コンパクトで丈夫なチタン製のおすすめ焚火台10選【ソロにもおすすめ!】
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日中は寒さも和らぎ過ごしやすくなってきましたが、まだまだ朝夕は冷え、キャンプで焚き火をするにはいいシーズンです。今回は、特にチタン製の商品に絞り焚き火台を紹介します。非常にコンパクトかつ丈夫なチタン製の焚き火台はソロキャンプでの使用にもおすすめです。
チタン製焚火台の魅力
軽くて持ち運びやすい
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焚き火台というと、大きくて分厚くて重たいアイテムというイメージをお持ちの方もいらっしゃるかと思います。チタン製焚き火台の魅力はチタンの特徴である軽さと可変性にあります。使用時と収納時で形を変えることが容易に可能であるため、軽量コンパクトに収納して持ち運ぶことができます。
最もコンパクトなサイズでは、ポケットに入れて持ち運ぶことができるほどの携行性に優れた焚き火台もあります。
丈夫な作り
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チタンはステンレスと同程度の高い強度(鉄の約2倍)を有しており、かつしなりやすく非常に丈夫な素材であるため、重たく大きな薪をくべても十分に耐えられる丈夫な作りとなっています。これに加えて、耐熱温度もステンレスや鉄よりもかなり高く、安心して焚き火を行うことができます。
錆びにくい
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また、ステンレスや鉄などに比べて、チタンは耐腐食性に優れており錆びにくいという点も、チタン製焚き火台の特徴です。キャンプで焚き火台を使用していると、突然の雨で濡れてしまったり、焚き火料理の際にスープがこぼれたりすることはよくあります。そんな時にも、手入れは必要とはなりますが、錆びにくいチタン製の焚き火台であれば、安心して使うことができます。
使うほどに風合いが変わってくる
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チタンは強い熱にさらされると酸化皮膜に変化が起きて表面に焼け色がついて変色します。チタンの酸化被膜は厚さによって、青、赤、黄色、白、紫などに変化します。そのため使い込むほどに、焼き色がドンドン変化するのを楽しめるのです。
これは決してマイナスなイメージを持たれるような特徴ではなく、使い込んでいくうちに風合いに変化が生じ、焚き火台にいわゆる『アジ』が出てきます。ガンガン使い込んで皆様それぞれの『アジ』が出た焚き火台にしていってほしいと思います。
おすすめのチタン製焚火台10選
Bush Craft(ブッシュクラフト)ウルトラライトファイヤースタンド 35×44
素材:フレーム チタン、火床 ステンレスメッシュ
サイズ:使用時 35×44×8cm、収納時 7×7×7cm
重量:352g
付属品:ステンレスメッシュ 、ステーブルスキッド×2、サイドバー×2
まずはじめにご紹介するこちらのチタン製焚き火台は、フレームにチタンを使用されています。1番の魅力は『直火の代用』をコンセプトに可能な限りローダウンされた火床から地面までの距離が10cm以下と、直火で焚き火をしている気分が味わえるというところです。また、サイトの条件が許せば地面を少し掘って設置するとさらに直火気分が上がります。
メッシュ構造の火床は非常に燃焼効率が高く、面積が広いため、大きな薪もそのまま燃やすことができまする。したがって、十分な火力が得られ、焚き火料理もはかどります。収納サイズが非常にコンパクトで軽量であるため、UL主義のソロキャンパーら荷物の多いファミリーキャンパーまで、みんなが喜ぶ焚き火台であると言えます。
MONORAL(モノラル)ワイヤフレームフェザー チタンメッシュ仕様 MT-0111
素材:チタン
サイズ:使用時 30×30×16cm
