳鉄(ホーロー加工)
重量:1.6kg

前述2件の高級ホーローブランドと比較するとかなりお値打ちなCHUMS(チャムス)。
キャンプ用品だけどワイルドというよりかわいい・おしゃれ寄りのブランドです。

内側も白く艶のあるホーロー加工でアウトドアでも自宅でも食卓をかわいく飾ってくれます。
内側が白いので焦げが少々目立ちがち…。

裏面のペンギンっぽいのは飛べる鳥のカツオドリらしいです。
ブランド名もデザインも文句なくかわいいですね。

黒皮鉄板のおすすめスキレット2選

 

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数少ない黒皮鉄板のスキレットです。
板状の黒皮鉄板をそのまま使用する猛者もいます。

UNIFLAME(ユニフレーム) スキレット7インチ+蓋+収納ケース+レザーハンドル

サイズ:鍋W310mm x D180mm x H40mm
素材:鉄(シリコン焼き付け塗装)
重量:1.5kg

7インチ蓋付きスキレットにピッタリサイズの収納ケースと、めちゃかっこいい革製取っ手カバーのセットです。
鉄をたたいて成型していますので、型に鉄を流し込む鋳鉄よりヒートショックに強いです。

収納ケースには本体とは別に蓋を収納できるポケットがついていて干渉傷を防ぎます。

透明シリコン焼き付け塗装が施されているためシーズニング不要で、使用後も洗剤で洗えるメンテナンスフリーの美しいスキレットです。

UNIFLAME(ユニフレーム) スキレット 10インチ

素材:黒皮鉄板
サイズ:W390mm x D250mm x H50mm
重量:3.2kg

珍しい黒皮鉄板製の10インチスキレットです。

前述の7インチスキレットとは違い、こちらのクリアラッカー焼付塗装は販売・使用まで黒皮(表面の酸化鉄)の変質を防ぐためのものですので、使用前のシーズニングが必要です。
使用後は洗剤を使用できます。

使用前は黒光りする美しい表面ですが、これは表面保護にクリアラッカー塗装されているためで、使い込んでいくうちに黒皮本来のグレーがあらわれます。
ちょっとメンテナンスが簡単なスキレットです。

まとめ

 

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使うだけでおいしくなることは間違いないですが、重いのが難点のスキレットです。
しかし、一般的に女性より料理スキルが劣ることが多いであろう男性が、持ち前の筋力をおいしさに変換できる奇跡のアイテムともいえます。

特にアウトドアでは使用前後のお手入れにも手間と力が必要ですので、ここは男性陣が主導権を持ち、お手入れ片付けまでしっかりやって頼りになる姿を見せつけちゃいましょう。

 
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