重量:125g(本体 100g)
付属品:収納袋
こちらの焚き火台は非常に魅力的なポイントに溢れていますが、まずはその見た目が非常に秀逸です。それぞれチタン製のフレームと火床を組み合わせるだけなので組み立ては簡単で、時間も手間もかかりませんが、中央のジョイントで束ねられたスプリング構造の3本のアームパーツは軽量ながら強靱で安定した構造となっています。チタンメッシュの火床は従来の火床と比較して、耐久性・通気性に優れている上に、軽量ながら3角形パターンのテンションボックス構造により非常に安定しています。
また、通気性がいいため薪が燃えやすく、直接水をかけて消火することもできるため消火も容易に可能です。カラードタイベック製収納袋の背面にはポケットがあり、小さなトングなどの焚き火周辺ギアを収納することができます。
Belmont(ベルモント)TABI
素材:チタニウム、ステンレス
サイズ:使用時 23.7×36×17cm、収納時17.8×36×1.5cm
重量:423g(本体 298g、側板29g、網96g)
耐荷重:火床 約15kg、網 約5kg
付属品:収納袋
次にご紹介するこちらの焚き火台は、シンプルな焚き火台としてはもちろんですが、焚き火料理を積極的に行われる方におすすめです。ズレ防止加工の施された焼き網が付いており、大きな薪もそのまま入れることが可能な形状ですが、燃焼効率を考えた構造になっており、調理時にも十分な火力を提供することができます。火床には0.3mm厚のチタニウムを使用し、軽量かつ丈夫な上に非常に組み立ても簡単で、ソロ~少人数でのキャンプにもおすすめです。
tent-mark designs(テンマクデザイン)男前ファイアグリル
素材:純チタン
サイズ:使用時 25×20×15cm、収納時 31×16.5×1.5cm
重量:493g
耐荷重:4kg
付属品:ゴトク、サポートバー×2、収納ケース
こちらの男前ファイアグリルも焚火料理をされる方に非常におすすめのチタン製焚き火台です。チタン製のゴトクが標準装備され、同メーカーの男前プレート(別売り)を同時に使用することができるため、2か所で並行して調理を行うことができるため、非常にスムーズに進みます。見た目のごつさとは裏腹に、約500gと軽量な上、非常にコンパクトに収納、簡単に組み立て可能でソロキャンプにもってこいです。
コンパクトなサイズでありながら、 V字の縦長形状なので大きめの薪もそのまま使用でき、 酸素の供給も前後から空気が抜けますので燃焼効率にも優れています。 ゴトクはシェラカップくらいのサイズであれば保温と調理で2つ並べて載せることができるサイズであり、付属の サポートバーを取り付ければ総重量4キロ程度の鍋も使用することができます。
笑’s (ショウズ) B-6君オールチタニウム・グリルプレートセット II
素材:純チタン
サイズ:使用時 21.5×12.5×18.8cm、収納時 18×12×2.9cm
重量:本体 240g、チタンメッシュグリルプレート 60g
耐荷重:10kg
こちらは、焚き火台のB-6君と専用のチタンメッシュグリルプレートのセット商品です。収納時には、メッシュグリルプレートも本体と一緒に納めることができますので非常に薄くなり、その上、驚くほど軽量です。ソロキャンプでのちょっとした焚き火料理などに、卓上コンロとしても使用できます。バイクツーリングや登山後のキャンプといった場合に最適な焚き火台ですので、ややお値段は高価ではありますがおすすめです。
Bushcraft Essentials(ブッシュクラフトエッセンシャルズ)Bush Box(ブッシュボックス)XL チタン製 コンビネーションキット
素材:純チタン
サイズ:使用時 12.5×12.5×19cm、収納時 19×12.5×1.2cm
重量:665g(本体 505g、その他 160g)
付属品:トライべット×2、収納ケース、ステッカー
こちらの焚き火台の特徴は、他のチタン製焚き火台と比較してもより質の高いチタン素材を使用している点と、組み立てが不要で、ただ本体を広げる数秒あれば、使用可能である点です。非常に軽量、コンパクトかつ、耐久性・防錆性に優れ、キャンプのみならず、時間を節約したい登山や沢登りや渓流釣りといった用途にも最適です。また、通常の焚き火はもちろん木炭、アルコールバーナー、ガスバーナーといった、様々な燃料の使用が可能で、用途や場面に応じて使用する燃料を選択することができます。
またその形状から、クッカーなどの調理器具を載せた状態でも燃料の補給が可能で、大きな開口部取り入れた大量の空気による煙突効果で、燃焼効率も非常に高いです。付属のトライベットは、五徳としての用途に加え、熱くなった本体を移動させるときに使うことができ非常に便利です。また、ユニバーサルグレートは五徳としての用途とアルコールストーブを使用する際には中段にセットして使用することができます。
N-project ネイチャーストーブ
素材:本体 純チタン、火床の金網 ステンレス
サイズ:使用時 23×17×16cm、収納時 26×19×1cm
重量:185g
耐荷重:8kg
付属品:チタンシャフト、高さ調整プレート、収納ケース *交換用金網 別売り
見た目がカッコいいこちらの焚き火台は、収納時にはB5サイズの収納ケースに収まる超軽量・コンパクトな仕様です。ソロキャンプや登山でのキャンプなどUL化を図りたい方に最適です。そんな特徴を持ちながらも、使用時には30cm位の薪が3~4本くべることができ、十分に調理が可能な火力を産み出すことができます。
日本製であり、非常に丈夫な造りではありますが、仮に火床や各パーツの補充交換が必要となっても入手に苦労しずらい点もおすすめです。
VARGO(バーゴ)チタニウムファイヤー ボックスグリルT-433
素材:チタン
サイズ:使用時 20.5×20.5×8cm、収納時 20.5×11×2cm
重量:164g
付属品:収納ケース
こちらは、焼き網まで一体型となっている珍しい形状のチタン製焚き火台です。焚き火台というより、折りたたみ式の一体型バーベキューコンロと呼んだ方が適しています。組み立ては非常に容易ですぐに、焚き火料理を始めることができます。
収納時にはそのまま折りたたんむことにより、付属の専用収納ケースにおさまり、持ち運びも非常に簡単です。
バーゴ チタニウム ヘキサゴン ウッドストーブT-415
素材:チタン
サイズ:使用時 7.6(上部)×12.7(底部)×10.1cm
重量:116g
付属品:収納ケース
こちらは超軽量・コンパクト設計の折りたたみ式ネイチャーストーブで、アルコールストーブの風防でもあります。主に落ち葉や小枝などを燃料として小さな焚き火を行う際に使用できます。焚き火料理として、火力もそれ相応なので、飲み物や食物を少し温めたり軽く焼く程度の用途であればお使いいただけます。
ハンゴーコンロ研究所 ファイヤーピット KIKYO-M[R]Ti
素材:チタン
サイズ:使用時 直径30×18.5cm 各パーツに分解可能
重量:465g
耐荷重:4kg未満
最後にご紹介するこちらのチタン製焚き火台は、ここまで紹介してきた9つの焚き火台とは一線を画す焚き火台です。非常に独特な形状で、ジグソーパズルのように組み立てます。まずこの組み立てを楽しむというスタンスで使用してもらう必要があります。
サッカーボールやタマゴをイメージする半球の形状は、特大のパエリアパンを載せるのには非常に適していますが、キャンプ料理でパエリアパンを高頻度に使われる方はそんなに多くはないかと思います。その他、キャンドルスタンドとして使っても雰囲気はあります。シンプルに焚き火を楽しむなど、どのようにこのデザイン性の高い見ためを楽しむかはお使いになる皆様にゆだねられた焚き火台です。
まとめ
今回は、チタン製の焚き火台についてご紹介しました。特にソロ~少人数のキャンプにおいては非常に魅力的な特徴を有しているチタン製の焚き火台ですが、難点としてはやや高価である点と少し手に入りにくい商品があるというところです。しかしながら、その点を差し引いても余りあるおすすめポイントが多く、これから焚き火台の購入を検討されている方には、是非候補として考えていただきたいと思います。